1951-03-29 第10回国会 参議院 本会議 第33号
この点につきましては、すでに政府もみずから認めている通りでありまして、今更改めて言うことはないものと考えられますが、過日各種農民団体によつて結成された緊急食糧対策実行委員会の食糧問題に関する質問に対しての政府の回答によつても明瞭であります。即ち政府は、今後食糧事情は必ずしも現在より好転するものとは考えていないと言つている通りであります。
この点につきましては、すでに政府もみずから認めている通りでありまして、今更改めて言うことはないものと考えられますが、過日各種農民団体によつて結成された緊急食糧対策実行委員会の食糧問題に関する質問に対しての政府の回答によつても明瞭であります。即ち政府は、今後食糧事情は必ずしも現在より好転するものとは考えていないと言つている通りであります。
かかる確実性を政府は言明する一方、過日日本農民組合、農業復興会議を中心とする緊急食糧対策実行委員会の質問に対しまして、今後の食糧事情は必ずしも現在より好転するとは考えられないと回答しておるのでありますが、この自己矛盾こそは実に政府の政策の貧困を物語る以外の何ものでもないと断定せざるを得ないみてあります。
それから次に先般、緊急食糧対策実行委員会の委員長足鹿覺氏か、農林大臣に質問書を提出したのでありまするけれども、それの回答書によりますと、これは正式のものはありませんで、私は「農業復興」に出ております記事から曲尋ねいたすのでありまするけれども、外国食糧輸入に関する外貨予算についての質問に対しまして、政府は「四ー六月の外貨予算についても相当額を組むべく努力しているので、外貨資金面からする食糧買付けの不安