1983-04-15 第98回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
それから第二点は、放射線の利用による研究がなされるわけでありますけれども、この点はすでに農業技術研究所の育種部門で経験済みであると思います。しかしながら、この種のものにつきましては、事故の発生には十分注意を払ってほしい、そのために設備や施設の設計、配置にはもちろん万全を期してもらいたいと思うわけでありますが、御見解を承っておきたいと思います。
それから第二点は、放射線の利用による研究がなされるわけでありますけれども、この点はすでに農業技術研究所の育種部門で経験済みであると思います。しかしながら、この種のものにつきましては、事故の発生には十分注意を払ってほしい、そのために設備や施設の設計、配置にはもちろん万全を期してもらいたいと思うわけでありますが、御見解を承っておきたいと思います。
○堀川政府委員 これは育種には限りませんが、私ども、先生の御指摘の点は非常に重要な点であると心得ておりまして、育種に関して申し上げれば、これは先ほど申し上げました作物関係育種基本計画を適確に遂行するために毎年毎年育種部門の総括検討会議というのをやっておるわけでございます。
一九七七年の農林水産関係試験研究要覧によりますと、一人当たりの研究費の推移を見ますと、区分は実験部門A、B、非実験部門の三つに分かれており、育種部門の実験Bの年度別の推移を見ますと、四十七年七十三万円、四十八年八十万円、四十九年八十六万円、五十年九十七万円、五十一年九十八万円、五十二年百五万円、四十七年から五十二年の六年間に三十二万円ふえただけで、年間平均すると五万円。
林業試験場は、林業全般の研究専門機関としましてその任に当たり、育種部門では、育種に関する基礎研究、基礎理論の研究を分担しております。育種場のほうは、フィールドと育種材料を利用しまして、育種の実用化、技術の確立、選抜、検定、交配等によって新品種の創出と、これら原苗の増殖及び配布を担当しております。
従いまして、古くから林業試験場の中で、育種部門の研究を欠かさず進めておるわけでありますが、林野の行政面におきましても、この正月以来造林課の中に育種班というものを設けまして、いわゆる優秀なる品種の選抜に努めるということを体系化いたしておるようなわけであります。いましばらくの段階を経ますると、相当の規模をもっていわゆる栽培林業への道が開けて参る、かように考えております。