1949-10-05 第5回国会 衆議院 商工委員会 第34号
それからただいま御質問のありまして輸出品の滞貨の件でありますが、これは大体公團の持つております滞貨と、民間の持つております滞貨とに大きくわけられるわけでありますが、公團関係では繊維公團が約四百億円見当の滞貨と言いますが、在庫品がございます。それから鉱工品公團では約六十八億、七十億円近くの在庫品を持つております。
それからただいま御質問のありまして輸出品の滞貨の件でありますが、これは大体公團の持つております滞貨と、民間の持つております滞貨とに大きくわけられるわけでありますが、公團関係では繊維公團が約四百億円見当の滞貨と言いますが、在庫品がございます。それから鉱工品公團では約六十八億、七十億円近くの在庫品を持つております。
現在紡績から繊維公團の代行人である輸出商社に対して請求書を発行済みで支拂いを受けていない金額は、八月十日現在で十六億一千三百万円になつております。これは大体本年二月までの計画生産の加工賃の支拂い並びにこ月以降輸出製品の原綿が拂下げ制度になりました、それまでは賃加工生産であつたのであります。二月以降拂下げ制度になりました。
それから第二に貿易特別会計について申しますと、貿易特別会計では直接貿易会計の未払いというものはよりは、むしろ公團が未払いになつておるという形での未払いがあるわけでありまして、その最もおもなものは、繊維公團の未払い金が約三十億あるというふうに言われております。それから第二に鉱工品公團関係でやはり七億円程度の未払いを残しているわけであります。
それから繊維公團の持つている繊維関係でありますが、これが約二百八十億でございまして、そのうちの人絹、あるいは人絹織物、あるいは繊維第二次製品、これが約五、六十億でありまして、これが大体滞貨に属しております。
そのうち大体輸出ができると認定されますものが二十七億、それから輸出が非常に困難だということに判定をされますものが約十一億、それから繊維公團につきましては、輸出の可能なもの、輸出向けとして現在持つておりますものは約三百億、この三百億と申しますのはドル換算で通算をしておりますので、大体三百億くらいと推定したわけであります。
さらに繊維公團におきましても四百十億の滞貨があり、そのうち輸出向けとして三百億、内需向けとして百十億があるという数字を発表しております。これらは、この不良品拂下げ問題の内容を暗示するものであると考えられます。さらに價格差益金の保留金がどう処理されるであろうか。
まあ繊維公團の方は、これは業者から聞きますと、こういうことをいうのは責任逃れかも知れませんが、金融面においても、外の業者と違つて相当の信用がありますので、なんとか今やり繰りをやつて頂いておるような状態でありまして、十月十一月の交になれば、一つこちらにおいても責任を持つて解決したい。このように考えております。