1962-02-14 第40回国会 衆議院 外務委員会 第3号
アメリカがほしいならばほしい、地代は幾ら払うか、そんな安い地代じゃ貸すことはできない、こういう論理ならはっきりしておるけれども、信託統治などという美名のもとに、こっそり、美字麗句のありったけをダレスさんは並べたてて、そのあげくの果ては、なに、占領政策をずっと継続しているのだ、——信託統治にするということは当時夢にも考えていない。
アメリカがほしいならばほしい、地代は幾ら払うか、そんな安い地代じゃ貸すことはできない、こういう論理ならはっきりしておるけれども、信託統治などという美名のもとに、こっそり、美字麗句のありったけをダレスさんは並べたてて、そのあげくの果ては、なに、占領政策をずっと継続しているのだ、——信託統治にするということは当時夢にも考えていない。
総合調整という目に見えない抽象漠たる美字麗句のもとに、別の意図を腹蔵したものを総合調整と言われたら、総合調整という言葉が泣くわけでありまして、もう少し事の本体に即しまして、ほんとうに健康保険なりあるいは日雇い健康保険なり、船員保険なりというものをある一つの方向に基づいて総合調整するということであるならば、私は非常にけっこうだと思う。
このような状態に放置しては幾ら海外発展とか或いは貿易の振興とかいうような美字麗句を使いましても、その本質がこのような基礎の上に立つている日本の工業をこのまま放置いたしましてはこれを打破することはできない。
そうして最後に、これを読んで見ますと、盛んにフアツシヨだとか国民的監視というような非常に美字麗句が並べてある。又その最後に七ユーマニズムが云々、科学性が云々としてありますが、五〇%か零であり、二十六年度の生産が不可能であり、又BCG、ツベルクリンがこうである、これが果して科学であるか、私は本論文が、殊に医療制度審議会の委員であり、曽ての日本医師会の副会長たりし人の文である。
かような点からもしこれが事実としたならば、いかなる名目にせよ、資材を買うとかまたは救済の方法だとか、あらゆる美字麗句を用いることだろうと思つておりますが、かようなことがあつたならば、これは水産庁のせつかくの企てというものを、彼らは惡意に自己の利益のために利用するにすぎないのであつて、決して資源の調査などということは思いもよらないことだと、私には考えられるのであります。