1998-04-28 第142回国会 衆議院 厚生委員会 第11号
また反面、今回の問題は、我が国の老人医療体制のおくれを初めとする保険医療体制の不備を改めて指摘した事例であるとも言えるのではないでしょうか。不正チェックはもちろんのこと、より質の高い医療機関の育成に向けてどのように取り組んでいるか、お聞きしたいと思います。よろしくお願いします。
また反面、今回の問題は、我が国の老人医療体制のおくれを初めとする保険医療体制の不備を改めて指摘した事例であるとも言えるのではないでしょうか。不正チェックはもちろんのこと、より質の高い医療機関の育成に向けてどのように取り組んでいるか、お聞きしたいと思います。よろしくお願いします。
○粟森喬君 保険外負担の中でお世話料やおむつ代が一番問題になっておりますが、本来、老人医療体制の中でおむつが必要であるという医療体制が大きな問題だと思います。そういうことを総合的に考えて、おむつ代を保険給付の対象としなければ、今後おむつの要らない医療体制を確立するためにこの過程は通らなければならないと考えますが、見解をいただきたいと思います。
野呂大臣になりまして、この問題は一体これからどうするのか、どうなっていくのか、むしろ別建ての保健医療体制というものをつくり上げて、そこにまた先ほどふれました所得制限というようなことが入り込んでいって、かえって老人医療の無料制度等に対する後退という現象があらわになるのか、あるいはまた老人医療体制に対して充実を期し、経費の増大を防ぐ意味からこれ以上この制度は進められないのだという御判断なのか。
○柄谷道一君 厚生大臣、あなたは三月十八日の社労委員会で医療体制、特に老人医療体制という問題については従来のカテゴリーに再検討を加える、こういう御答弁をされました。ただいま参考人の意見、はなはだ貴重な御意見だろうと思いますけれども、これらの意見を十分、冒頭私が質問申し上げました医療福祉体制充実の計画の中に織り込まれる用意があるか、私はそのお約束をしていただきたいと思います。
そういうようなことで、老人医療体制、これは前進させなければならぬということは考えておるのでありまするが、なおそういう諸問題がありまして結論を得ない。