1976-07-28 第77回国会 衆議院 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第18号
この人は、池田、佐藤両総裁の時代には、政府及び党の要職を歴任し、その間逐次党内において勢力を蓄積し、ついに党総裁のいすをかち取り、党内の最大の派閥を築き上げ、総裁引退後においてもその勢力を維持しておったのであります。
この人は、池田、佐藤両総裁の時代には、政府及び党の要職を歴任し、その間逐次党内において勢力を蓄積し、ついに党総裁のいすをかち取り、党内の最大の派閥を築き上げ、総裁引退後においてもその勢力を維持しておったのであります。
第三次鳩山内閣の総辞職は、表面は鳩山総理の病気のゆえをもって総裁引退と言っておりまするが、これは明らかに政策の行き詰まりであります。すなわち、鳩山総裁が政策の行き詰まりと自由民主党総裁としての統率力を失った結果といわなければなりません。
この不安を痛感せられましたのか、首相の親友であり、内閣の蔭の実力者でありまする三木民主党総務会長は、内閣総辞職、解党並びに総裁引退をも辞せずと、あの爆弾的な保守合同論を提唱せられたのであります。後任総裁として、緒方自由党総裁初め数名の名前まで三木さんはあげておられるのであります。これは岸幹事長や総理自身とも連絡済みと伝えられ、民主党総務会もこの三木声明を一応了承いたしたと承わっております。
さらに、この総裁引退と後任総裁の推薦のことを申し合せましたところの党議にも同意をされたのであります。すなわち、これによつて、総理大臣吉田茂君はすでにその基礎的地位たる自由党総裁の地位を実質的には去られたのであると私は考えるのであります。(拍手)われわれは、自由党総裁と自由党内閣の総理大臣とを一体不可分なりと確信しますがゆえに、総裁を辞する以上は総理も辞職することが当然であると考えるのであります。