1985-04-11 第102回国会 衆議院 大蔵委員会内閣委員会地方行政委員会文教委員会社会労働委員会農林水産委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第4号
そこで、このため、早急に国際収支の均衡を回復して経済の正常化を図ることが当時の我が国経済が直面した緊急の課題であるという認識に立って、たとえ消費水準や生産の上昇を阻害したとしても断固たる決意を持って財政支出を強力に圧縮しなければならぬという、いわばまさに厳しい緊縮方針というものが打ち立てられたわけであります。
そこで、このため、早急に国際収支の均衡を回復して経済の正常化を図ることが当時の我が国経済が直面した緊急の課題であるという認識に立って、たとえ消費水準や生産の上昇を阻害したとしても断固たる決意を持って財政支出を強力に圧縮しなければならぬという、いわばまさに厳しい緊縮方針というものが打ち立てられたわけであります。
千六百八十億の交付税減額については、四十九年度の地方税や地方交付税の増収が相当に見込まれるのに加え、国の財政支出が緊縮方針をとったため、公共事業の伸びが低いので地方側の負担も少なくなり財政上ゆとりが生ずる。したがって、将来返すことになっている借金でもあり、また返した部分を地方の役に立つよう配慮することになったので四十九年度減額したものである」。
かたがた、歳出面におきましては、やはり地方財政も国の緊縮方針にある程度沿うべきであるという基本的な考えのもとに策定をされましたが、特に国の公共事業費の伸びがほとんどなかった。それに伴いまして予定をしております地方負担が相当額浮いてまいるという形に相なります。それやこれやの事情を勘案をいたしました場合に、ある程度地方財政計画上には計数的なゆとりが出てまいりました。
今後ともこうした引き締めを進めていきます上で財政面からの協力はぜひとも必要でありますが、この点、政府においても四十九年度予算を緊縮方針で編成されたほかに、四十八年度の財政支出についてはすでに執行繰り延べの方針を進められ、四十九年度上期についても引き続き公共事業等の契約の抑制の方向で検討されていることは、われわれとしても大いに意を強うしておるところであります。
政府におきましても、ほぼ同時に、四十九年度予算の編成につききびしい緊縮方針を打ち出すなど、財政面で明確な抑制の姿勢を示されておりまして、このようにして、金融、財政相一致した引き締め態勢が一段と強化されたのであります。
特に、小さい自治体において、また財源に格別のものを持たない場合には、赤字を出した場合には、これは全くその破綻は救えない状態になるというような危惧から、どんなことがあっても赤字を出してはいけないという私の財政処理方針に基づきまして、極度の緊縮方針をとっておる。かといって、そのために行政水準であるとかあるいは住民の福祉というものをレベルダウンしちやいけない。
それで、いろいろ会社の緊縮方針、あるいは人員の整理方針、それから対組合との問題というものを強く計画として打ち出しまして、一方、会社の首脳部につきましても、技術部長、自動車部長、社長室長、あるいは管理課長、総務部長、あるいはまた勤労部長なんかも入っておりますが、こういう首脳部を解職いたしまして、これらは、いずれも、こういうふうな会社の事情になったのはこの会社首脳の責任問題であるという理由で解職したということでございます
こういうふうなうんと強い緊縮方針をとられて、その上に立って、日本の公共事業がおくれておる、ことに住宅難はきびしい、交通戦争は激しい、だから、そういう日本の公共事業の立ちおくれに対して、これを急速に伸ばしていかなければならぬ、こういうふうに考えられるなれば、はっきりとそれを目的とした、目的意識をはっきりさせたところの公債というものを募集されて、またはっきりとその目的にその公債の金を使っていかなければいかぬと
積極ムードは盛り上げることがやさしく、緊縮ムードは盛り上げることがきわめてむずかしいことでありますが、来たるべき飛躍のためには、本格的な自由化を控えました現段階におきまして緊縮方針を堅持し、経済体制の質的強化をはかるべきであると考えます。松方正義の蛮勇、あるいは井上準之助の果敢な奮闘、あるいは高橋是清の財政膨張に対する決死の抵抗を想起するまでもありません。そのような覚悟は必要でないと思います。
ところが本会議における総理大臣の演説並びに大蔵大臣の率直な演説を聞いておりますと、これは根深いものであるから、相当期間緊縮方針を堅持しなくてはならぬとおっしゃっておる。
大体予算編成の方針というもの、政府はこういう緊縮方針を考えておるから国民もこういうふうにしてもらいたいという、そういう態勢を示さなくては国民はどうしますか。すでに大蔵大臣は本会議で言っておるじゃございませんか。「経済を引き締め、内需を抑制することを一つの重点といたしております。
