1966-06-02 第51回国会 衆議院 農林水産委員会 第44号
そして東京でちっぽけな場所、わずか数十カ所の総合小売り市場をつくって、それを管理するのに管理会という大きな組織をつくるということは、実はこっけいな感じが私は内心いたしておったのです。またスーパー法案だと略称で言われておった。スーパーというととは、小売り業者としては一番毛ぎらいすることばなんです。
そして東京でちっぽけな場所、わずか数十カ所の総合小売り市場をつくって、それを管理するのに管理会という大きな組織をつくるということは、実はこっけいな感じが私は内心いたしておったのです。またスーパー法案だと略称で言われておった。スーパーというととは、小売り業者としては一番毛ぎらいすることばなんです。
反対の第一の理由は、政府は本法の食料品総合小売り市場の設置をもって物価対策の一枚看板としていますが、ほとんどその実効は期待できないからであります。
したがって、この管理会のやるスーパーマーケット——総合小売り市場というものは、生きた小売り業者というものをモルモットにして、試験台にして、そうして、将来つぶれるかつぶれないか、うまくやっていけるかいけないかわからないものの試験を、国が中小企業をモルモットにして、試験台をつくってやる試験だと、こういうふうに私は見ておるんです。
○国務大臣(櫻内義雄君) すでに農林省のほうで十分御説明があったものと認識をするわけでございますが、この総合小売り市場が大量仕入れあるいはセルフサービスというような近代的な経営方式によってやっていこう、そういうことによって物価の安定あるいは若干の引き下げということをねらいにしておると説明されておると思います。
いわゆる流通行政の末端行政は総合行政であるから、その末端行政を、農林大臣が直接監督をする管理会が、食料品総合小売り市場を農林大臣の監督のもとに置くということについては、どうも行政の、縦割り行政とはいいながら、末端行政の総合行政は農林大臣の監督下に置くということは適当ではないんではないか、こういうことで質問をいたしたのですけれども、これについての、最後のほうで長官がお見えにならなかったので、この点を今後
○北村暢君 そこで、大体わかってきたのですが、したがって、この管理会というものは、今後、総合小売り市場を設置していく場合に、都市開発、再開発をやったり、あるいは新住宅地を建設したり、こういうような建設省の都市開発の問題と非常に密接につながっていくのじゃないかと思うのです。そういう意味において、今後相当、建設省とのつながりというものも出てくるのでないかと、このように思うのです。
食料品の総合小売り市場のこのモデルをつくるという農林省ですから、当然これは千里のニュータウン等において、そういうりっぱな、世界にもまれに見る大規模な都市ができるのですから、そういう時期に、そういう中に、最も近代的な合理化されたマーケットができていいのじゃないかと思うのです。それが遺憾でありましたどころではない。
これは新たにできるのですから、いまできる総合小売り市場も、そういうところもあるでしょう、しかし、既存の小売り商に影響しないことでできるのですから、これは行政指導によってある程度いけるのじゃないか、やれるじゃないかと思うのです。ところが、これは例外なしに団地の中にできるものですから、これはもう独占的なんです。独占的なんです。自由な競争をやっていないために弊害が起こってきているのです。
さらに前国会から継続審議で参議院で御審議を願っておりますものに食料品総合小売り市場管理会というものがございます。そのほか農地開発機械公団等について若干の手直しをするというものも、この国会で御審議願っておるわけでございます。
じまして、生産の安定については、鋭意御努力を願っておることではありまするが、いずれも生鮮食料品は人為だけではいかんともしがたい自然の条件の支配を受けるということが非常に強い商品のことでもありますので、非常にむずかしいこととは思いまするけれども、生産の安定という点につきましては、さらに一段とごくふうをいただきまして、この国民的な要請が十分に達成できまするように、なおかつこの管理会法に基づきまする総合小売り市場
したがって、この法案を最初審議するときには、前の松岡局長は、盛んに、これは公設なんですと、公設の総合小売り市場なんですと、こういう答弁をしておったのです。国営とは言わなかったですね。公設の市場なんですと、こういうことを言っておった。
まあこの総合小売市場の管理会法案につきましては、当初から農林省からも御相談がございまして、私どもも先ほど申し上げました小売商業調整特別措置法に盛られておりますところの小売り商の保護という見地から、この総合小売り市場を設置することによって、付近の小売り商に相当な甚大な影響が与えられるという場合は困りますので、そういうことのないように、たとえば先ほど先生の御指摘になりました設置の場所であるとか、あるいは
