1961-05-16 第38回国会 参議院 農林水産委員会 第43号
しかし、場合によっては一部例外の耕作農、小作農民のような方もあります。そういうような意味において勤労者と比較する場合もあると思います。
しかし、場合によっては一部例外の耕作農、小作農民のような方もあります。そういうような意味において勤労者と比較する場合もあると思います。
そうしますと、こういうふうな農業の生産関係というものを根本的に改善するためには、結局先ほど申しましたような非常に零細な土地耕作農態勢というものをまずどうするか、そうしていわゆる適正規模にまで経営規模を拡大する、そういうことが何よりも先決の問題になるであろうかと思うのであります。
今日までだんだん来ておるのでありまするが、結局私の考えでは、経済民主化が行われて行けば、わが国の経済社会において中心をなすものは、都市におきましては中小企業者或いは多くの株主といいますか、そういうもの、地方におきましては自作農、耕作農というものがわが国における経済社会の中心をなさなきやならん。そういうものを育て育成して行つてわが国の経済の中心にするということが経済民主化である。
○森國務大臣 議論が並行線になつておるから合致せぬと思いますが、ただ小作農であるべきではない、耕作農民が自分の土地として耕作農とならなければならない。いわゆる自作農とならなければならぬという氣持で農地改革は行われたのであります。しからば今までの地主が金納制度によつてどうして生活して行くのか、今までの地主が搾取しておつたから、滅びてもいいということは、國家からは考えられない。