2014-10-16 第187回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
北海道の米、もみ数は多いものの、実際に刈取りをしてみると未登熟、青米ですね、それから背白米も多く見られまして、網下米も多く、食用にならないものが反一俵あるという話も聞きます。加工用に回されると一俵五千円にしかならないということなんですね。これ、流通コストを考えると大赤字になるということで、もう畑にまいてしまうという人たちもたくさんいます。
北海道の米、もみ数は多いものの、実際に刈取りをしてみると未登熟、青米ですね、それから背白米も多く見られまして、網下米も多く、食用にならないものが反一俵あるという話も聞きます。加工用に回されると一俵五千円にしかならないということなんですね。これ、流通コストを考えると大赤字になるということで、もう畑にまいてしまうという人たちもたくさんいます。
生産のところでいえば、主食用米並みの収益をどうやって確保することができるのかということ、それから転作や網下米をどうやって活用するのかということ、流通の段階でいうと、適正価格というのは一体どのぐらいなのかということ、それから製粉技術や新しい商品の開発、消費の段階でいうと、米粉製品の理解、普及あるいは国産ということの優位性等々ということが考えられるわけであります。
例えば、網下米なんかをそのまま結構な値段で製粉業者が買っていってやっておられますし、転作しても、ふるうことが今度はないわけですから、選別する必要がないわけですから、一俵ぐらいふえることになるわけです。製粉技術もかなりアップしていますので、私は可能性としてはかなり高いものだというふうに思っております。