2020-12-01 第203回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
日本の育種力の発展は育成者と生産者と試験場の共助です。種苗の生みの親は試験場、育ての親が生産者だと言われています。自家採種の事実上の禁止は、農業者を種苗の単なる利用者、消費者にするもので、農業の多様性も生産者の創造性も奪うことになりかねません。 反対する第二の理由は、生産者の負担を増やすものだからです。
日本の育種力の発展は育成者と生産者と試験場の共助です。種苗の生みの親は試験場、育ての親が生産者だと言われています。自家採種の事実上の禁止は、農業者を種苗の単なる利用者、消費者にするもので、農業の多様性も生産者の創造性も奪うことになりかねません。 反対する第二の理由は、生産者の負担を増やすものだからです。
日本の育種力が今後どうなるのかということでは、農林水産省は知的財産戦略二〇二〇に農林水産研究イノベーション戦略二〇二〇と発表しています、公表しています。ここでは、ゲノム編集等による新規遺伝子型の創出を進めて、民間企業等が実用化を図るとあります。米についても、農研機構や大学などがゲノム編集技術を開発して実用化を図ると書いてあります。
今後、やはり日本のこの育種力については、官民一体になってもう少ししっかり遠くを見据えていければ、みんな、田舎のそういう耕作放棄地もなく、そういった形で権利を持ちながら海外に打って出ることが日本のその農業をもっと発展的にできるものと私は確信しております。
それで、元種苗課長の松延洋平さん、この方は新聞や雑誌でいろいろ発言していますけれども、種苗の生みの親は試験場だが、育ての親は農家なんだと、自家増殖を原則禁止にすれば農家育種は廃れてしまって、結果的には日本の育種力は低下につながると言われているんですよね。 育種の、種苗の発展というのは育成者と生産者の共助なんだと思うんですよ。
やはり、我々、育種力、国のためとかじゃなくて、まあ全体的に見ればこの国のためになるとは思いますけれども、消費者のため、新しいものを絶えず、味覚、聴覚、視覚、そういったものも全て含めて、より新しい文化的な生活をしてもらうために一生懸命頑張っています。