1948-09-27 第2回国会 参議院 司法委員会眞木事件に関する小委員会 閉会後第6号
聽濤事件でこりこりしていましたから僕は言いません。
聽濤事件でこりこりしていましたから僕は言いません。
ですから聽濤事件の起る時には私は東京におりません。その十日程前から留守をしておりまして、新聞を見て驚いたところへ、警視廳から電報が來て、田舎から警視廳に直接來たような次第で、聽濤事件の前後を通じて約十五六日程前から不在でしたから分りません。
○証人(遠山直樹君) 詳しいことははつきり分りませんけれども、新鋭大衆党というのはちよつとインチキなもので、聽濤事件があつて始めて新鋭大衆党というのが世の中に分つたのであつて、その前は同じ町内の人ですら新鋭大衆党というものを知らなかつたのです。聽濤事件がありまして新鋭大衆党というものがクローズアップされた、と同時に青年部というのができたような工合で、その前後というものはいい加減なものです。
○委員長(鈴木安孝君) この大塚とか、あの連中は、眞木の教唆によつて聽濤事件をやつたのだというふうに眞木に近い人で言うている人がありますがね。
○委員長(鈴木安孝君) 聽濤事件というのはあなたの新聞で大分その事件の被告人を讃美したような記事があるとかいうことですが……。