1953-03-09 第15回国会 衆議院 労働委員会 第19号
ただいまの政府委員の説明によりますと、最近もつぱら各地において起きておりますところの、俗にいう職場防衛隊とでも申しましようか、それを何か合理づけるような見解の御発表のように承りますが、職場の防衛隊の組織は、これはとりもなおさず産報組織、かつての全体主義的なものの考え方をこの法律の中に、ただいまの説明を承りますと、含んでおるというふうにわれわれは理解せざるを得ぬのでございますが、そういう方向へ日本の労働運動
ただいまの政府委員の説明によりますと、最近もつぱら各地において起きておりますところの、俗にいう職場防衛隊とでも申しましようか、それを何か合理づけるような見解の御発表のように承りますが、職場の防衛隊の組織は、これはとりもなおさず産報組織、かつての全体主義的なものの考え方をこの法律の中に、ただいまの説明を承りますと、含んでおるというふうにわれわれは理解せざるを得ぬのでございますが、そういう方向へ日本の労働運動
国鉄初め多くの労働組合には、絶えず私服警官が入りびたつて、会社の労務課、職場防衛隊と連絡しながら、組合活動家の調査を行なつており、日本レイヨン京都工場では女子寄宿舎に警官が泊り込んでいる事実さえあります。
今、日本の炭鉱は、会社の特別訓練を経た職場防衛隊が保安要員となつて、発電所、通風機、ポンプ、切羽などを固めています。これは、労働組合がみずからの手で保安施設を改善し、これを守ることを防ぐために、鉱山の拠点を資本家自身の手で固め、貴重な石炭資源と、労働者の血と汗を戦争政策の犠牲にしているのです。私は戸塚労相及び木村保安庁長官に対し、この第三条の真の狙いを明かにされることを求めたい。
今日、日経連の積極的な指導のもとに、各産業において、いわゆる職場防衛隊の組織と運動が行われているのであります。これは、資本家の命令を受けた職制と、労働者内部の裏切り腐敗分子とによつてなされているのでありますが、言うまでもなく一種の暴力組織である。この私設暴力組織としての資本家側の職場防衛隊は、今日、労働者の正当な争議活動に対し、暴力をもつてこれを圧迫し、攻撃するために活動しているのであります。
(笑声) 政府の分裂政策と並んで、日経連は職場防衛隊を作つて、公然と労働組合を攻撃し、これを破壊しようとしています。例えば愛知県の日清紡美合工場は、工場長を委員長とし、労働組合長を副委員長にして、職場防衛委員会を作りました。これこそ戦時中の産業報国会の復活であつて、労働組合法違反はもとより、明らかに憲法違反ではありませんか。労働大臣の責任ある答弁を求めます。
独占資本家と政府は、職階賃金制を推し進めることによつて職制強化をはかり、また職場防衛隊を組織して労働の軍事動員態勢の確立をねらつているのである。強化された職制は、今日労働者が目で見ることのできる米日支配者の権力であります。職制は、単に工場と経営内のみにとどまらないで、労働者の居住地域にまでその監視の目を光らして、労働者を押えつけておるのであります。
○中原委員 それではお尋ねいたしますが、日経連のいろいろな方針決定の中に、職場防衛隊の編成という一つの計画がある。この職場防衛隊の編成については、どういうふうにお思いになりますか。