1974-05-15 第72回国会 衆議院 農林水産委員会 第39号
これまでのことはもちろん、企業側の情勢が需給逼迫などで好転しておるときに、肥料年度内に値上げを認め、しかも、その決定は、質問で明らかにしたように、便乗値上げが黙認されているのです。この法律によっては、いままで政府から優遇されてきた肥料メーカーが、輸出情勢の好転を生産農民に還元するどころか、強気の値上げがされようとしております。
これまでのことはもちろん、企業側の情勢が需給逼迫などで好転しておるときに、肥料年度内に値上げを認め、しかも、その決定は、質問で明らかにしたように、便乗値上げが黙認されているのです。この法律によっては、いままで政府から優遇されてきた肥料メーカーが、輸出情勢の好転を生産農民に還元するどころか、強気の値上げがされようとしております。
少なくとも今肥料年度内は、三月十八日値上げ以前のナフサの価格をもとにしたコストで生産をしてもらって、それを全農に納めてもらうということで措置いたしておりますので、かりにこの一月時点でこういう数字の違いがあって、計算上少し上げ過ぎではないかというようなことが言い得たといたしましても、その後の、三月十八日以降のナフサの値上げという実態から考えますと、その分の数字の違いはもう当然帳消しになっておるというふうに
それで、大体輸出量は、本肥料年度は一応百九十万トンくらい出せば一番理想的な姿でございますが、しかし、現実の問題としては、今日までの成約は約百四、五十万トン程度で、まあ百六十万トン程度本肥料年度内に輸出ができれば一応いいんじゃないか、いいところであるというふうに考えております。
こういうような割引の強化をいたしまして、現在の七十九品目につきまして割引を強化いたしますが、その他に、現在問題になって今までに大体話のつきましたのは、肥料につきましては硫安以下六品目につきまして、本肥料年度内は現在運賃でとどまるように特殊な割引をいたしまして、これは非常に発着駅等が複雑でございますので、今計算の途中でございます。
それからもう一つは、肥料の原料の硫化鉱、それから燐鉱石につきましても、肥料向けに限りまして、やはり今肥料年度内は現在運賃でとどまるように特殊な割引を行うということを、現在大体話をきめてあります。なお、これら以外のものにつきましては、ただいま農林省、通産省の方と具体的に折衝中でございます。現在の輸送の状況あるいは輸送の距離等を勘案いたしまして、目下折衝の段階に入っております。
この国別の数量等は、この肥料年度内のものはまだ最終的にきまつておりません。目下外交機関を通じまして折衝の運びにあるようでございます。他面この価格のほうは、従来は相当内需価格を上廻つた価格で輸出が可能でございましたが、最近アメリカ品の競争は余り開きませんが、イタリアその他の競争が若干あるようでございますので、従来通りの値段で行けるかどうか、若干疑問があるようであります。
よつて政府は、肥料価格が現行価格水準(小売価格)より以上に高騰しないよう適切な措置を講じ、その効果が実効を収めない限り、二十六肥料年度内に輸出を承認すべきでない。 二、二十七肥料年度以降の輸出については、そのことによつて価格が高騰し、農民の需要をいたずらに刺戟することのないよう、根本的な措置を考究すべきである。
又先ほど窒素肥料の増産によりまして、その影響は他産業には及ぼさん御方針のように承わりましたが、当初二十万トンと承わつた増産量が、拝見いたしました点は誠に結構かとは存じますが、なお且つ今肥料年度内においてかような厖大な増産を遂行して、それが保留分によつて十分に賄い得られ、他の産業には全然影響を及ぼさんで済むのだということにつきましては、これは具体的な数字を拝見いたしませんと、何とも申上げられないと思うのでございまするが
なお来年の、これはまあ現在計画を持つておりませんが、四月以降におきまして、肥料年度内の生産可能の量の増加が或る程度期待できるというふうな結論に達しまして、まあ最大限として約十五万トン程度は窒素肥料の増産が考え得られる、ところがこういうふうな出水状況等によりましては、下半期におきまして電力制限等も或る程度考えられますので、約十万トン程度の輸出は可能だろうということで、ほかの産業には或る程度犠牲を忍んで
そこで私ども研究した結果、答えましたのは四月の三十日、今後五月の末から六月にかけて、この肥料年度内においては、七万一千トンくらいはどうやらやれるかもしれない、とうていお話のような数字は出ない。但し今後の生産状況によりましてはまた考えてみよう、今のところぎりぎり一ぱいそのくらいであるというような御返答をいたしたわけであります。この点は業界なり、また農村方面でも理解をいただけるようであります。
これが相当の数量になつておるようでありますが、そういうようなために、百五十万トン生産し、農家に渡せば大体需要はまかなえると思つていたものが、この肥料年度内に相当買い進みが起つておる。
○井上(良)委員 安本の産業局次長さんにお伺いしますが、問題は資料にいただきました肥料生産に必要な電力の供給でございますが、これを見ますと、なるほど前年の二十四年度に比較しますと供給を増加させておるように見えますが、しかし全体の重要産業への電力の割当の数字つまり二十五肥料年度内における電力の総供給量、その中で大口の分と、全体の分と肥料の分、こういうのを具体的にお話願えませんか。