1952-07-28 第13回国会 参議院 決算委員会 第35号
決算審査に関する小委員会においては聖十字学園の問題に関して慎重にこれの調査を進めて参りました。その結果七月二十五日に小委員会を開きまして、書類にしておりますところの報告書を作成し、これを全会一致を以て承認をして本日の委員会に報告をすることにいたしました。その内容についてはお手許にあります報告書を速記に残して頂くことにして省略をさせて頂きたいと思います。以上であります。
決算審査に関する小委員会においては聖十字学園の問題に関して慎重にこれの調査を進めて参りました。その結果七月二十五日に小委員会を開きまして、書類にしておりますところの報告書を作成し、これを全会一致を以て承認をして本日の委員会に報告をすることにいたしました。その内容についてはお手許にあります報告書を速記に残して頂くことにして省略をさせて頂きたいと思います。以上であります。
伊藤 保平君 森 八三一君 小酒井義男君 棚橋 小虎君 菊田 七平君 事務局側 常任委員会専門 員 森 荘三郎君 常任委員会専門 員 波江野 繁君 ————————————— 本日の会議に付した事件 ○昭和二十四年度決算会計検査院検査 報告第三三三号聖十字学園
○委員長(飯島連次郎君) 本問題に関しましては、過般関係当局、関係者を呼んで、それぞれ質疑等をいたしましたが、まあ大体質疑も終了をいたしましたので、大多数の委員のかたからは、この問題については成るべく速かにこれの採決をしたいという御希望もあり、なお昭和二十四年度の決算を促進したいという当委員会全体としての要望もありますので、本日は聖十字学園の問題に関する報告の案文を事務的に一応作成いたしましたので、
本日は、かねてお知らせをいたしておきました通り、「昭和二十四年度決算会計検査院検査報告第三三三号聖十字学園に対する国有財産の売渡に関する件」を議題に供します。それでは専門員室のほうから二、三その後のことについて御報告を申上げます。
国有財産管理処分の不正事件の第二として調査しましたものは、財団法人聖十字学園の事件であります。これは、同学園長磯川義隆及び同理事長渡辺敬吉が首謀者となつて、社会事業に名をかり、厚生省東京衛生試験所の焼け跡の土地、建物の拂下げを受けたのでありますが、十箇年間は公益事業に供用するという條件を無視して、その一部を売却したり、また磯川園長と渡辺理事長との間で土地や建物を分配したのであります。
ところがすでに聖十字学園は、そのものを目的外に処分をしましたので、第三者が買受けをしておるという事実が存在をしておると、その事実は法律的に政府がこれを認めなきやならないという立場におかれるのかどうかという点をお伺いしたので、それは聖十字学園と政府との間に、あの不動産を処分するときに十一條の契約があるので、他日政府が軍純に取消した場合には、第三者は聖十字学園との間における一種の詐欺にひつかかつたというような
○小酒井義男君 そうしますと、これの処理については聖十字学園も仲に入れて話合いを進めて行かれるということになるわけですか。取消しをして財務局と新しい買受人との間で話合いを進められて行くのか、どういうことになるのですか。
○森八三一君 厚生省にお伺いしますが、東京都と合同で聖十字学園の監査をなさつたというのでありますが、それはいつでありますか。
○小酒井義男君 東京都のほうへお尋ねしたいのですが、現在あの聖十字学園の関係しておる事業に対して、東京都から何か補助でもなさつておるような部面のものがどれだけあるかどうかということなんです。
ただ財団法人聖十字学園というものは、認可官庁のほうで今後これをどうお取扱になるか、聞くところによりますと、変つた形でここに社会事業を行うというような話もあるやに聞いておるのですが、本来の意味の社会事業団体が生まれるのであれば、それに協力するということも全然考えられないことはないのです。
聖十字学園が転売いたしましたときの値段につきましては、日本通運に関しましては、これは聖十字学園に処分するときは坪当り千七百円で処分しております。それを聖十字学園が日本通運に転売いたしますときの単価はこれは三千八百円でございます。
そこでたんまりと利得をする、そうして今度は、その次には建物を入手する、そうしてこの建物、土地を安い、いわゆる社会事業だからということで、殆んどもう類例のない安い価格でこれを入手して、今度はこれを何十人かの人に分割して高い値段で売りつける、そうしてここで又一儲けをする、それらで儲けた金は、今度はいろいろな、各方面に営利事業を、今申されたように営むということで各種の事業をやる、そうしてその事業には財団法人聖十字学園事業部
小酒井義男君 カニエ邦彦君 棚橋 小虎君 菊田 七平君 石川 清一君 事務局側 常任委員会專門 員 森 莊三郎君 常任委員会專門 員 波江野 繁君 ————————————— 本日の会議に付した事件 ○昭和二十四年度決算会計検査院検査 報告第三三三号聖十字学園
昭和二十四年度一般会計歳入歳出決算、昭和二十四年度特別会計歳入歳出決算、昭和二十四年度政府関係機関収入支出決算のうち、本小委員会において審議することになつております昭和二十四年度決算会計検査院検査報告批難事項第三三三号聖十字学園に対する国有財産の売渡に関する件を議題に供します。森專門員から事件の全貌についての説明を聴取したいと思います。
三百三十三号は聖十字学園の問題でありまして、これは小委員会で審議をするということが決議になつておりまするから、本日はこれを除いて頂きたいと思います。その次に三百三十四号から三百三十八号までは、国有財産の管理が不当であるという事件なのでございます。その次の三百三十九号乃至二百六十号というのは国有地を社手の境内地にしてある所がありまするが、それらの管理が不当だという例が挙げられているのであります。
