2016-04-13 第190回国会 参議院 東日本大震災復興及び原子力問題特別委員会 第5号
免震は揺れを下の方で揺らして上部構造に影響を与えないという考え方なんですが、私の勉強した限りですけれども、免震構造は縦揺れには意外と弱いということもあります。
免震は揺れを下の方で揺らして上部構造に影響を与えないという考え方なんですが、私の勉強した限りですけれども、免震構造は縦揺れには意外と弱いということもあります。
そうしたら、もうびっくりするぐらいの揺れがありまして、縦揺れですね、がくんがくんと。上下のバウンドが激しくて、私は福岡・北九州なんですけれども、都市部の列車の走行ではちょっと考えられないような揺れがあって、思わず舌をかみそうになったわけであります。
今回はそういう意味では、現場の人間は、向かい風で結構波が高くて、ピッチングという縦揺れが厳しい中で接舷規制までやったというのは、限界まで頑張ったんじゃないかなと私どもは理解しております。
そうなりますと、向かう方向は向かい風になりますので、かなり波も立っておりまして、向かい波が立っておりまして、縦揺れが激しくて、接舷規制もかなり相当慎重にやったという状況であります。上陸した後、逃走を図ったときに二隻の巡視船で挟み打ちして停船させましたが、こちらの場合は追い風で、波も追い波で、そこは非常にやりやすかったという部分がございます。
まず、津波でなくても、地震被害による電気系統に容易にトラブルが起こり得るということ、次に、縦揺れの激しい地震によるスロッシング現象のような事態で燃料プールが損傷するということ、また、原発の非常用ディーゼル発電機は運転時は二台、停止中と燃料交換中は一台だけ動けばよいとされていた甘い考えのルール、全国の原発施設が常に危険につながる要因を抱えているのではないかと思います。
今や、もう十メートル級の津波にしても阪神・淡路レベルの縦揺れにしても想定外とは言えないときでございます、まさにですね。 こういうことが今、総理、ちょっとお伺いしたいんですけれども、今の全国の原発の現状です。もう想定外とは言えないレベルでこんな状況ですが、総理、いかが思われますか。
○大門実紀史君 だから、地震が起きたもうちょっと詳しい理由なんですけれども、要するに縦揺れが起きたわけですね。それによって誤作動といいますか、水面が下がったときに自動停止したということで、縦揺れということでございます。 この福島原発でも女川原発でも、原発事故を防ぐ最初の一歩というのは、地震に施設があるいは装置が耐えられるかどうかということでございます。
それだけではなくて、上段の数字なんですけれども、それぞれの原発が想定している地震の縦揺れの数値を示しました。ガルというのは何かというと、地震の揺れの勢いです、揺れの勢いのことでございます、これが重要なんですけれども。従来、保安院は横揺れの数字ばかり公表しておりまして、これは特に縦揺れを出してくれということで、なかなか出さなかったんですが、出してもらって作成いたしました。
緊急地震速報というのは、地震が起きたときに震源地から地震波が伝わってまいりますが、二つの波があって、最初にP波という、縦揺れですね、小さな揺れが伝わってきます。その後、S波ですね、本揺れ、本震、横揺れとも言いますが、これが大きな揺れで、これが被害をもたらします。このP波とS波は伝わるスピードが違いますね。このスピードの違いを使って地震速報を出そうと、今やっていらっしゃるのがそれなんですが。
そこは現象的にはいきなり縦揺れが来ますから、どどどどどっと、こう揺れて、後は家なんかを見ていると、ちょうど波にボートが浮かんでいるような、そんな感じで揺れるんですね。道路が上がれば家が上がりますが、大体差が一メーターぐらいあるんじゃないかと思うぐらいの揺れではありました。
今度の地震、私も地震には大変なれておりまして、東京も地震が多い、静岡に赴任したときには伊豆沖の大地震がありまして、大被害もあった、そういう経験があるわけですが、今度、福岡の地震は、本当に福岡は地震が東京の十分の一ぐらいしかないとこうみんな思っていたんですけれども、あの縦揺れを経験したときは、私はビルの十三階におったんですけれども、このビル倒れるんじゃないか、生まれて初めてビルが倒れるんじゃないかという
