1985-02-22 第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第6号
今回、グリーンカード制の廃止とともに、政府や大蔵省は総合課税そのものをあきらめるような、そういうような雰囲気がただよっているということについて非常に遺憾に思っておるわけでありますが、そういう点について梅澤主税局長から答弁をしていただきたい、このように思います。
今回、グリーンカード制の廃止とともに、政府や大蔵省は総合課税そのものをあきらめるような、そういうような雰囲気がただよっているということについて非常に遺憾に思っておるわけでありますが、そういう点について梅澤主税局長から答弁をしていただきたい、このように思います。
本政府提案は、わが党が以前より主張してきた、当面可能でかつ有効な総合課税への接近策を何ら講ずることなくグリーンカード制の実施を延期し、総合課税そのものまで放棄したものであり、これでは不公平税制の温存ひいては悪徳資産家への脱税容認となるものであり、とうてい賛成できないものであります。
ところが、今回の政府提案は、そのような措置は何一つとらずに、グリーンカード延期に連動させて総合課税そのものまで事実上放棄してしまったのであります。このことは、中曽根内閣が大資産家の脱税を容認、擁護しようとする態度を鮮明にしたものと受け取らざるを得ませんが、総理はそれでよいのですか。 しかも、その一方で竹下大蔵大臣は、庶民のささやかな財産を守るマル優の廃止さえ示唆しました。
また、総合課税そのものを否定する意見も出ています。長年の審議の結果制定されたものであり、朝令暮改であってはならないと思いますが、大蔵大臣の所見をお伺いします。