記 一、四月二十五日三百五十万円を聖十字学園より受取り十一月十五日これを即納金として国庫に納入するまで、一時これを銀行に預入していたような事例につき、高木委員より斯様な事は「常々やつている方法ですか。」との質問に対し、小官より「これは本件よりないと思います。」と答弁致しましたが、調査の結果納期前に代金を一時保管した事例は過去において五十数件あることが判明致しました。
記 聖十字学園の事業内容について説明 を求められた際に、 委員長「サンポータイプ職業補導施設について、説明されたい」(概略) 畑証人「この事業については台東区松葉町にあり主税当局からの連絡により承知したものであります」(概略) 以上証言しましたが上記は御質問を台東食品加工補導所(製菓工場)に関することと聞き違えて証言したものでありますから訂正します。
○井上証人 三百五十万円の聖十字学園が入れたその金でございますか。
○井上証人 聖十字学園にやりましたよりも、現在やつておりますのはもつと……。
○小松委員 聖十字学園が借りたのですか。
聖十字学園がとるのではない。聖十字学園という美名のもとに、君は二十万、三十万の権利金をとつてしまつた、こういうわけです。そして聖十字学園の精神はこうだから、こうやつてもらわなければならぬということを経営者に言つたら、そんなことはしないが、それを引継いでおらぬ。
○磯川証人 聖十字学園の代表は磯川であります。向うの代表は松井修一郎さんです。それで当事者間に左の契約を締結した。松井さんは磯川の聖十字学園の権利に属する東京都のこれこれ番地の和泉町所在の焼煉瓦建物を宿泊所経営のため聖十字学園の建築施行名義をもつて松井さんの費用をもつて建築する。
○古屋証人 聖十字学園の方はずつと安いです。
○古屋証人 それは聖十字学園に対してでしようか。
○古屋証人 聖十字学園ですか。
しかしあなたのおつしやつたような場合に、マル通じや信じられないから、私の方で一緒に行つて金を払い込みましようと、金を払い込んで、あなたの方の聖十字学園は領収証をもらつた。その土地そのものは聖十字学園にやつたと財務局では思つているでしよう。あなたは大蔵省々々々と言われるが、関東財務局である。
○渡辺証人 その後神田の聖十字学園の、先ほど委員長が理事長と申されましたが、理事長ではございません。これは聖十字学園の定款をごらんになるとよくわかります。一般でいう理事長でなく、代表権も発言権もない理事長であります。その後聖十字学園とわかれまして、現在国立に国立ホテルという旅館業をただいま営んでおります。
それからこういうものが出た場合に、検査院としてどう処置するかというお話でございますが、実はこれはもうカニエさんよく御承知の通り、会計検査院としてはこれ以上検査院の力でどうするという力は現在の制度では与えられていないのでありまして、見付けますと事実をありのままに国会に御報告する、先ほどの聖十字学園でもそうでございます。
○カニエ邦彦君 次に二十四年度の審議をいたしておりまする聖十字学園の国有財産払下に関しまして、払下を受けたところの東京都中央区日本橋堀留町二丁目七番地、財団法人聖十字学園代表者、磯川義隆、同渡辺敬吉、これらの個人並びに法人として、我々委員が調査をいたしました結果、これらは元の厚生省の衛生試験所を、これを社会事業の施設をやるからという約束で、これを安く払下を受けて、そうして事実は施設をなし得るところの
今日の議題は、昭和二十四年度決算報告の会計検査院の批難事項の三百三号から三百二十三号を議題に供するわけでありますが、その前にカニエ議員からの申出がありますので、先般議題になりました三百三十三号国有財産の売渡に関し処置当を得ないもの、財団法人聖十字学園に対する質問がカニエ議員からなされます。
○委員長(岩男仁藏君) なお昭和二十四年度決算につき、いわゆる聖十字学園の件は先に公団等の経理に関する小委員会において審議することになつておりましたが、本件は只今設置されました小委員会において御審議願うことといたして御異議はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
それはどういうことであるかというと、国有財産をこの聖十字学園という社会事業団体に、今会計検査院が言われたように非常な話にならない條件で売拂つておる。
○説明員(小峰保榮君) 三三三号これだけこれは二十四年の三月に社会事業を営んでおるということで聖十字学園、これに対しましてもとの厚生省の衛生試験所、これは神田の和泉町であります、秋葉原から少し向うに行つた所であります、ここの土地を三千二百坪余り、いたんでおります建物そういうものを合せまして、特に社会事業を営むというわけで特別な扱いをいたしまして、随意契約でこれを九百十五万円で売拂つたわけであります。
○井之口委員 その政府の売り渡した価格なども、さきに聖十字学園がやつておる価格と同じような価格になさつたのですか。それが一つ。それからこういう場合に、売渡すには、どうせ登記もするでしようし、あるいはまた三三八の、こんな大きな工場が税務署でもつて発見されなかつたというふうなこともないだろうと思うのですが、そういうふうな連絡があれば、このような不始末も起らないで済むのじやないか。
○小林説明員 三三三の価格の問題でございますが、この聖十字学園に売つたのは、昭和二十四年でございますけれども、契約を解除しまして売つたというのが、先ほど申し上げましたように、今年度に売つたものもあるわけであります。そういう売つた時期の時価で売るということになるわけでありまして、その学校に売つた値段そのものではない。私の方では時価主義ということでやつておるわけであります。
それはすでに代金も聖十字学園の方に拂つていると思うのですが、そういうものは無効になつたのか。これはどういうふうにして処分されたのでしようか。