2002-03-19 第154回国会 参議院 文教科学委員会 第2号
○政府参考人(矢野重典君) 総合制、単位制、定時制の、先ほどお話がございましたような、横浜市立横浜総合高等学校と同じ例ということでございます。
○政府参考人(矢野重典君) 総合制、単位制、定時制の、先ほどお話がございましたような、横浜市立横浜総合高等学校と同じ例ということでございます。
今おっしゃったようなこうしたいろんな目的、効果をねらわれたそういうことのもっと広い形なんでしょうか、先ほどの中高一貫の宮崎県の五ケ瀬中学も何かそういう試みの一つだと思いますけれども、実際に大規模の総合高等学校が埼玉県にございますね。伊奈学園高校ですか、ここはたしか生徒数が三千人か何か、そういう大規模の総合学科、こちらのことを少しお伺いしてみたいと思います。
この総合学科の構想を先取りしたような形で現在行われているのが、埼玉県立の伊奈学園総合高等学校というのがございます。これは現在生徒数が大体三千人を超える生徒数を持っておりまして、そして例えば人文、理数とか語学とか、学系という形で系列を分けて履修していただく。そして入試なんかは、それぞれが定員枠を設けているわけじゃございませんで、全体一本で実施している。
その伊奈学園総合高等学校の成功例もお話を伺いたかったんですけれども、時間が参りましたので、中身ではなくて、そういう総合学科の教育の特徴として進路指導のガイダンスをやったり生徒の個性を生かした主体的な選択ができたり実験とかそういった体験ができたり、また多様な能力を適性に応じて教育をするんだという趣旨には私大いに賛成なんですが、次の五つにつきましてちょっと心配な点がございますのでお伺いしていきたいと思います
○参考人(中小路清雄君) 先生言われたパイロットスクールの問題についてどう考えるかということですけれども、私たちも、中学校と高校をできるだけ連結した方がいいんじゃないか、そういう意味で、我々の考え方としての地域総合高等学校というような考え方も提示をしているわけです ね。
では、実際社会に出た場合には経理その他の事務も随分コンピューター化しておりますから、そこで民間の企業とタイアップして、そしてコンピューターをたくさん入れて、それの操作を教えて、そしてそこの学校出の人が民間の企業に就職した場合には非常に経理関係も新しいやり方での技術を持っているというわけで大変重宝がられているということも承知しておりますし、またこれは個々の名前言っちゃ恐縮ですが、埼玉県に伊奈学園総合高等学校
もう高等学校自身が、普通高校に行くか職業高校に行くか、あるいは総合的な職業的な科目も入れた普通高校に行くかという形になって、その進学率は九五%という段階に来ておるわけですから、我々は、従来からの教育方針として、いわゆる地域総合高等学校という形で、小学校卒業の者を中学、高等学校というのを総合的にとらまえて、そういう形で教育を落ちついてやっていく。
普通科の高等学校とそれから産業教育と併科しておる総合高等学校があるわけでございますが、この産業教育、たとえば農業科と普通科と持っている学校がありまして、農業科のほうの教育をしておりますところの、一般教科を持っている先生も含めてこういう手当を支給する。
○松永忠二君 お話しになったのは、何というか、総合高等学校ということで、普通課程もあれば産業課程もある高等学校において、産業課程に関係する人たちだけが手当の対象になるのに、一般普通課程の人たちはこれがもらえないということはやはりアンバランスになるんじゃないかということ、お話のとおりだろうと思います。
○矢嶋三義君 提案者に伺いますが、先ほどから農業学校と工業学校とを分離した点について各委員からいろいろと掘り下げて質疑があっているわけでありますが、伝え聞くところによると、私も若干知っておりますが、農業科と工業科を併設している総合高等学校があることを私は想起しているのですが、あなたの御調査では何校でございますか。
それから最後にお伺いいたしたい点は、総合高等学校の分解、原則として学制を廃止すると、この点について文部大臣天野さん個人として現在どう考えられておるか、それの答弁をお願いします。
ただ高等学校教育の一部である職業教育の過程におきましては、例の総合高等学校がつくられるときに、戦災による設備の復旧が十盆行かなかつたとか、いろいろ問題があつたことは私も認めます。しかしながら、これは今日逐次解決されておつて、予算その他の面において、高等学校なるがゆえに貧弱にどうこうされておるという実例は、私は承知いたしておらないのであります。
