2021-03-12 第204回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
エアマットが潰れたために背中じゅうにあっという間に褥瘡が広がり、あらゆる基礎疾患がある方が病状が悪化した。その中で、御自宅でお亡くなりになった方もおられました。当時、津波の被害の光景もですが、我が国でいわゆる医療、介護、生活を支える支援が行き届かない、このことに私も大変ショックを受けたことを今でも昨日のように思い出されます。
エアマットが潰れたために背中じゅうにあっという間に褥瘡が広がり、あらゆる基礎疾患がある方が病状が悪化した。その中で、御自宅でお亡くなりになった方もおられました。当時、津波の被害の光景もですが、我が国でいわゆる医療、介護、生活を支える支援が行き届かない、このことに私も大変ショックを受けたことを今でも昨日のように思い出されます。
東日本大震災、熊本地震のとき、先ほども言いましたが、私は東日本大震災のときには気仙沼に行って、そして在宅を訪問して、エアマットが潰れてしまい、そして背中じゅうに褥瘡ができてしまう、そういう方を一軒一軒歩いていくということだったんですが。
当時、気仙沼は、私が入ったのが震災から約一週間、直後だったと思いますけれども、もちろん津波の被害は免れたものの、停電をして、本来、在宅介護・医療を受けている方々、エアマット等が停電によってしぼんでしまって、本当に一日で背中じゅうに褥瘡が広がってしまう、そういった、本当にどこから手をつけていいんだか全くわからないというような状況の中から、私たちは、一軒一軒おうちを訪ねていって支援をしていった。
そして、一旦停電になってしまうと、例えば、褥瘡予防、寝どこ予防のために使っていたエアマットが潰れてしまう、その後、膨らますことができず、停電が復旧はしたもののできずというところで、ほんの一日二日であっという前に褥瘡、寝どこが背中じゅうに広がってしまった。これが、東日本大震災のとき、我々としては、大変なことだということで対応したわけです。
公序良俗に反するようなこういう写真までありますけれども、背中じゅう赤くあざができておるというような状況で、五名の方々が七日ないし十日間の治療を要する、中には入院を要するけがをいたしました。