1947-07-12 第1回国会 衆議院 本会議 第16号
さらに過日は、野党の総裁たる吉田前総理は、この壇上から、食糧問題の計画は自給自足を目標にしなければならぬと警告をせられました。これに対して、片山首相もまた、心からこれを肯定されました。われわれは、吉田氏の警告の中に、片山氏の肯定の中に、永遠の平和への強いあこがれと、國民を禍に近づけまいとする親心のあることを感じて、さすがにと、尊敬の念を深めたのであります。
さらに過日は、野党の総裁たる吉田前総理は、この壇上から、食糧問題の計画は自給自足を目標にしなければならぬと警告をせられました。これに対して、片山首相もまた、心からこれを肯定されました。われわれは、吉田氏の警告の中に、片山氏の肯定の中に、永遠の平和への強いあこがれと、國民を禍に近づけまいとする親心のあることを感じて、さすがにと、尊敬の念を深めたのであります。
日本醫師會、歯科醫師會、薬剤師會、それから醫育機關を代表して東京帝國大學竝びに慶應義塾大學、それから國立病院を代表して東京の第一及び第二の病院長、それから日本醫療團の総裁、兩院議員として數名おいでになつております。
役員としては総裁一人、副総裁二人、理事二人以上と監事一人以上ということにいたしております。酒類の関係につきましては、民間の方々から代表的な方にお入りを願わなくちやなりません。從いまして副総裁を二人ということにいたしております。それから総裁、副総裁、理事の職務権限のことを規定いたしておりますが、他の場合と何等異なるところがございません。
恐らくはこの片山内閣は、そういう行過ぎたる主義の下に政策を立て、実行するのだとは思わないのでありますが、と申しますのは四派の協定政策があり、又少くとも我が民主党はこれに強力に参加し、芦田総裁以下これに参画いたしておるのでありまして、片山内閣そのものが今後の政策について行過ぎたる政策を行うものだとは、私信ずるものではありませんけれども、施政方針等の基調を流れる思想といたしまして、高度民主主義体制をここに
(拍手) それから官僚機構打破の問題について御意見がありましたが、これにつきましては、既にたびたび御答弁をいたしておりまするし、政府におきましては齋藤國務相を総裁といたしまして、行政機構の根本改革、各方面に亘りまするところの行政機構に手を入れまして、根本的に改革しようといたしておるのであります。近くこれに関しまして具体案が出ます。
(拍手) 第二点は、やはり憲政の運用上、ただいまも総裁と総理との質疑應答の間に話が出ましたが、この危機突破、この非常時に、祖國再建の、救國のためには、率直に申しますれば、私もこれは連立でいくべきだろうと当初考えておつたのであります。しかし無條件でいくと申したのではない。それには一定の條件があります。むろん議会政治はある程度まで妥協であります。しかし妥協ばかりが能ではない。
○國務大臣(片山哲君) 前内閣の首班である吉田自由党総裁が、難局に処して危機を突破しようといたしまする私どもに対しまして、激励されたことについては、感謝いたします。(拍手)前内閣の経驗より、またわれわれに対しまして、幾多の傾聽すべき御意見を吐露いたされまして、なお自分に対しまして質問をされましたので、その点についてお答えいたしたいと思ひます。
○國務大臣(平野力三君) 吉田自由党総裁の御演説中、私の所管に関する事項に対しまして、お答えいたしたいと思います。 吉田さんの御質問の第一点は、日本の食糧問題の解決にあたつて、輸入食糧のみに頼らずして、國内の自給体制をはかるの方向に進むべきものであるという御所論であります。この点に関しましては、もとより私どもも同感であります。
商工大臣にもつとお話したいことがありまするけれども、又次の機会に譲りまして、私はこの國家管理の問題について首相、並びに幸いに民主党総裁の芦田君がおいでになるのであるから、この見解をこの際一つはつきりと御説明を願いたい(拍手) 以上甚だ私は意を盡しませんが、これを以て終わりにしまして、政府の所見を伺いたいと存じます(拍手) 〔國務大臣片山哲君登壇〕
この問題につきましては、政府におきましても極めて重要視いたしまして、特に芦田外務大臣が民主党の総裁であるという故ばかりではなくして、只今のような御意見も加味いたしまして、副総理格として政府の重責を受け持つてもらつておるのであります。
この問題は、前内閣以來の懸案でございまして、内閣に行政調査部を設けまして、各省の知能を集めて、及ばずながら私がその総裁となつて、爾來熱心に研究をいたしております。内外の制度にわたつて廣く研究いたして、希わくは、根本的に中央地方にわたつて、行政機構を改革いたしたいと思つております。