2017-02-22 第193回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第3号
当時、日本は世界でODAが一番だというふうに外務省はおっしゃっておられましたけれども、紛争地帯に直接投入できる緊急援助用の資金が実質存在しませんでした。
当時、日本は世界でODAが一番だというふうに外務省はおっしゃっておられましたけれども、紛争地帯に直接投入できる緊急援助用の資金が実質存在しませんでした。
二〇〇九年四月、まさに直近でございますけれども、アジア諸国に対する貢献策の一環といたしまして、相互緊急援助用の物資備蓄の支援のために約一千三百万ドルの追加拠出、それから、今後五年間で各国関係者約三百名に対する防災分野での研修の実施といったものを発表したところでございます。
それから、先ほど、米の、そのほか保管料とかそういうことについてのお話がございましたが、それについても、やはり北朝鮮を援助するかどうかはわからなかったわけでございまして、その後決めたということでございますから、それが六十四億で、合計百十億程度が緊急援助用に要したお金である、こういうふうに理解しております。
また、国際協力事業団の、緊急援助隊とはちょっと違いますが、緊急援助用に備蓄していました物資その他、これは成田の基地にございましたが、こういうものは現地にできるだけ早く送ろうということで現地側と相談いたしまして、一週間ぐらいかかってしまったんだとは思うのですが、それでも現地に参りました。
それから、ことしの三月でありますが、緊急援助用に一億円プールしておりました資金を出しまして、いわゆるアフリカの角地帯と申しておりますが、エチオピアを中心とした干ばつ等に対する難民救済、飢餓被災者を対象に二団体に一億円を配分を決定しております。これが昨年度分であります。
さらに、この二月でありますが、当初保留しておりました一億円の緊急援助用の原資がございます。この原資をもとに、干ばつ等による被災者が大変多いいわゆるアフリカの角地帯、エチオピアあるいはジブチ、スーダン、ソマリア近辺でございますが、ここを対象にNGOを公募いたしまして、三月中にこの一億円の配分決定を行う予定で今準備を進めております。
これは西アフリカ六カ国を襲っております干ばつによる飢餓状態についての日本の援助のしかたでございますが、外務省としては、FAOから要請がありましたときに、緊急援助用予算のうちから四億円、百五十万ドル、これを支出しょうという腹づもりがおありになったようでありましたけれども、大蔵省と折衝した結果断わられたというふうな結論になって、結局今月の七日ですか、七日の期限切れには間に合わなかった。
○川村清一君 外務省は、緊急援助用予算の中から四億円、百五十万ドルの拠出をきめたといわれておる。大蔵省と協議したところが、大蔵省は、日本と関係の薄い西アフリカになぜ援助が必要か、賛成をしない。ついに話し合いがつかないまま援助の時期が七日で切れてしまった。こう報ぜられておりますが、一体それは事実でありますか。