1993-04-06 第126回国会 衆議院 本会議 第16号
労働時間短縮に逆行するのはもちろんでありますが、問題はそれだけにとどまらず、法令の趣旨を受けとめて懸命に努力してきた猶予対象中小企業の労使にとっては、まじめな者が損をするということで容認しがたいだろうし、労働行政への信頼を損ない、政府の方針に基づき行政指導に当たってきた第一線の監督官も戸惑い、職務遂行意欲がそがれる結果となったことは明らかであって、将来に重大な禍根を残したと言わざるを得ません。
労働時間短縮に逆行するのはもちろんでありますが、問題はそれだけにとどまらず、法令の趣旨を受けとめて懸命に努力してきた猶予対象中小企業の労使にとっては、まじめな者が損をするということで容認しがたいだろうし、労働行政への信頼を損ない、政府の方針に基づき行政指導に当たってきた第一線の監督官も戸惑い、職務遂行意欲がそがれる結果となったことは明らかであって、将来に重大な禍根を残したと言わざるを得ません。
○大槻参考人 ただいまの御質問でございますが、どなたでしたか、全炭鉱の代表者でしたかが述べられていますように、十数年にわたる炭鉱の斜陽化的なムードというものが、やはり知らず知らずのうちに炭鉱のすみずみまで流れておって、そうして炭鉱の第一線の係員というような連中にも積極的な職務遂行意欲というものが多少減退しておるという傾きがあるのではないかということを私は非常に心配しているわけでございます。