1984-10-05 第101回国会 衆議院 地方行政委員会 第28号
例えば背叛社事件というのがありましたね。このアナーキストの事件の背叛社事件というのはどういうことかといいますと、一九六八年十月六日に、アナーキストグループの背叛社の和田俊一らが、新宿上落合のアパート小倉荘で火炎瓶を製造中誤って爆発事故を起こして捕まった、こういう事件です。
例えば背叛社事件というのがありましたね。このアナーキストの事件の背叛社事件というのはどういうことかといいますと、一九六八年十月六日に、アナーキストグループの背叛社の和田俊一らが、新宿上落合のアパート小倉荘で火炎瓶を製造中誤って爆発事故を起こして捕まった、こういう事件です。
○柴田説明員 背叛社事件について申されたわけでございますが、この事件は、あの当時の騒然たる情勢の中で、アナーキストが矯激な犯罪行為に立ち上がるという情報を得ました警察官が、情報収集のために協力者をつくりまして、この協力者に実費程度の謝礼を交付しておったという事件でございます。
○神谷信之助君 この問題は、また改めてやりますが、いずれにしろ、あの背叛社事件の裁判でも明らかになっているように、当時では十一万円からの金品が、金が授与された、渡っていますね。そういうことも法廷で明らかになっています。これは重大な私は問題だと思うので、改めてまた機会を得て追及したいと思います。
○諫山委員 この背叛社事件というのはこの問題を考える場合にきわめて教訓的だと思うのです。この「背叛社」の裁判の中で、警視庁公安一課の間々田警部補が上司の承認を得た上で和田俊一という男に五回にわたり十一万円もの金を渡した。これが和田自身の口から証言されているのです。
○柴田説明員 昭和四十三年、背叛社事件というものが起こり、当時御指摘のようなことがあったことは承知をいたしております。ただ、警察は、アナキストを初め極左暴力集団に対しまして不断に視察、取り締まりを行っておるわけでございまして、治安維持の責任を果たそうということで、今後ともアナキストを含めて極左暴力集団の不法事案に対して未然防止に全力を尽くしてまいりたいと考えております。
あるいは会計検査院長も御存じだと思いますが、背叛社事件で警視庁の間々田という警部補があの爆弾製造犯人に十一万円も渡した、こういう事例も出ているわけですよ。それからもう一つ事例があります。これはこの間も申し上げましたが、自分が情報提供者と吐きけを催すくらい酒を飲んでいるような捜査のやり方をやっているのですよ。
警察庁のこの簡易証明で、たとえばこの間、背叛社事件というのがありましたね。これは警視庁の間々田警部補が十一万円余をあの背叛社のいわゆる爆破犯人に渡して、それで爆破練習が失敗してアパートが爆発した、これは公判廷でちゃんと証言しているわけですね。
ところが、これらの協力費が、爆弾製造の資金に利用されていることは、一九六九年の背叛社事件公判で犯人自身から証言されたところでございます。こうした泳がせ政策こそが、連合赤軍などの暴力集団を横行させてきた最大の要因の一つとなっていると発言をしておられます。 このことは、公党対公党の問題であり、事は政府・自民党にとって決定的重大事態であると思うのであります。
この背叛社事件だってそうでしょう。あなたのほうからもらった金で爆弾をつくっているんですよ。実際は、判決はそこまでは言っていませんけれどもね。だから、そんなことを平気でここで言うあなたの感覚を私は疑わざるを得ないわけですよ。しかし、この問題は、時間がありませんから、これで打ち切ります。
これは、私のほうは、背叛社事件の判決がありますから、先ほども、中村国家公安委員長は、林さんの言うような意味の金は渡したことはないと言いますが、これも参考までに読んでみますと、「当公判延における被告人の供述および第九回公判調書中証人間々田敬作、」これは警察官ですね。
○林(百)委員 時間がありませんから、この点についてはまた徹底的にやりたいと思いますが、ただ、トロッキストに金をやっておるということは、背叛社事件の判決でも、ちゃんと裁判所では認めておりますから、中村さんもその点を留意しておいていただきたいと思います。
たとえば、トロツキストを泳がしているという例でよく引くのですけれども、ここに毎日新聞と東京新聞の記事を述べますと、例の背叛社事件があるわけでしょう。まず毎日新聞の一九六九年八月七日付の夕刊を見ますと、「一九六八年十月六日、アナーキスト・グループ「背叛社」の本拠で火炎ビンの爆発事件が発生した。その主謀者和田俊一が実は警視庁公安部のスパイだったのである。
○林委員 背叛社事件の公判定で、証人に出たのはアナーキストの団体、背叛社が出たのですけれども、あなたの答弁の中にもありますように、最近の暴力学生と称するもの、トロツキストと称するか、こういうものにももちろんそういう情報を収集したり、情報の提供を求めたり、場合によってはそれに対する適当な謝礼を提供するとか、そういうコネクションは持っているわけですか、それは全然ないのですか。
○林委員 背叛社事件の場合は、御承知のとおり、背叛社というアナーキストの組織があって、その中の和田という男が情報を提供したということで謝礼を出しておる、こういうようなやり方が他の暴力学生集団にも適用されておる、そういう場合もある、こういうことだと聞いていいですか。
○林委員 そうすると、こういう背叛社事件に要する費用だとか、こういう情報提供者に対する謝礼、それからかつては、これは島根の県警の文書から出たいろいろの情報提供者に対する、協力者への謝礼あるいは飲食費というのがずっと組まれていますが、これはどういう費目に組まれるのですか。
したがいまして、十月六日の爆発事件でたしか十三名検挙しておるわけでありますが、この取り調べの中で、ただいまの点とそれから原宿署がやっております捜査の結果ともにらみ合わせまして、背叛社事件で逮捕いたした被疑者の調べの中から日共本部に対して火炎びんを投げたという被疑者も割れてまいりましたので、これを脅迫事件としてただいま申したように送致をいたした、こういうことでございます。