1959-03-24 第31回国会 参議院 農林水産委員会 第20号
現在の千円に下げたということも、結局千円に下げれば政府が買い出動をする必要のない価格であるから下げたとしか考えられないのでありまして、実際的には最低繭価支持制度の放棄にひとしい。確かにこれは実質的に最低繭価を放棄したと見ざるを得ないのであります。
現在の千円に下げたということも、結局千円に下げれば政府が買い出動をする必要のない価格であるから下げたとしか考えられないのでありまして、実際的には最低繭価支持制度の放棄にひとしい。確かにこれは実質的に最低繭価を放棄したと見ざるを得ないのであります。
従いまして直ちに桑が、桑の葉っぱが幾ら余るからということが補償の対象になるという考え方よりも、全体千四百円の繭価支持の線が、現実に支持せられますことの利益の方が農家にとってはるかに大きいわけであります。その線にぜひ協力をしてもらうというふうに考えているわけでございます。
によつて無制限に買上げる価格支持政策の確立が先決であるが、財政上等の関係から今直ちにこれを実施することが困難であるとすれば能う限り近い機会にかかる施設を実施することとなし、差当つては、本法律案第十條の規定による繭価の低落を防止する措置として、政府において糸価を決定するに当つて必ずその中に占める繭価を明示すると共に適正な繭価を支持し得るよう、繭の市価がこの適正価格を下廻る場合には、政府は乾繭の保管その他繭価支持
二、乾繭保管その他繭価支持のための必要な資金の融通については御趣旨に添うように努力致したい。 三、利子その他の諸経費の補助については、今直ちには困難と思われるが、将來情勢を見て必要に応じ善処致したい。 四、養蚕業振興等の問題については本年五月策定した「養蚕業振興緊急対策」に基いて着々実施中であるが、なお一層これらに関する施設の強化を図つて参りたい。