1996-05-30 第136回国会 衆議院 決算委員会第三分科会 第1号
桑の問題で、今、養蚕のメカニズム、繭糸業をどうするか、それから機屋をどうするかというのをきのうもやっていたわけですね。そういう問題で、もう全く環境が変わってしまっているわけだ、当時、初めスタートしたときの基本が。そうでしょう。酪農のときだって、川俣のところの麓山と言うのだけれども、そのときに牛乳がキロ百円ぐらいになるだろう、あるところでは百五十円ぐらいになるだろうと。
桑の問題で、今、養蚕のメカニズム、繭糸業をどうするか、それから機屋をどうするかというのをきのうもやっていたわけですね。そういう問題で、もう全く環境が変わってしまっているわけだ、当時、初めスタートしたときの基本が。そうでしょう。酪農のときだって、川俣のところの麓山と言うのだけれども、そのときに牛乳がキロ百円ぐらいになるだろう、あるところでは百五十円ぐらいになるだろうと。
もちろん、この暴言に対しましては、国会で議決をした一元化輸入に対して挑戦をするものであり、つまり政府の高級官僚が国会のこの権限を侵すようなものであり、同時にまた、養蚕業にとっては輸入の拡大につながり、さらに、繭糸業にとってもこれは問題のあることであります。 そこで、大臣はこの問題に対してどのような措置をとられてこられたのか、その点について、経過を含めて所信を明らかにしてください。
○近藤(鉄)政府委員 非常な困難を抱えております日本の養蚕業、そして繭糸業、絹織物業の今後の安定的な発展のためのいろいろな解決をしなければならない深刻な問題の一つ、重要なものの一つが、先生御指摘の輸入調整の問題であると私たちはかねてから考えておりまして、今度の糸価決定に当たりましても、審議会の附帯決議の中にもこの輸入問題については触れられてあるわけであります。
去年は月に千俵か二千俵なものを、この四月は四千五百、五月は五千二百、六月の実績はここには出ておりませんけれども、そういうことになってくれば、もはや、日本の繭糸業というものは全部壊滅寸前にいま来ているわけであります。あした何か繭糸業者の大会があるそうなんだが、こういう事態を憂えて、昭和四十六年のときに事業団がどんどん買い入れをやっている。
○国務大臣(周東英雄君) 御意見の点は私はごもっともだと思うのでありまして、繭糸価の安定ということをはかることが私は繭糸業振興のために一番必要なものだと思うのであります。今日の糸の価格が二十三万というようなことは少し私は異常だと思うのです。
○参考人(肥田啓治君) 私は、すべての産業というものは、生産と消費の調和がとれる、そういう産業が発達し、また、これに関係している者がしあわせになると思っておりますが、いかんせん繭糸業というものは、戦時中は食糧の方に転換したために、ほとんど極度に減らされてしまったのであります。
そこで、この資金から生まれますところの利益金を積立金とするということになっておりますが、損益計算上出て参ります利益金は積立金とはいたしますけれども、政令で、それに相当するところの金額のたとえば百分の七十とか百分の八十とかいうようなそういう額を、今後養蚕業の経営の安定、すなわち養蚕技術の向上とかあるいは経営の合理化とかあるいは需要増進とかいうような繭糸業の経営全般の安定向上のためにこの資金を使えるようにしよう
私どもは、そういう趣旨でこれを提案いたしましたので、よもや与党においても反対されることはあるまいと思っておるのでありまして、どうか一つこの決議案を全会一致をもって御賛成をいただきまして、この繭糸業に対する不安、動揺をすみやかに一掃されますように強く要請いたしまして、賛成の理由にかえる次第でございます。(拍手)
生糸だけですらまだこういうような不十分な状況でございますが、しかし、昨日の松平さんのお話でも、同時にまた今御提唱になりました中澤さんのお話でも、私は、日本の繭糸業の発展のためには、これはぜひとも開拓すべき分野だろうと思うのです。
何も別に看板ではありませんけれども、内外の事情に通じ、内外に重きをなすような者が、そういう会社の長であるということは、これは非常な安定制度に向いましても、あるいは繭糸業全体に向いましても、非常に意義の大きいものだと、かように考えるのであります。
その中庸を得て、おのずからここにかってのわが国の繭糸業のような蓄積ができれば、一番けっこうなことだと思うのでございますが、その過程でございますので、いろいろ問題が起ってくると思うのでございます。しかしこれが運用、政策におきましては、どこまでも今川俣委員の述べられましたような気持においてやっていくことが一番妥当だと考えております。
そういう安定帯の中に繭糸の価格が納まることによりまして、結局生糸の輸出も振興され、また国内的に繭糸業というものが安定して行く、こういう終局のねらいを持ってこの制度が考えられておる、こういう考え方でございます。
○原田説明員 農民のためになるか、製糸家のためになるか、はっきりわかるはずだから返事をしろということになりますと、一応返事ができそうな問題に見えますが、この法律案のねらいは、そうい点ではなく、ともかくも繭糸業というものの振興をはかって、安定さして行くというためには、どういう措置をとったらいいかという考え方からできておりまする法案でありまして、しかも現実の繭糸の問題は、一つの経済問題としていろいろな状態
上値を押えるという御意見でございますが、その根底をなすもの、たとえばこの法案の最もねらつている繭糸価の安定ということは、繭糸業、たとえば養蚕家あるいは製糸葉者の安定した経営ができるというところに、根本が置かれなければならぬと私は考えておるわけであります。
過去においても生糸や繭の清算取引が行われておつたが、それで大したことはなかつたというふうにあるいは答えられるかもしれないけれども、その当時は、繭糸業に関係いたしましては糸価安定補償法とか、その事態によつて取引所以外に繭糸価の安定をするいろいろな法律があつた。その裏づけがあつてさえも、この取引所のためにかなり市場が混乱された事実がある。