2018-03-15 第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
農水省でやっていただいている農業次世代人材投資事業、経営開始型の支援資金、五年間で年間マックス百五十万円とかとか、そういったものはありますけれども、耕種部門の皆様方は経営開始からすぐに収入が入るのに対して、繁殖部門に関しては三年間どうしても収入がない、これが非常につらいんだろうというふうに思います。
農水省でやっていただいている農業次世代人材投資事業、経営開始型の支援資金、五年間で年間マックス百五十万円とかとか、そういったものはありますけれども、耕種部門の皆様方は経営開始からすぐに収入が入るのに対して、繁殖部門に関しては三年間どうしても収入がない、これが非常につらいんだろうというふうに思います。
生産現場におきましても、まず、大規模肥育経営、この方々には、市場価格の変動に左右されない肥育素牛を確保するという意味で、繁殖部門を取り入れるケースが現在ふえてきております。また、中小規模の経営をやっておいでる方々は、新たにキャトル・ブリーディング・ステーションという地域の肥育素牛供給の核となる施設を整備されておったりするわけでございます。
ですから、この繁殖部門に対するやはり対策というのを早く手を打たないと、これは私ども、私といいますか、日本の子牛資源というのが枯渇してくる、この危険を感じておるわけでありまして、是非ともこのことに力を入れてほしい。 そういう意味で、農水におきましては、酪農、肉用牛生産の近代化を図るための基本方針、これで雌牛の増頭計画、十年間で十一万頭。
特に、繁殖地域に子牛を保留をしまして、その地域で肥育を行ういわゆる地域内一貫生産ですが、これは当然なことですけれども、子牛の流通の合理化という利点もありますし、また繁殖部門と肥育部門の間でそれぞれ情報の交換をしまして、飼育管理技術の改善にも役立つという面もございますし、いわゆる銘柄牛、大体産地の名前をつけた銘柄牛が多いわけですが、そういう銘柄牛としての評価を得やすい、そういったいろいろな利点があるわけでございます
その場合、特に中山間地では、離村されたり人が減ってその後耕作放棄地とか、あるいは担い手がいないというような既耕地もあるわけでございますので、こういうような土地をそういう農家に飼料基盤として集中させるような方法でございますとか、あるいはコストの関係はございますが、草地開発を進めるとか、いずれにしても何らかの形で規模拡大を進めて飼養管理の合理化なりコスト低減ということを肥育部門とあわせて繁殖部門においてもやっていかなければいけないんではないかというふうに
○政府委員(京谷昭夫君) 肥育部門の経営安定についての問題でございますが、先ほども若干触れましたが、私ども現在御審議をいただいております肉用子牛の価格安定制度は、単に繁殖部門だけではなく、肥育経営の支払う子牛価格負担というものも軽減をされることになりまして、この子牛価格安定制度によって肥育経営の安定にも裨益をするものであるというふうに考えておるわけでございます。
畜産振興事業団を通じた国産牛肉の需給調整措置というものを保持をしていきたいというふうに考えて、この繁殖部門に対する対策とあわせて肥育農家への配慮を払っていこうという考え方でございます。
○政府委員(京谷昭夫君) 今回の牛肉の輸入枠の撤廃問題とも関連をいたしまして、国内の肉用牛生産の存立を確保する上で、ただいま御指摘のございました繁殖部門の育成強化という問題が、実は大変重要な課題であると私ども考えておるわけでございます。
ただ、コスト面で申し上げますと、御承知のとおり乳用種資源というのは、酪農部門からのいわば副産物として資源が提供されておりますので、肉専用種が繁殖部門で資源を再生産しなければいけないというところと若干の違いがございます。
私どももこの部門の規模拡大のためいろいろな手を尽くしておりますけれども、最近ようやくその規模拡大の動きが出てきておりまして、繁殖雌牛の頭数規模で五頭以上層が全体の繁殖雌牛の五〇%を占めるという状況になっておりまして、大変テンポは遅うございますけれども、繁殖部門における飼養規模の拡大が進展をしていると考えております。
○京谷政府委員 ただいま御審議いただいており ます肉用子牛生産安定等特別措置法で予定をしております肉用子牛生産者補給金等は、これ自体確かに肉用子牛の生産を行います繁殖経営を対象にしたものでございますけれども、実は私ども、肉用牛生産を構成している部門として繁殖部門と車の両輪の関係にあるのが肥育経営であるというふうに考えております。
