1967-06-20 第55回国会 衆議院 決算委員会 第16号
私は、これはそれなりにやっておると思うのでございますけれども、ただ労働基準法の上に立った年少の青年に対するところの措置という点を出ていないのではないか、ほんとうに青少年の指導、育成、教化というような意識の上に立った措置が講ぜられておるというようには思われない。農林省も郷土建設青年活動に関する件という、これは閣議決定であろうと思うのでありますけれども、これによって海外に派遣をしている。
私は、これはそれなりにやっておると思うのでございますけれども、ただ労働基準法の上に立った年少の青年に対するところの措置という点を出ていないのではないか、ほんとうに青少年の指導、育成、教化というような意識の上に立った措置が講ぜられておるというようには思われない。農林省も郷土建設青年活動に関する件という、これは閣議決定であろうと思うのでありますけれども、これによって海外に派遣をしている。
これは、ばく大な補助金を出すその目的は、青少年の指導、育成、教化にある。ところが、その本来の目的というものがどういうことか吹き飛ばされて、単なる、まあ幾らか安いから、そういう公立の宿泊施設に行って泊まったほがよろしい、押すな押すなの申し込みで、それを消化することに一ぱいでしょう。とても青少年の指導のためにこの施設を活用していこうなんていうことは念頭にないのですよ、これは。
そうすると一番先にお話になつた育成教化、民主化ということの、口でおつしやるのと、二度目に仰せになつた日本の学制ができて教育制度ができた長い間の中央集権的なものでなかなかよく行かんのが実情というのと、ちよつとクロスした線が又逆戻りするような感じがするけれども、それはそうでなくてどこまでも民主的な選挙制というものによつてやるんだというのが今の文部大臣の御方針なのか。
これで要点は、青少年の育成教化その他につきまして適切なる機関を設置しろという決議と、それからその次に、三に、右に伴う実効的予算措置を講ずることと。こういうように二つの点がございますが、適切な機関につきましては、現在では中央につきまして法的な基礎がございますだけで、地方につきましては法的な基礎は大体においてなし、條例に基いております県が二、三あるだけでございます。
次の時代をになうべき青少年の育成教化は、たれが輿任を負うのでありましようかしかも、この職域は特殊な犯罪性の強い青少年を取扱うものでありますから、職員に真に適格者を得るのでなければ所期の効果をあげることはできません。しかるに、有能な職員は多く他に転じ、外部から将来性に富む職員を得ることは不可能な状況にあります。
青少年犯罪防止に関する決議案 新日本の再建復興は、心身の健全な青少年の育成教化に俟つもの頗る大であるが、現下青少年の不良性、犯罪性激化の傾向に鑑み、政府は、この際青少年が民族の原動力であることを強く認識して、速やかに青少年の適正な育成、積極的な品性陶冶と強力な保護矯正を図るため、左記諸施策を実施すべし。
青少年犯罪防止に関する決議案 新日本の再建復興は心身の健全なる青少年の育成教化にまつべきものであるが、現下青少年の不良性、犯罪性激化の傾向にかんがみ、政府はこの際青少年が民族の原動力であることを強く認識して、すみやかに青少年の健全なる育成教化、ことに不良化した青少年に対する強力なる矯正保護の施策を実施すべきである。 右決議する。 右のごとくいたしたいと存じまするが、御異議ございませんか。