1973-06-05 第71回国会 衆議院 商工委員会 第27号
日本は羊毛買い付けを盛んと行なっておる、前年度比三割も四割も多い、これは世界の羊毛工業を征服するに足る量である、一体日本は世界の羊毛工業を征服するつもりではないかと言うのです。たくさん買ってあげたんですから喜んでいただけるかと思ったら大間違いなんです。そういう危惧の念を抱かせるほど、日本商社が豪州において買いまくっているということなんです。それだけではない。トップを二万トンも買い付けている。
日本は羊毛買い付けを盛んと行なっておる、前年度比三割も四割も多い、これは世界の羊毛工業を征服するに足る量である、一体日本は世界の羊毛工業を征服するつもりではないかと言うのです。たくさん買ってあげたんですから喜んでいただけるかと思ったら大間違いなんです。そういう危惧の念を抱かせるほど、日本商社が豪州において買いまくっているということなんです。それだけではない。トップを二万トンも買い付けている。
毛を使うよりは合繊を使った方が安上がりでいい、こういう格好で合繊の発達を来たして、羊毛工業というものがだんだんと衰退していく、こういう格好になっていると思っているわけです。 そういう関係で、原因はそういうところにあろうかと思いますので、輸入によって向こうの業者に打撃を与えているというふうには、われわれはとってないわけです。
毛織物の関税につきまして、従来の従価税に加えまして従量税を三年の期間を限って課する、こういう案でございますが、これは、御承知のように、わが国羊毛工業が最近になりまして次第に発達をいたしたものでございますし、中に非常に零細な工業もあり、また、設備の点につきましても、現在三五%程度の操短を余儀なくされておるというような情勢でございまして、一時に毛織物が自由化に伴って入って参ります場合の工業に対する打撃、
そういたしますと、保護関税という建前を貫きます場合に、現在の日本の羊毛工業を調べますると、糸で申しますると二番手、織物で申し上げますと厚手の、いわゆる紡毛製品が日本の場合には非常に競争力が弱くて、コスト高になっておる。現在は、いろいろ輸入の制限その他為替の割当がありまして、そういった日本の羊毛工業に被害を与えるといったようなものを直接防過しておるわけです。
○今井政府委員 なぜ繊維原料について明年四月から自由化に踏み切ることにしたかということでありますが、御承知のように、繊維工業のうちの綿業なり羊毛工業につきましては、綿花あるいは羊毛は全額海外から輸入しておるのでございます。ところで、従来、この輸入方式につきましては、外貨資金を紡績業者に割り当てるということにいたしておったのでございます。
○政府委員(小室恒夫君) 労働省の方の話かもしれませんが、まあ大ざっぱに見て、化繊を中心にしまして、まあ羊毛工業も若干ございますが、最近一万人前後くらいのものが一時帰休、あるいは再雇用条件を、優先再雇用条件というようなことでそれぞれ労使間に話し合いを済ませた上で、実際上整理に近い形になっておるようです。
羊毛紡績業界においても、梳毛糸については政府の勧告により二十五%、紡毛糸については日本紡毛調整組合において二十八%の生産制限を実施しておりますが、生産の過剰からくる需給の不均衡と価格の不安定は羊毛工業全般が直面している最大の不況の要因であります。
そのつぎにわれわれの扱っております原料は残念ながら国内的原料は、全部で恐らく日本中の羊毛工業の二・三パーセントに属するだろうと思います。あとは海外から仰ぎます。
繊維産業全般にわたることは以上簡単にいたしまして、次に私の関係しますところの紡毛、羊毛工業の立場から簡単に公述していきたいと思います。 紡毛紡績につきましてはすでに触れておりまするが、その設備は戦後、戦前の二倍になっておりまして、そのためにその不況を打開すべく調整組合を結成して、自主的の調整に努力しておる次第であります。
たまたま昨年度におきましては、羊毛工業連合会の方で、今おっしゃったようなその問題が起きて参ったのでありますが、われわれとしては別にIWTOの会員ではありませんから、そういう方から何らの連絡も直接ありませんし、そういう意味はないのでありますが、しかし不正なる方法をもって製品を海外に輸出するということは、よろしくないということははっきりいたしておりますので、われわれとしてはできるだけそういったものに沿いたいという
