1981-08-19 第94回国会 参議院 災害対策特別委員会 閉会後第2号
一方、国鉄被害も著しく、切り取り崩壊二百七十八カ所、築堤崩壊百五十九カ所、線路浸水土砂流出百十五カ所など合計千百四十五カ所にわたって被害を受け、被害額は工事費、減収額合わせて約百億円にも達しております。いずれにいたしましても被害額は今後さらに増大するものと思量されるところであります。 次に、道及び各市町村から寄せられた要望と現地調査を通じて痛感した幾つかの点について申し上げます。
一方、国鉄被害も著しく、切り取り崩壊二百七十八カ所、築堤崩壊百五十九カ所、線路浸水土砂流出百十五カ所など合計千百四十五カ所にわたって被害を受け、被害額は工事費、減収額合わせて約百億円にも達しております。いずれにいたしましても被害額は今後さらに増大するものと思量されるところであります。 次に、道及び各市町村から寄せられた要望と現地調査を通じて痛感した幾つかの点について申し上げます。
九州、四国、中国、北陸、東北地方二十五線区、六十五区間にわたりまして線路浸水、土砂崩壊等の被害が発生いたしました。詳細は二ページ以下の資料に各線別の内容が出ております。 また、これによりまして脱線等の事故はございませんでしたが、降雨量が増大したために、二十四線区におきまして列車の抑止あるいは徐行運転を行いました。
私鉄関係につきましては、岩手県の岩手開発鉄道というのが線路浸水いたしまして、道床流出があったようでございまして、目下調査中でございますが、開通見込みはまだ立っておりません。大阪の和歌山電気軌道が浸水をいたしましたが、これは二十四日の九時に開通をいたしたわけでございます。
それから熊本市電につきまして、御案内のように水がつきましたので、線路が埋没をいたしましたが、大体一カ所の、公会堂の付近におきます線路浸水について、開通見込みが今まだ今日立っておりません。一部、加藤神社の付近はもう二十七日中に開通いたしております。車両につきましては、今のわかっておりますのは、落雷がございまして、それによって焼けましたのが一両、浸水が一両ということに相なっております。
全管内を通じまして線路関係の被害のおもなものは、線路浸水が三十箇所、築堤崩壊が二十四箇所、切取り崩壊が二十八箇所という程度であります。むしろ風害のために一番大きな影響を受けましたのは、大阪の臨港線、西成線及び尼ケ崎線の三線でございます。これらはいずれも高潮のために線路上の浸水が大きな原因であります。なお建物関係は風が強かつたために相当の倒壊、あるいは半壊、傾斜等をやつております。
たとえば築堤崩壊とか線路浸水、土砂崩壊とか石垣崩壊、道床流失、線路沈下というようないろいろな種類がございまするが、合計いたしまして二千四百二十一箇所の被害箇所が出たのでございます。またお話によりましては詳細な箇所別あるいは鉄道局別の内容もお話してもよいのでありますが、一應荒筋だけを申し上げることにいたします。