1959-03-30 第31回国会 参議院 大蔵委員会 第23号
第一に、織物課税の削除についてでありますが、社会通念として高級織物が物品税の対象となるべきものであることは、私どもも疑いなくさように信ずるものでございます。ただ、私どもが審議の過程において問題になりましたことは、主として徴税技術の問題と納税義務者がきわめて数多くの零細企業者であるという事実に対する政治的配慮の点でございます。
第一に、織物課税の削除についてでありますが、社会通念として高級織物が物品税の対象となるべきものであることは、私どもも疑いなくさように信ずるものでございます。ただ、私どもが審議の過程において問題になりましたことは、主として徴税技術の問題と納税義務者がきわめて数多くの零細企業者であるという事実に対する政治的配慮の点でございます。
次に、物品税法の一部改正案の修正部分でございますが、織物課税につきましては、私どもといたしまして原案提出に至ります考え方は、物品税体系の中における均衡という意味から踏み切ったのでございますけれども、その後国会の議論その他を通じまして、やはり課税方式その他において問題の存する点も了解するにやぶさかでございませんので、この際御修正は私どももやむを得ないものと存じまして、今後一そうそういう課税上の欠点等が
なお、織物課税につきましても、御指摘の点はあるいはごもっともかとも思いまするが、私どもが提案いたしました際におきましては、物品税の課税されておりまする千品目近くの品目を見まして、やはり織物の中で高級なものに対しても、一応の高級織物課税というものが課税されていかなければ、税体系上おかしいではないかというような議論等がありまして、これも踏み切ったわけでありますが、しかしながら、党の方において、今いろいろと
今回の税制改正に当りましても、税制審議会において十分論議を尽されたのでありますし、ことに高級織物課税の問題については、今まで過去において神武天皇以来と言われますと、つい二十五、六年までは織物消費税というものがあったのですから、この点は神武以来初めての新税ではなくて、織物消費税というものがあったのでございますから、いわゆる新税だとか、新しく財源あさりをしてこういう税金を作ったものでないことだけは、ぜひ
やはり相当突っ込んでいかなければ税金はこれるものでないし、現実に銀座を通られても、現在の織物課税反対のあれが立っておりますが、そういうことをおそれて、税の額よりも、むしろそういうような店まで全部調べられるおそろしさを非常に感じておることを御理解願いたいと思う。
それのみならず、政府が減税々々と言いながら、今度は、きょうもありましたが、織物課税などの物品税の新設、それからガソリン税、これも百九十二億となっておりますが、ガソリン税の値上げなどの関係上、大衆との関係が非常に深い税金が予算の上にかかってくるようになっております。これを見ましても、実質的には租税負担は一向に軽くならない、逆に重くなっているような事態が出ておるわけでございます。
○佐藤(觀)委員 いずれ審議の過程でいろいろお伺いしょうと思いますが、ただ私たちが心配いたしておりますのは、わが党としては、物品税は全部戦時課税だからということで反対をしておる立場上、わずか六億二千万の織物課税でありますけれども、政府は、今言われるように、一メートル五千五百円、それから絹織物にしても二万五千円という比較的高額なものであるから、大衆には迷惑はかからぬだろうというような予測のもとにお出しになったという
今後は、デフレ政策の強行、高級織物課税の実施等によつて内需が抑えられ、輸出の増強がそれにもかかわらず余り大きな期待ができないとするならば、その結果、我が国の蚕糸業及び養蚕農家に及ぼす深刻なる影響は誠に憂慮に堪えないものがあるのであります。
○鈴木強平君 今配つて頂きました資料の中に、税制調査会答申中原糸課税に関する件を抜粋してあるのですが、その第二項に「同理由及び説明、繊維品に対する消費税について」というのがあるのですが、その理由は原糸課税にするか、或いは織物課税にするかというだけの理由と説明であつて、なぜこの際製品に税金をかけるか、課税するかということについての説明が欠けておる。
○佐藤(洋)委員 私はこの際蚕糸問題並びにただいま木暮税制調査会長の御報告になりました生糸課税か、あるいは織物課税かの問題につきまして、数点の質疑を試みたいと存じます。
ただ先ほど来私は、織物課税にする場合にはかくかくの非常な短所がある、また原糸課税についてもこんな短所があるではないかという点で議論が非常にあつた、こういうことを申し上げた。言葉が足りないために何か今輸出に対してもどし税のことを私の意見で特に申し上げたような誤解を受けて、まことに申訳ございませんでした。
ともすると原糸課税をされる可能性が多いとわれわれは見ておるのですが、通産省の繊維局としては、この原糸課税か織物課税かの問題について、どういうお考えを持つておるか、具体的に御説明を願いたいと思います。
先ほど来問題になつておりまする原糸課税の問題でございますが、これは蚕糸局長に先ずお伺いしたいのは、初めは織物課税のような話が出ておつたけれども、税制調査会では織物にするか、原糸課税にするか、政府にその採択を任せるような答申案であつたように聞いておりますが、併しながら今現在政府が調査しておるのは織物でなくて原糸課税である、かような様子が見えるのでございますが、蚕糸局長としては、今更政府は糸を織つてこれから