1989-06-15 第114回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
これはいろいろと議論を進めた中でやってまいりましたが、今委員御指摘のように、そのとき線引きをいたした地域とあるいは線引き外の地域といろいろ議論をして、それぞれの皆さんの農家の理解の上にこの線引きというのは大体なされたと思っておるわけです。
これはいろいろと議論を進めた中でやってまいりましたが、今委員御指摘のように、そのとき線引きをいたした地域とあるいは線引き外の地域といろいろ議論をして、それぞれの皆さんの農家の理解の上にこの線引きというのは大体なされたと思っておるわけです。
もしこの線引きが正式に発表されますと、先ほどから原先生のお話のように線引き外のものはちょっとほっとしましょうが、線引き内に指定されたものはこれは非常なショックです。そしてその現象としていま仰せのような問題が出てくる可能性が十分にあるのでありまして、これに対しては十分考えなければならぬ問題である。
で、その場合には、当然調整区域とかあるいは線引き外の白地地域とかいうところも含めてこれを計画する必要があるというふうに考えております。
次に、指定地域制の問題でありますが、この方式は、従来からも指摘されておりますように、線引き外の公害被害者を不当に除外し、公害企業の負担を軽くする役割りを持ってきたのであります。特に大気汚染などの場合、線引き外の住民においても公害によるものと判断されれば補償救済の対象にするような措置をとるべきであります。
そのことで明らかになりましたように、千二百三十ヘクタールの中で百六十ヘクタールの線引き外からも、人為的に汚染されたものが六四%も検出されておるわけです。
これは、ゴルフ場をつくるとか、いろいろな目的もあるのでしょうが、線引き外はいま禁止をしておるということで、供給はとめられておる。そのために、線引き内はますます地価が値上がりをしておるという実態もあるわけであります。そういう根本的な問題にメスを入れないで、あなたがいま御指摘したような政策はなかなかすぐとりがたいということでございます。
この地域と疾病を指定するということは、線引き外の患者を放置することになることとつながるかどうか、この点経験者としてひとつ御見解を示してもらいたいと思います。
いたずらに、線引き外だから行政的な手が伸べられないということは、これはたいへんお粗末なことではないかと思います。
また線引き外の調整地域における農民はなかなか今後宅地化が求められても容易にこの宅地化に地目の変換が認められない、こういう、農民として見ればきわめて重大な岐路に立っておればこそ、これはある程度必要と認めても、なかなか指導機関の言うとおりにはそう簡単にいかない、この経緯の困難さはお認めになり、私どもいわゆる農業地域振興法を審議した際にも、建設省をお招きいたしまして、よくその辺は農民の合意を、関係者の合意