○政府委員(影山衛司君) 小売り商業一般の指導は私どものほうでいたしておるわけでありますが、この特定の総合小売り市場というものについては、また別途の考え方もあろうかと思います。
そのほかに通勤手当でございますとか、あるいは技能手当でございますとか、その他の手当がつくわけでございまして、それをにらんでみますと、総合小売り市場で、一般従業員の場合に一応一万五千円と申しましたのは、これはもちろん初任給でございますが、この場合には大体セルフサービス店と言われておりますところでの高校卒業程度の方たち、これとほぼ見合うような数字になります。
人手不足にもなっていますし、合理化していく、機械なども相当使って合理化していくという観点からも、したがって、小売りのマージンなども安くあがるという点からも、一つのモデル的なものもつくっていくという点から考えまするならば、やはりいまの総合小売り市場というようなものでひとつ模範をつくっていこうじゃないか。しかも、これが小売り商を排除するということでなくて、小売りの人にも入ってもらう。
そこで、総合小売り市場の従業員一人当たりの売り上げ高の標準といたしまして私どもが計算いたしておりますのは、三十八万八千円という数字でございます。これを一〇〇といたしますと、一般のいわゆる生鮮食料品関係の小売り業平均が、いま私どもの申し上げました総合小売り市場のモデルに対しまして、モデルを一〇〇といたしますと三九になります。一〇〇対三九になります。
再々御説明申し上げておりますように、個別に共同化でやろうといたしますときの条件と、それからこの小売り市場、管理会のいたします総合小売り市場にお入りになりました場合の個々のほうから見た条件があまり違わないようにということを常々配慮しておるということを申し上げておるわけでございますが、そういう点からの関連で申し上げますと、先ほど申し上げました共同化資金におきましても、所要資金の全部をお貸しになるというわけではございません
○北村暢君 それで、時間の関係もありますから、ちょっと二、三点だけお伺いしておきますが、このスーパーの資金調達のところですけれども、これの内容ですね、三十九年度要求額の内容と、それから実際に管理会が総合小売り市場を建設するに要する費用、これをひとつ説明をしていただきたい。
今度の総合小売り市場につきましては、一般のスーパーマーケットありますが、より小さい、大資本によらざるものの総合小売り市場をつくっていくということは一つのモデルケースでもございます。
でありますので、小売り市場に入居しない業者に対しましては相当の資金を回しまして、この総合小売り市場と同じような施設ができるように持っていくべきだ、また、そういう金も用意しておるということを、局長からも申し上げた次第でございます。
○国務大臣(赤城宗徳君) お話しのように、一方においては総合小売り市場を設置いたしまして、小売り市場のあるべき姿、こういうもの、また、消費者にとっての適正価格が設けられるような価格、こういうことが考えられるわけでございますが、一方におきまして、そういう小売り総合市場に結集されない人々、こういうものにつきましては、いまお話しのように、これからあるべき小売り商の姿に進んでもらうということが並行して行なわれることが
この決定は生鮮食料品総合小売り市場を設置することを批准するとなっておりまして、管理会については一言も触れておりません、またこの当時は生鮮が入っております。と同時に標準品小売り店の強化拡充をはかるの点を生鮮食料品流通改善の対策としていきたいということなのであります。
○参考人(中根長吉君) ただいま申しました流通機構の問題は、池田総理時代あたりからも打ち出されておりますので、それに対しても皆さんもそれぞれお骨折りでございますが、流通機構の改善ということがずいぶん叫ばれて、われわれとしても先ほど述べたごとくやっておるのですが、何らのいまだ処置もとっていない、それからもう一つは、現在の立場でございますが、かりに、私の考え方は、大スーパーが出る前にこういう総合小売り市場
さて、食料品総合小売り市場の設置は、一昨年七月、政府において決定された生鮮食料品流通改善要綱に基づき、生産から消費に至る総合的な改善対策の一環として実施することと承っております。
○政府委員(久宗高君) いま、最初に概要を申し上げましたけれども、もちろん総合小売り市場につきましては、価格の適正化ということがもちろん一つの目的でございますが、それと関連いたしまして、もう少し長期の考え方で構造改善のモデルを示したいという気持ちが強いわけでございます。
