2013-02-28 第183回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第2号
そして、例えば縫製品工場を相手国に造るとか農作業のためのレベルアップをしていくとかいうことで、機械とかそういったものは向こうへ供出できるんですけれども、後の対応というのはなかなかできない。私も過去に、大きな農機具があって、新品のまま倉庫にあるからどうしたのと言ったら、修理ができないからということがもうたくさんODAではあると思うんですね。
そして、例えば縫製品工場を相手国に造るとか農作業のためのレベルアップをしていくとかいうことで、機械とかそういったものは向こうへ供出できるんですけれども、後の対応というのはなかなかできない。私も過去に、大きな農機具があって、新品のまま倉庫にあるからどうしたのと言ったら、修理ができないからということがもうたくさんODAではあると思うんですね。
これは歌志内の例でありますが、これも縫製品工場が設置をされまして、結果的には加工賃の単価買いたたきによって、この誘致をした企業——産炭地振興のための企業が再び倒産の寸前にあるという状況にあるわけです。炭鉱が閉山をされてそのために企業誘致をした、せっかく安住の地をここに求めようと思った労働者が、また企業誘致をされた企業が倒産の寸前にある。
これらのただいま申し上げました根幹となる振興基本計画なり実施計画を持っておりまするけれども、そのほかに、特に緊急かつ応急的な対策といたしまして、合理化の最も急激に行なわれました石狩炭田の美唄市、歌志内市、芦別市等の地区に対しましては、関東、特に関西地区企業家の理解ある御協力によりまして、特に本日ここに参考人としてお見えいただいております近藤社長さんの非常な理解のある、御熱意のある御尽力によりまして、縫製品工場等
たとえば北海道美唄の北洋繊維という縫製品工場ですが、あれに対しては採用予定者は女が百三十人、勇が二十五人です。これに応募したのは、入社の申し込みが現在女のほうは百三十人に対して五十二名、男は二十五人に対して十八人ですよ。ところが一方で、先ほど申し上げたように、炭鉱の離職者は三井美唄にたくさん滞留しているのです。どうしてこういう状態が起こったかといったら、日給三百円ですよ。
そういう考え方でいろいろ実態の調査等もやっておるわけでございまして、いまの縫製品工場の誘致の問題とか、通産関係の仕事でもございますし、労働省と一緒になりまして、そういう面を一生懸命やってまいりたいと思っております。まだ完全な計画までいっていないようでございますが、早急に進めてまいりたい、かように考えております。
○二宮文造君 先ほどちょっと触れましたが、産炭地の振興としての縫製品工場、こういう考え方が調査団から報告が出ておりますが、業界のほうでその意向をただしてみますと、今はどちらもピークにきている、内需にしましてもそれからまた輸出にしてみてもピークにきている。
と申しますのは、この間の石炭調査団の答申によりましても、産炭地の振興対策の一つといたしまして、たとえば産炭地に縫製品工場を設けて、そうして労働力を吸収していく、そのようなことも言われております。この調査団の答申に基づいて政府がまたいろいろと思考されるのだろうと思いますが、その輸出の伸びを一応お伺いいたしておきたい、このように思います。