ただ羊毛工業と申しましても、大企業の多い梳毛部門と中小企業の多い紡毛部門、この二つの部門があるわけでございまして、中小企業の多い紡毛部門につきましては、これはやはり業態の性質として、価格の回復も梳毛に比べて悪いというようなところから、この部門につきましては、別途中小企業安定法の運用によりまして問題を処理することになりました。
戦後こうしたいろいろなものが復活して、日本の羊毛工業も盛んになつて来たことも、或いはその他の絹製品なども非常な技術者が優秀性を持つて来たことも、要するにこれはやはり技術者というものが一朝一夕に生れるものではなくして、経験というものは少くとも三年や四年かからなければ到底立派なものを生産することができない。
ところがその後日本の輸入業者、羊毛工業会その他の、まあそういうところのバツクもあり、最近この濠州航路におきましては、やや妥当なる待遇を受けた。と申しますのは、郵、商のほかに山下、川崎、三井の三社の共同体、こういうものの加入が認められた。そうして配船も郵、商、それからその共同のライン、これがおのおの年に九航海、それから全体の積取り、羊毛の積取率もたしか四二%というところまで引上げを認められた。
それから次の日本羊毛工業、これも大体同様な経過でありますが、これは四社が入札いたしております。その結果、予定価格より低く日本羊毛に一番札で落ちておる。こういうかつこうで指定と指名競争による契約と、それから結果的な随意契約による契約、契約についてはこういうことになつております。
その二つの点と申しますのは、一つは、原料自身に対する政府のコントロールの力というものが、全然人絹につきましてはないということ、と申しますことは、逆に申しますと、綿工業及び羊毛工業につきましては、その原料がほとんどすべてが輸入原料でございますので、その輸入原料の機業者に対する配分の仕方、その仕方によりましてある程度輸出を特別扱いにするようなことが可能になるわけでございますが、人絹につきましては、御承知
ただ羊毛工業の場合におきましては、私どもが多少性急であつたと申しますか、輸出がゼロに近いところから、ある程度の輸出が実現するごとく持つて行きたいという気分を私ども強く感じましたし、またそれだけにその関係する人に、より多くの興味を持つていただきたいということを考えましたがゆえに、ある程度の輸入権的なものを織物業者及び輸出業者につけまして、紡績と三者一体になつて輸出に馬力をかけていただくことを期待したわけであります
○説明員(牛場信彦君) これはまあその羊毛工業自体にも相当合理化をする余地はあるように私ども聞いておりますが、そのほか市場関係の開拓につきましては、今後とも大いに努力をいたしたいと思つております。業界におきましても最近各地に市場調査団を派遣される等いろいろ努力はしおられるように伺つております。
業態につきましては、只今大西さんからお話がございましたが、殆んど同じでございますので、その点につきましては省略をさして頂きまして、若干羊毛工業の特徴を中心といたしまして説明さして頂きたいと存じます。お手許に資料として日本毛織物染色整理協会というのを出しましてございますが、私どもの羊毛工業の構成団体は大体三つでございます。
○徳永政府委員 ただいま羊毛製品について三割くらい、少くとも二割くらい輸出するようにすべきではないか、またその対策いかんというようなお話でございますが、私どもも、現在の非常に少い状況から——そのことは、程度問題でございまして、そう一朝にしてこの事態が改善されるとは思いませんが、しかし今後一年間に少くとも輸入外貨の二、三割のものは自前でかせぐべきであり、そうしないと、今の日本の外貨事情から見て羊毛工業界
○徳永政府委員 お尋ねの御趣旨の原毛工業の原料でございます羊毛の輸入を、紡績業者に割当てるということでなしに、紡績業者は自分で原料をもらつて、いわばぼんやり過ぎておるのでもつとほかのものに割当てたらいいんじやないかという御趣旨のお尋ねかと承知いたしまして、その意味のお答えをするのでございますが、私ども羊毛工業の原料を他の業者に与えるというやり方はやはり不適当だと考える次第でございます。
それからもう一つお尋ねがございました、羊毛工業が糸高の製品安というようなことになつて、紡績がなまけておるのではないかということでございますが、ごく最近の糸価の状況がさような経緯をたどつておることも、毎日の新聞の相場欄に出ておる通りでありまして、私どもも非常に困つたことだと考えておるわけであります。