○京谷政府委員 お話のとおり、肉用牛の生産過程、繁殖部門と肥育部門に分かれて分担をされておるわけでございますが、長期的に見ますと、私ども自由化という事態を踏まえますと、最終製品である牛肉価格というのは、これは一つには輸入量の増加なり、あるいはまた国内での生産コストの低下という状況を背景にして価格が下がっていく、こういうふうに考えております。
特にその際、肥育部門とあわせまして、その基盤になります繁殖部門の生産の安定ということがやはり非常に重要だということで、政策的な重要性が改めてまた大きくクローズアップされてきたということが一つ背景としてございます。
このためには、肥育部門とあわせましてその基礎になります繁殖部門の生産の安定というものを図ることが特に重要でございますが、繁殖肉牛につきましては、飼養規模も零細で子牛生産以外に収益がない。子牛の死亡というものが繁殖農家の経営にとって極めて大きな打撃を与えるというような実態にございますので、肉牛につきましての生産子牛共済を今回新設をすることにいたしたものでございます。
肉用子牛は、繁殖部門における生産物であるとともに、肥育部門における基礎的な生産資材であり、肉用牛生産の振興を図る上で、その価格の安定を図ることが重要であります。
肉用子牛は、繁殖部門における生産物であるとともに、肥育部門における基礎的な生産資材であり、肉用牛生産の振興を図る上で、その価格の安定を図ることが重要であります。
まず、御指摘のとおり、肉用牛の飼育規模が小さいものが多いということでございますが、これを分けて考えてみますと、わが国におきます肉用牛の飼養の歴史といいますのは、もともと役肉兼用という形で行われておったものを肉利用のみの目的に転用をいたしたわけでございまして、歴史的な問題で浅いという点も一つ指摘されると思いますけれども、一番基本的には、いわば子取り経営といいますか、繁殖部門におきまして、特に草でございますね
特に近年の牛肉の供給源は和牛、乳用肥育雄牛及び乳廃牛でございますけれども、このうち和牛につきましては繁殖部門の経営が大変零細で、飼料などの生産資材の高騰や子牛価格のいかんによりましては簡単に経営放棄が行われるといった大変弱い体質を持ち、また酪農経営の副産物であります乳用肥育雄子牛につきましても、価格の動向によりましてこれが育成に回されたり回されなかったりという非常に不安定な状況にあるわけでございます
ただ、繁殖部門と肥育部門のそれぞれの作業工程におきましては非常に差がございまして、したがって、生産性の向上の観点からいたしますと、一貫経営形態が直ちに合理的なものとはまだ即断できない問題がございます。したがいまして、一貫経営の評価につきましてはなおしばらく検討を要するのではないか、こういうぐあいに考えております。
しかも繁殖部門におきましては収益性が低いというような関係から、その頭数の伸びが減っておる。しかも一方では、旺盛な牛肉に対する需要というものから、いわば一種の資源の食いつぶしというような原因がございまして、その肉専用牛についての頭数の足踏みというような事情があったと思うわけでございます。
四十年の初めに、絶対頭数の減りかけた時代がございまして、この際に肉牛振興対策等、諸般の処置を講じて、また上向きになったわけでございますけれども、最近非常に牛肉価格の堅調ということがありまして、肥育部門は非常に規模の拡大等が進んでおりますが、繁殖部門——素牛を確保する繁殖部門についての採算性の低位から、この部門の立ちおくれということで、絶対頭数の伸び悩みというような問題がございまして、今後は草資源に恵
もう一つは繁殖部門の伸び悩みでございまして、なかなか国内の強い需要についていけないという点がございます。したがいまして、養豚につきましては、この二点につきまして重点的に今後いろいろな施策を講じてまいりたいと存じております。
ただ、繁殖部門というのが何としてもなかなかうまくいきません。そこで、繁殖部門とそれから育成部分とを地域的にリンクさせまして、その育成部分のメリットが繁殖部分にも戻っていくというような形を考えていけば、そういうものができ上がってまいりますれば相当いけるのではないかということで、この辺のことを中心に生産部門では考えているわけでございます。
○説明員(太田康二君) 従来のわが国の肉牛飼養につきましては、まず子供を取る段階の繁殖部門、それからそれを六カ月ぐらいのところで引き取って使役に使いながら肉として大きくしていく育成地帯。それから最後に育成地帯で二、三年使われて、出されたものが肥育される肥育地帯、こういう三つの地帯があったわけでございます。