2001-04-10 第151回国会 衆議院 本会議 第23号
北海道の深名線百二十一キロメートルの全線廃止を初め、JR北海道函館線とJR西日本の美祢線で一区間が廃線とされ、今、広島県の可部線の一部廃止が計画されようとしています。当時の橋本運輸大臣が、ローカル線の廃止は打ちどめにすると言ったにもかかわらず、ローカル線廃止が次々と俎上に上っているのです。 次に重要なことは、大量輸送機関の命とも言うべき安全の問題がおろそかにされていることです。
北海道の深名線百二十一キロメートルの全線廃止を初め、JR北海道函館線とJR西日本の美祢線で一区間が廃線とされ、今、広島県の可部線の一部廃止が計画されようとしています。当時の橋本運輸大臣が、ローカル線の廃止は打ちどめにすると言ったにもかかわらず、ローカル線廃止が次々と俎上に上っているのです。 次に重要なことは、大量輸送機関の命とも言うべき安全の問題がおろそかにされていることです。
○林紀子君 今例に出していただいた砂川—上砂川七・三キロ、それから美祢線、いずれも盲腸線ということで、あとは深名線というのは百二十一・八キロですか、全部そっくりなくしてしまったということなんですね。ですから、JRの方がここから先はとっておくよ、ここから先はだめだよ、廃止するよということで一部を取り出してというのは本当にこれが特に本州では初めてのことだというふうに思うわけです。
○政府委員(小幡政人君) 路線の部分廃止の件でございますけれども、まずJRについて言いますと、国鉄の分割民営後におきましてJRの旅客鉄道事業の廃止例といたしましては、特定地方交通線の廃止と新線開業に伴う既存線の廃止というものがございますが、これを除きますと、JR北海道の函館線の砂川—上砂川間七・三キロ、深名線の深川—名寄間百二十一・八キロ、それにJR西日本の美祢線の南大嶺—大嶺間二・八キロの三例がございます
美祢線という山口の短い区間ですけれども、これは三月末に廃止になりました。あるいは青森県で黒石線というのがございまして、これは一度民間企業が引き受けられて、十年間にお客が六割ぐらい減ったと思います。見捨てているのは鉄道企業側ではなくて国民の側であります。ですから、見捨てられたものは無理にこれ以上立ち直ろうとはできない、もう努力の精根尽きたというのがローカル線であり、貨物であります。
ある新聞で読んだ、山口県の美祢線、宇部興産に運ぶあの貨物列車はスト期間中、あのスト権ストの間も動いておったというんですね。やはりああいう問題は現場の長と組合との話し合いが非常にうまくいき、国鉄というものを真剣に考えている一つの私はあらわれじゃないかと。このままいけばもう貨物線を廃止せざるを得ないと、こういう実態に追い込まれた実態がああいう結果を生み出しているんじゃないかと思うんですけれどもね。