2004-11-30 第161回国会 参議院 法務委員会 第10号
、この被害者の母親から借り受けていた合いかぎを使用して母親の外出中に被害者宅に立ち入り、室内にあった約一・九リットル用ポットの中の熱湯を就寝中であった被害者の顔面を中心に浴びせ掛け、被害者の頭部、顔面、両上肢、背部等、全身の約三〇%の範囲に二度ないし三度の熱傷を負わせ、その結果、被害者は一時は危篤状態に陥り、奇跡的に一命は取り留めたものの、頭部や顔面等に一生除去できない瘢痕及び瘢痕の拘縮並びに左耳介欠損
、この被害者の母親から借り受けていた合いかぎを使用して母親の外出中に被害者宅に立ち入り、室内にあった約一・九リットル用ポットの中の熱湯を就寝中であった被害者の顔面を中心に浴びせ掛け、被害者の頭部、顔面、両上肢、背部等、全身の約三〇%の範囲に二度ないし三度の熱傷を負わせ、その結果、被害者は一時は危篤状態に陥り、奇跡的に一命は取り留めたものの、頭部や顔面等に一生除去できない瘢痕及び瘢痕の拘縮並びに左耳介欠損
○政府委員(松下廉蔵君) ただいま御質問のございましたサリドマイド児——いまサリドマイドの影響によるといわれております障害児は、先天性の四肢欠損あるいは耳介欠損を来たしておる。
○政府委員(松下廉蔵君) 薬務局と共同の調査になりましたのは、先ほど藤原先生にもお答えいたしましたように、原因のいかんを問わず先天性の四肢欠損症あるいは耳介欠損、難聴も含めましての障害児の調査でございますが、やはり諸先生御指摘のようにサリドマイドの影響と考えられる児童、いわゆるサリドマイド児がこの中に相当含まれておるということは事実でございます。
それから耳介欠損の医療でございますが、これは別にサリドマイド児だから保険の適用にならぬということではございませんので、御趣旨のように保険の点数に入っておりません。一般的にまあやけどとか、あるいは外傷による耳介欠損も幾らもあるわけでございます。