1977-04-15 第80回国会 衆議院 社会労働委員会 第11号
さらに最近、綿紡業界、羊毛業界からも、操短による過剰雇用者の処置について御相談を受けております。近く造船業界からも、この問題が発生するのではないかと心配しております。
さらに最近、綿紡業界、羊毛業界からも、操短による過剰雇用者の処置について御相談を受けております。近く造船業界からも、この問題が発生するのではないかと心配しております。
それから第二点の問題は、これは紡績業界や羊毛業界だけではなくて、染色でありますとかいろいろなところからも出てくる可能性というものがあるわけでありまして、今後他の繊維業界から出されてまいりましたものについてはどう対処していくか、この二点についてお尋ねいたします。
状況はそういうことでございますが、昨年は、この羊毛業界でも、特に糸をつくっている梳毛業界は、未曾有の不況に立たされたわけでございます。と申しますのは、一昨年の十月に金融引き締めがございました。これは過剰の設備、むちゃな増設競争をやった関係でございますが、当業界、特に繊維業界は、全般として鉄鋼のごとき増設をやったわけではございません。
ことに向こうの言い分といたしましては、羊毛業界が非常につぶれていると言っておりますけれども、われわれの見ているところによれば、毛だけをやっている会社はなるほど悪いんですけれども、毛と合繊とをやっている会社は、未曾有の繁栄をしているわけです。そういったところもございまして、必ずしも輸入によって向こうの産業が打撃をこうむっているというふうにはとってないわけです。
従いましてこの法律を改正し持続することによりまして、業界の合理化、安定化をはかることによって、むしろその業界の比較的中小のものが安定した経営ができる、かように考えておるわけでございまして、業界の大勢と申しますか、たとえば綿糸紡績でも、いわゆる新々紡という比較的小さな規模の業界がございますが、これはまあ一致して、この法律の改正を望んでおるわけでございますし、それから羊毛業界におきましても、一部さような
最近羊毛業界におきましても、設備の合理化、近代化が盛んに叫ばれておりまして、老朽設備を近代的な設備に切りかえる向きが非常にふえてきました。これによりまして毛製品のコストを下げ、品質を向上するという動きが盛んになってきたわけであります。
それからもう一つ転嫁の問題につきまして、ただいまお話がございましたように、たとえば毛糸羊毛業界から二百億税金をとる、そのために羊毛業界が非常に苦難に立ち至る、こういうお話でございました。私どももこういう感がないでもございませんが、私どもの考えておりますのは、消費税としてやつて参りたい、かように考えて、やるといたしますれば、消費税ではなかろうか、こういうように考えております。
第一点につきまして簡単に申し上げますと、私ども割高な現象を呈しておりまする一番大きな原因は、羊毛原料そのものに対しまする供給量について、羊毛業界が非常な不安を持つているということに、一言にして言えば尽きるのじやなかろうかというふうに考えているわけであります。需給関係から値段がきまるわけでありますけれども、需要があるにかかわらず供給不足になるおそれがあるという、その関係であろうと思います。
特に申上げたいと思いますことは、昨年の暮から輸出インフレの防止と必要物資の備蓄の政府の方針の下におきまして、羊毛業界のほうにおきましても国家の政策に協力をいたしまして、羊毛の備蓄買付を政府に懇請し、政府の非常行政措置の間に合せのために業者の力によつて政府の了解の下に八万俵の羊毛を買つたのであります。この金高は三千五百十万ドルでありまして、丁度邦貨に換算して百二十六億になるわけであります。