1975-06-27 第75回国会 参議院 本会議 第18号
いま独禁法改正の政府案提出に至る今日までの経過を振り返ってみますと、公取委試案を出発点として総理府素案、そして政府案と、前進にあらずして後退、強化にあらずして骨抜きの道程をたどってまいりました。しかし、幸にも衆議院において合意による幾つかの修正が行われたことは同慶の至りであります。しかしながら、わが党初め野党の改正案が示しておりますように、まだまだ数々の問題点を残しておるのであります。
いま独禁法改正の政府案提出に至る今日までの経過を振り返ってみますと、公取委試案を出発点として総理府素案、そして政府案と、前進にあらずして後退、強化にあらずして骨抜きの道程をたどってまいりました。しかし、幸にも衆議院において合意による幾つかの修正が行われたことは同慶の至りであります。しかしながら、わが党初め野党の改正案が示しておりますように、まだまだ数々の問題点を残しておるのであります。
でありますから、外国から資源を買ってきて、これに付加価値を加えて外国に売っていく以外に、一億一千万人の国民は生きていけないわけですから、そのための一番大事な国際競争意欲をこの独禁法の改正によって失わしめてはならないとか、そういう意味で、日本の産業経済の責任ある立場で、そういう二つの原則に立っての種々の意見を述べてきたわけでありますが、最終的に、御承知のように総理府総務長官と通産大臣の間に合意ができて、総理府素案
すでに改正問題懇談会の御意見を承り、また事務レベルでの折衝も終えまして、閣僚間の意見の調整をいたしてまいったのでございますが、本日行われました関係閣僚懇談会におきまして、総理府がつくりました総理府素案が政府素案として了承を得まして、これを自由民主党に提示をいたしまして、今後法案決定に至りますまでの調整と作業を進めていくというのが、本日決まったところでございます。
いま御指摘の、総理府素案とおっしゃいましたけれども、これは私どもといたしましては、先ほど総理からお話がございましたように、案をつくります作業を進めている最中でございますので、まだそれが案として固まっているわけではございませんで、ただいまその作業をしている最中なのでございますから、この件につきましてお答えを申し上げるということは避けさせていただきたいと存じます。
○板川委員 新聞では総理府素案とか独禁法の政府素案とかいろいろ書いてありますが、では正式に発表をした、しないは問いません。しかし、そういうものが議論されたことは事実だと思いますから、それを前提にして伺ってみたいと思います。 抜く前にあらかじめ協議せよということ、これは場合によりますと実は公取の独立権、中立性というのを侵すことになります。
したがいまして、私どもといたしましては、いまお話ございましたような点を含めまして、ただいま事務レベルの折衝が終わりまして、関係閣僚との折衝に入っているのでございまして、総理府素案そのものはただいま作成中であるという状況でございますので、御理解をいただきたいと存じます。