1947-11-14 第1回国会 衆議院 国土計画委員会 第24号
三重縣下におきまする旱害は主として滋賀縣との縣境方面に深刻でありまして、三重縣の阿山郡、滋賀縣との縣境の方面が一番ひどかつたのであります。これは簡單に申しますと、六月の中句から八月の末までに雨が一、二囘しか降つておらない。雨量は昨年度の三〇%に過ぎないありまさで、六十八日間一度も降らなかつたという悲惨な状況に立至つたこともあるのであります。
三重縣下におきまする旱害は主として滋賀縣との縣境方面に深刻でありまして、三重縣の阿山郡、滋賀縣との縣境の方面が一番ひどかつたのであります。これは簡單に申しますと、六月の中句から八月の末までに雨が一、二囘しか降つておらない。雨量は昨年度の三〇%に過ぎないありまさで、六十八日間一度も降らなかつたという悲惨な状況に立至つたこともあるのであります。
それから縣境方面えの、この別府というところえ至ります距離が約三十キロ、この三十キロの両岸は主として民有になつておりますところの森林地帯でありまして、さらにその奥地にまいりますと國有林になつております。そしてその國有林につきましては、トロで運ぶところの狭い軌道がついておりまして、國有林関係の物資はそれで運搬をしておりますが、これは民間の利用にはなんら貢献をしていないわけであります。