○政府委員(久宗高君) 先ほども若干触れましたけれども、結局ねらいといたしましては、この総合小売り市場によりまして、経営方式の近代化と仕入れ方法の合理化というその商売のやり方そのものによりまして、少なくとも一割程度の価格引き下げ余力がこの合理化の中から生まれてくるというふうに考えておるわけでございます。
○北條雋八君 先ほど森部委員からもいろいろ質問がありましたが、その中で、総合小売り市場に入る者は五人以上の共同経営のモデルを示すのだというふうに伺ったのでありますけれども、この市場に入居する小売り業者は、各業種別に組合とか、あるいは会社とか、そういうものをつくって経常の形をとらせるでありましょうかどうか。
でありますから、今度の食料品総合小売り市場というものがなるべくそうあるように運営をされるおつもりでありますか。また、この組織上それができると思うておられますか、そこらをひとつ、お見通しと腹案のほどを聞きたい。
また、生鮮食料品の流通機構につきましては、中央卸売り市場の施設整備を継続実施するとともに、地方卸売り市場の適正配置に関する調査、生鮮食料品総合小売り市場の設置事業を実施することとして、七億六百万円を計上しております。
○赤城国務大臣 総合小売り市場の問題でございますが、この問題は、御承知のように前々国会ですか、衆議院を通過しまして参議院に継続審議になっておる問題でございます。一番流通経費のよけいにかかっている小売りを合理化していく、これが必要だろうと思いまして、そのモデル施設を二十カ所ばかりつくろうということでございます。
○赤城国務大臣 標準店、標準品の小売り店は、既存の経営形態の小売り商を前提にしたものであるのでございますが、今度の食料品の総合小売り市場は、小売り商業の構造的近代化ということを目的としておりますので、その間にはおのずから相違があります。
消費対策では、いま小売り段階において総合小売り市場等の法案が継続審議になっていますが、そういうようなことで、よけいにコストが節約されるような、そういう制度を設けていきたい、こういうふうに考えていますが、要するに、生産、流通、消費三部門にわたって簡素化していくといいますか、そういうような方向へ向けていきたい、こう思っています。
また、生鮮食料品の流通機構につきましては、その中核をなす中央卸売り市場について施設の計画的整備及び取引の改善合理化を推進するとともに、前国会において継続審査となっている食料品総合小売市場管理会法案の成立をまって、食料品総合小売り市場の設置を進める等小売り段階の近代化を推進する考えであります。 第九には、農林水産業に関する試験研究の整備強化と技術の普及等をはかってまいることといたしております。
なお、生鮮食料品の適正円滑な流通を確保するため、中央卸売り市場の施設整備についての助成を引き続き行なうこととし、四億三千万円を計上するほか、新たに地方卸売り市場の配置等に関する基本的方向づけのための調査を行なうこととし、二百万円を計上しており、また、生鮮食料品の価格形成の合理化を促進するため、生鮮食料品総合小売り市場を設置することとし、食料品総合小売り市場管理会に対する出資等として二億七千四百万円を
また、生鮮食料品の流通機構につきましては、その中核をなす中央卸売り市場について施設の計画的整備及び取引の改善合理化を推進するとともに、前国会において継続審査となっている食料品総合小売市場管理会法案の成立を待って、食料品総合小売り市場の設置を進める等小売り段階の近代化を推進する考えであります。 第九には、農林水産業に関する試験研究の整備強化と技術の普及等をはかってまいることといたしております。
○政府委員(久宗高君) 総合小売り市場で、新たなモデルといたしましてかようなことをいたしますので、私どもといたしましても、この運用につきましては相当慎重に考えざるを得ない、このように考えるわけでございますが、形式といたしましては、すでに御承知と思いますが、運営につきまして審議会を設ける、これも他の公団でも同じような形をとっておりますので、全く形式的ではないかと御指摘があれば、形式はそのとおりでございますけれども
しかし、この問題は、実は、パイロット式なこういう総合小売市場管理会というものの行なう総合小売り市場というものと、通産省が考えている、中期経済計画における、流通面における商業経営の近代化という構想。したがって、その上において、通産省は一体どういう考え方を持っているのか。経営近代化資金、高度化資金、これはいずれも通産省所管の行政事務であります。
○政府委員(久宗高君) ただいま大臣からお話しいたしましたように、総合小売り市場でねらっておりますような機能を果たそうといたしますというと、二つの面がございまして、それを現在の法制で処理いたそうといたしますと、形式といたしましては管理会的な形をとらざるを得ないと思います。