1958-07-01 第29回国会 参議院 商工委員会 第5号
そこで、政府は蚕糸価格安定法に基きまして、生糸一俵十九万円、また、繭一貫千四百円以下は政府が買い上げて、繭糸価格安定を行うことになってきております。五月末になりまして、佐藤蔵相は、三十三年度の買い上げ資金は、繭の買い上げ資金は六十億、生糸買い上げ資金は四十億、合計百億しか出されないというふうなことをおっしゃったように聞いております。
そこで、政府は蚕糸価格安定法に基きまして、生糸一俵十九万円、また、繭一貫千四百円以下は政府が買い上げて、繭糸価格安定を行うことになってきております。五月末になりまして、佐藤蔵相は、三十三年度の買い上げ資金は、繭の買い上げ資金は六十億、生糸買い上げ資金は四十億、合計百億しか出されないというふうなことをおっしゃったように聞いております。
大体今のところにおきましては、一俵の糸を作るのに大体繭が百貫だと思いますから、伝えられております通り一五%の課税をするといたしますというと、二十四万で三万六千円かかる、そうしますというと、大体繭一貫匁で三百六十円が税金としてはね返つて来るのであります。
次に繭の生産費の額に生糸の製造及び販売に要する費用の合計額というのが二に出ておりまして、これを御説明申上げますと、繭の生産費につきましてはここにもあります通り、昭和二十六年度推定上繭一貫当り生産費千二百九十一円、これはどうして出たかと申しますと、これは統計調査部において調査いたしました二十五年度の繭の生産費を調べたのであります。
手數料が養蠶家の負擔か、企業家の負擔かというお話は、これはその問題が出ましたのは、手數料の一部でありまして、現在の公定價格におきましては繭一貫匁あたり農業會の手數料は四圓でありまして、そのうち一圓が集荷に要する費用であります。三圓は農業技術員の設置に要する費用であります。