2021-04-07 第204回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号
実際に、膵臓がんとか、肝胆膵の有名な、すごいすばらしい外科医が……(発言する者あり)ごめんなさい。娘さんがフィギュアスケートをやりたいから、そのお金が捻出できないから、もう開業するとか、よくある話。ごめんなさい、私の言い方がちょっと悪かったです、そういう話です。要は、金銭的な理由で、本当に、勤務医を一生続けるのを断念される方は、大臣、すごく多いです。
実際に、膵臓がんとか、肝胆膵の有名な、すごいすばらしい外科医が……(発言する者あり)ごめんなさい。娘さんがフィギュアスケートをやりたいから、そのお金が捻出できないから、もう開業するとか、よくある話。ごめんなさい、私の言い方がちょっと悪かったです、そういう話です。要は、金銭的な理由で、本当に、勤務医を一生続けるのを断念される方は、大臣、すごく多いです。
しかしながら、私もいろいろなこの問題について調べさせていただきましたけれども、当時、この事故、事故というんでしょうかこの問題が起きた当時、これを受けて、こういった腹腔鏡下の高度手術、いわゆるそういった手術をするに当たって、肝胆膵外科学会において緊急調査したところ、こういった保険適用外の腹腔鏡下手術に関して倫理委員会の承認を得ているかどうかというアンケートの結果、全く受けていないというのが四三%。
さらに、この第二外科の肝胆膵分野、私も消化器外科出身で肝胆膵の教室におりましたけれども、医師が一人、二人と不足状態にあったにもかかわらず手術数をふやした。旧第一外科でも同じ分野の手術を手がけていて、やはり三人から六人の医師が診察していたが、両科が連携することは全くなかったと。 こういうことが、やはり同じ病院でありながら、こういう実態が起きていた。
群大病院で腹腔鏡手術を受けた患者八人が死亡した問題を受けて、日本肝胆膵外科学会が緊急に行った全国の実態調査結果によると、胆管切除を伴う保険適用外の肝臓手術はその半数以上が倫理審査を全くしておらず、死亡率が一割に達していることが明らかになりました。群馬大学の事故調査報告では、臨床研究として行うべきだったとの記述があります。
第二外科でいいますと、第二外科の内部が消化器外科グループとか呼吸器外科グループとか循環器外科グループとかに分かれていまして、そして、その消化器外科グループが十人いるんですが、その消化器外科グループがさらに、上部消化管外科チーム、胃ですね、下部消化管外科チーム、これは腸ですか、肝胆膵外科チームというふうに分かれていて、肝胆膵外科というのは、今回の執刀医を含む二名しかそのチームにはいない。