○矢嶋三義君 それでは重ねてお伺いいたしますが、県によりますと総合高等学校ではどうしてもうまく行かないというので、総合高等学校について峻烈な批判をして、折角総合制にしたのを相当壊して行つているところがあるように私今も事実聞いておるわけでございますが、栃木県の実情は今どうでございますか。それとも総合高等学校をやられて、確たる見通しを立てられておりますか、重ねてお伺いしておきたいと思います。
第二の問題の総合高等学校の運営の問題でございますが、これも先般のこの文部委員会におきましてお答えいたしたことでございますが、この総合高等学校の運営につきましては、いろいろな問題がここに伏在しておりますが、必ずしもこの総合性ということにつきまして真意を理解していないという点から起る不振ということもあるのであります。
○矢嶋三義君 お尋ねしたいことに余り触れなかつたのですが、端的にお尋ねいたしますが、文部省としては、例えば高等学校の運営について、総合高等学校は一つの型でございますが、要するに新教育の徹底のためには教育者が非常に少ない。この職業教育について特に不十分な点がある。予算を取るにはこの法律が出れば、その点だけでも予算を取るのに都合がいいわという、そのくらいのお気持じやございませんか。
もいろいろお考えになつていると思いますが、これは振興させなくちやならんということははつきりしておりますが、その方法としてやはりこういう方法以外にないとお考えになつているかどうか、文部省としてもその振興についていろいろお考になつていると思うのですが、産業教育法という、こういう形以外に方法はないとお考えになつておられるかどうか、その点一つと、それから文部省で盛んに奨励されました高等学校の、いわゆる総合高等学校
総合高等学校の問題につきましては、お話の通り終戦後高等学校の再編成につれまして、地方的に相当行き過ぎがあつたことは事実でございます。
○剱木政府委員 総合高等学校につきましては、新たに学制ができました当時、「新制高等学校実施の手引」というものを文部省から出しまして、学習いたしますためには、生徒が入学して普通の課程をとつて行くか、実業の課程をとつて行くか、自由に選択して行くような総合的な高等学校が望ましいということが、その手引きの中に書いてあつたのであります。
「大都市においてさえ、独立した実業高等学校を廃止して、総合高等学校に移行させた府県もあるが、これは、地方的な事情によるとはいいながら、多少行き過ぎの傾向も見受けられないこともない」というような政府の御答弁もあつたわけであります。それに関連して、たとえば京都市などにおきましても、それを強行した結果、非常に学力が低下したというような報道もあるわけであります。
○剱木政府委員 高等学校につきまして、総合高等学校制が相当勧奨された地方がございまして、その実業高等学校を、普通の高等学校と一緒に合併して、総合高等学校をつくるということを相当強く地方的に勧奨しているのは事実でございます。
○国務大臣(高瀬荘太郎君) 実業教育、特に農業教育について総合高等学校制度よりも独立の農業高等学校という方が教育的効果が十分に上げられるだろう、それを総合制にすることは不適当だというようなところからの御質問だと思います。私も原則としては全く同意見であります。私自身実業教育と最も関係の深い人間でありますからして、これには相当実際によく経験しておるつもりでおります。
次に私は文部当局にお尋ねしたい問題は総合高等学校に関する問題であります。なかんずく実業学校の分離という問題であります。この問題につきましては先般どの議員でしたか本会議で質問をされ、高瀬文相からも御答弁があつて大体の輪廓は分つておるのでありますが、具体的の例を上げまして一つお尋ねをいたしてみたいと思います。
なお新しい高等学校のあり方につきまして、総合高等学校等において、実業教育その他職業教育がだんだん軽視されて行きはしないかという御心配につきましては、私どもも相当考慮を要する問題があると思うのでありまして、ただいまそういう問題につきましては、十分対策を考究中でございます。 —————————————
第二番目は、水産高等学校を総合高等学校に入れないこと。この点については、最近諸種類の高等学校の合併が各所で行われているが、水産教育は他の実業教育や普通教育に比し、峻別さるべき特殊性があるから、総合高等学校に入れることは、特色ある水産教育を行く上に大きな支障があるのであります。