大蔵大臣が、今年度において緊縮方針をとる、そうして来年毛緊縮方針をとりたいということは、これは大蔵大臣として当然のことです。その緊縮方針の程度がどうかということは、これからの様子を見て考える、建前はきまっておりますよ。どういう程度の緊縮方針かということは、大蔵大臣もまだ言えぬと思います。いかに専門家でも言えぬと思います。
幸いに、現在の国際収支は、お話のごとくわれわれは一億五千万ドルの黒字ということを見ておりましたが、これが、前内閣以来の緊縮方針によって、国際収支は、今の見通しでは、内輪に見ても二億五千万ドルくらいは黒字になるだろう、こういう観測がありますから、この国際収支の黒字の出る状況におきまして、プラント輸出等につきましても延べ取引をやる。
○佐藤国務大臣 ただいま横山君の御意見の中にもありましたが、現在当面しております経済情勢につきましては、昨年緊縮方針を立てまして、在来の経済のあり方に相当重圧を加えたものがございます。その一つがただいま御指摘になりました公定歩合の引き上げだろうと思います。今日の経済の現状は当初の予定された経済の動向に対し、趨勢に対し、事前に打ちました手当がまずそれぞれ効果を上げてきた。
(拍手) 一萬田蔵相は、国際収支が悪化し、外貨保有量が実質的にはまさに底をつくかと見られた昨年九月の初めに、昭和三十三年度予算に関する基本構想を発表して、国際収支改善のためには極力内需を抑制して、三十三年度予算は緊縮方針をとらねばならないと言明いたしたのであります。また、昨年十二月二十日には予算編成方針を公表し、ここでも同じ趣旨のいわゆる金融引き締め方針を再確認いたしております。
政府におきましては、議会事務局の法制化は議会制度の確立上理想としつつも、両三年来地方自治制組織の簡素化と財政再建途上における緊縮方針の要請から、にわかにこれにくみしなかったもののごとくであります。
当時国際収支は最悪の事態にあり、政府は三十二年末の実質赤字は四億ドル台になるとの見込みのもとに、財政の膨張は行わない、財政投融資は三十二年度実行規模並みにする等の緊縮方針を決定いたしたのであります。さらに十二月十日の閣議においてはこれを具体化し、予算規模の増加は前年度に比し一千億以内にとどめること、剰余金はたな上げをすること等を決定いたしたのであります。
財政の規模は縮小して、内需を刺激しないようにして、三十一億五千万ドルの輸出目標を達成するためには、極力健全にして緊縮方針をとると書いてあるじゃありませんか。私はあなたに答弁を求めておるのではない。総理大臣は数字がわがらなかったら、数字は省略されてもよろしい。総理大臣がそうこまかいことを御存じなくてもいい。
政府は、十二月十七日の閣議決定に至るまで、二回にわたり明年度の財政膨張は避けるという緊縮方針を一貫して堅持して来たったのであります。その意味で、去る一月八日に発表となりました大蔵省原案は、内容はとにかく、形式的にはこの方針に沿ったものと言うことができましょう。
最初に、これは来年度の北海道あるいは東北の国土総合開発と関連があるのですが、政府の予算の編成方針、これはまだきまっておらぬということになっておるのですけれども、ただ大蔵大臣は、来年度財政は緊縮方針をとるということで、この点については、経済企画庁の長官も大体御同意になっておるというふうに聞いておるわけでありますが、そのように承知してよろしゅうございますか。
○北山委員 ただ、緊縮方針というか、そういう方向で予算を編成さるということは、本年度中も詰めるというのであるか、あるいは本年度を基準にして、本年度よりもふやさないというのか、大体そこら辺のことがめどにならなければ、緊縮とかそういうようなことは言えないと思うのですが、一応切り詰めるような御方針である以上は、本年というものを基準にして公共事業費なり、あるいは財政投融資というものを考えた場合に、大体どういうふうになっていくか
富山、石川両県は過去において若干の赤字をかかえていたのでありますが、緊縮方針を採用いたしまして、漸次これを解消し、再建の指定を受けていないのであります。また両県ともに非常災害のようなものも少く、従って国の財源措置の適否は、その県の財政に数字的に割合にはっきりと出てくるのではないかと思うのであります。特にこの点に注意して参ったのであります。
○国務大臣(大久保留次郎君) 佐賀県におきまして三十二年度の予算を編成するに当って緊縮方針をとらなくちゃならぬ、そうして県の財政を立て直ししなくちゃならぬ。そのために教員の方も定数の削減をしなければならない、およそその数が二百五十九名、三月までにこれら過剰の教員の定員を整理する案を立てる、ということになっておったのであります。