○玉置委員 午前中、菅さんの方から新幹線の脱線事故ということのお話がございまして、直下型に対しての備えがまだ不十分である、そして横揺れでしたか、今回、横揺れと縦揺れということで前後が逆になって、従来の地震に対する備えが余りきいていなかったということであります。
これについていろいろ建設物、構築物についても意外な被害があって、今までの耐震基準の計算では横揺れに、あるいは縦揺れにどうだろうかということで、耐震基準を再検討するという問題が当然出ておると思いますが、その再検討の状況と、それから再検討の結果を待たずに、ともかくとりあえず補強すべきことは補強していこうじゃないかということも当然やっておられると思うんです。
しかし、先生がおっしゃいましたように、阪神・淡路の大震災ではこれまで想定していなかった強さの縦揺れというものも含めて起きたために、現在、国を中心として行われております耐震基準の見直しを待ちまして、私どもといたしましてもコンピューターシミュレーションなどで再度確認したいというふうに考えております。
例えば、今回は縦揺れ、横揺れ、非常に複雑な震動があったわけでございますが、この縦揺れから守るための基準は一九七一年の改定で削除されておるわけですね。そういう一事を見ましても、いかに甘い観点でその基準というものがつくられてきたかということがわかると思うんです。そういう点で、まずこの基準のつくり方につきまして、本当に見直しをしなければいかぬと思うんですね。この点につきましてお聞きしたいと思います。
関西電力もそれぞれ自分の地震計を持っていまして、ここのデータを見せていただきましたら、ガルというんですが、横揺れよりも縦揺れの強さの方が強いところが何カ所かあるわけです。これは今までの地震波の測定からすると非常に異例な出来事なわけです。
今度は、地盤自体の問題でいうと、同じようなことなんでしょうが、活断層がずれるということにおいて、その波が六甲山脈に当たって戻ってきて、活断層上が危ないというよりは、その地震波の行って戻ったぶつかりの中で、非常にそこに、これはいわゆるなぎさ理論というのかどうか知りませんが、そういうようなことで、縦の問題だとか、縦揺れが今回は大きいんだとかいろいろな論議があって、今日までちょうど二カ月が経過したと思います
また、横揺れだけで縦揺れができないようなそういう実験装置が果たして今マッチしているのかということでも、やっぱり文部省としても直接その辺は検討していただきたいというふうに思います。 終わります。
○松本(善)分科員 今までもやっているんだということでありますが、例えば、今回の地震の教訓の一つは、日本の耐震対策が、横揺れはいろいろ考えているけれども縦揺れについては非常に弱いということが一つの特徴であります。
今回橋脚が破壊をいたしましたのは、高速道路の壊れ方と全く同様でありまして、上部の重いコンクリートげた等の荷重が縦揺れの強い影響を受けて破壊をされたものというふうに見ております。
これは私も拝見させていただきましたが、どうやら水平方向の振動実験しかできないというのが実情だそうでございまして、水平方向の実験しかできないということは、つまり、直下型地震が来たときの縦揺れというものについては実験されていないという。これは私も正直申し上げて唖然としたのです。 直下型地震というのは大変予知しづらいということは、当然自明の理でございます。
縦揺れにつきましては、今後の問題としてぜひ検討させていただきたいというふうに思っております。
○沖村政府委員 縦揺れの耐震装置につきましては、どういう装置になるのか、どれだけお金がかかるのか、いろいろな問題を含んでおりますので、検討させていただきたいというふうに思います。
御指摘の地震における縦揺れの問題でございますが、原子力発電所の耐震設計に当たりましては、御指摘ございましたように、水平地震力の二分の一の鉛直地震力にも耐えられるということに相なっております。 また、原子力発電所の重要な機器類につきましては、香川県の多度津町にある世界最大の大型振動台で、設計値よりも大きな鉛直地震動を実際に加えて安全度を実証いたしておるところであります。
一つは、もう何度も指摘もされていますけれども、縦揺れの影響について、現在の原子力安全委員会の耐震の指針では、横揺れの半分の加速での縦揺れまでを想定しているということです。今回、横揺れを上回る縦揺れがあったということがあります。それについて、今どういうふうに対応を考えておられるのかということを一つお聞きしたいと思います。