2019-03-12 第198回国会 参議院 環境委員会 第2号
CLT、すなわち直交集成板とは、ひき板を繊維方向が直角に交わるように積み重ねて密着させたパネルであり、欧州では、一般住宅から中大規模施設等の建築材料に広く用いられているとのことであります。CLTは、断熱性の高さが地球温暖化対策に資するだけでなく、耐火性が高い、施工が早い等の特性があるとの説明がありました。
CLT、すなわち直交集成板とは、ひき板を繊維方向が直角に交わるように積み重ねて密着させたパネルであり、欧州では、一般住宅から中大規模施設等の建築材料に広く用いられているとのことであります。CLTは、断熱性の高さが地球温暖化対策に資するだけでなく、耐火性が高い、施工が早い等の特性があるとの説明がありました。
CLTというのは、今日、パネルはCNFを用意させていただきましたが、CLTはひき板を繊維方向が直交するように積層接着したパネルでありまして、コンクリートの約半分の重さでありますから重量が軽くなります。基礎工事の簡素化ができます。コンクリートと異なって養生期間というのが不要なために短期間で施工ができます。また、同じ厚さで比較をすると、コンクリートより断熱性が高いので省エネにもなります。
CLTとは、クロス・ラミネーテッド・ティンバーの略で、杉やヒノキのひき板を並べた後、繊維方向が直交するように接着した木材製品です。その特徴は、とにかく施工がシンプル、これは接合部、くっつける部分はビスや金具なんですね。リユースもできます。それをそのまま組み壊して新しく建てることもできます。リサイクルもできます。
それから、縦と横の繊維方向を組み合わせたCLT、直交集成板ありますね、これが建築基準法ではなくて政令の中で決まるんだと思いますが、こういう設計までやる、結構ですという状況を早く国民に示して、国産材が使ってもらえるように努力したいと思います。それと同時に、日本のこのすばらしい家具をヨーロッパあるいはアメリカに向けて輸出を努力をすると、こういう省内での方向付けはできております。
CLTでございますけれども、ひき板を繊維方向に直交するように積層接着させた厚いパネルということでございます。 私どもとしては、このCLT、大きな可能性を秘めているというふうに考えておりまして、このCLTを主要構造材として広く普及するために、製品の品質の基準を定めたJAS規格、これを年内を目途に制定したいというふうに考えております。