1981-03-03 第94回国会 衆議院 運輸委員会 第2号
政府は、最近われわれの主張も入れて、地域交通の維持整備計画を各都道府県ごとに陸上交通審議会の部会を設けて策定することになっており、国鉄地方交通線に限って当然なことであるこのような手続を省略し、国鉄経常から分離することをすべきではありません。よって、この条項は削除することといたします。
政府は、最近われわれの主張も入れて、地域交通の維持整備計画を各都道府県ごとに陸上交通審議会の部会を設けて策定することになっており、国鉄地方交通線に限って当然なことであるこのような手続を省略し、国鉄経常から分離することをすべきではありません。よって、この条項は削除することといたします。
次に、昨年十月、地域における公共交通機関の維持整備計画が明示されましたが、行財政上の措置や強制力が全く見られず、これによる効果は期待できません。この際、一歩進めて行財政上の措置を整備することが必要であると考えますが、いかがでしょうか。
ところで、政府は、財政再建を口実に、昨年の臨時国会において野党の反対を押し切って成立させた国鉄再建法に基づいて、国鉄ローカル線廃止の選定基準となる政令制定作業を進められておりますが、これを当面中止をし、地域交通の維持整備計画の策定を待って国鉄ローカル線の取り扱いを決定されることを望みます。
政府は最近われわれの主張を入れ、地域交通の維持整備計画を各都道府県ごとに陸上交通審議会の部会を設けて策定することになっており、国鉄地方交通線に限って当然なことであるこのような手続を省略し、国鉄経営から分離することをすべきではありません。よってこの条項は削除することにいたします。
また、すでに運輸大臣が通達を出しておりまして、御存じないと思うのでありますが、先ほど申し上げました地域交通の維持整備計画を策定する要領について、この三日に政令を改正をしながらそれぞれの陸運局長に通達を出しております。
政府は、最近われわれの主張も入れて地域交通の維持整備計画を各都道府県ごとに陸上交通審議会の部会を設けて策定することになっており、国鉄地方交通線に限って、当然なことであるこのような手続を省略し、国鉄経営から分離することをすべきではありません。よって、この条項は削除することといたします。
それからもう一つは、時間がないのでまとめて申し上げますが、先般運輸省はわれわれの長年の主張によって、曲がりなりにも地域交通の維持整備計画の策定について、大臣、あなたが省令の改正をしました。と同時に、鉄監局長、自動車・局長、あるいは官房審議官、官房長か、そういう者の連名で下部に通達を出しているのです。これは局長はきっと余り知らぬだろう、部下がやっているのだ。地域交通の整備計画を立てた。
それから、運輸省の総務審議官の話は、国鉄のローカル線は別で、地域交通の維持整備計画は別だという話に聞こえましたが、それはいただけません。そういうものを解消するためにも、自治省の審議官の言うとおりにひとつやったらどうだろうか、こういうふうに私は思うので、そういう点でやらぬというと、ローカル線そのものも国鉄再建も物にならぬと思うのですよ。
○石月政府委員 地方公共交通の維持整備計画につきましては、地方公共交通の確保は非常に重要な問題になっているという認識のもとに、先生御指摘のように、陸運局の陸上交通審議会に府県単位の部会を設けまして、地域ごとの陸上交通計画につきまして、陸上公共交通の維持整備計画について、目下審議を始める措置を講じているところでございます。
私が聞いているのは、いま申し上げたように、都道府県知事が地域交通の維持整備計画を立てることについてどうだと聞いているわけなんです。それをいまのように、都道府県の区域内の交通行政はおれにみんな任せろと言うことは、これは少し先走った思い上がりだろうと思う。自治省という何か型にはまった形だけで物を考えている。あなたの方だって公営交通の問題を持っているのでしょう。自治省が監督しているのでしょう。
このような地域における公共輸送を改善し、住民生活を守るためには、従来の政策を抜本的に改め、それぞれの地域において総合的な地方交通の維持整備計画を、利用者、地域住民等の参加のもとに民主的に策定し、地方自治体がその中心となって推進する必要があります。これが本法案提出の理由であります。
この維持整備計画には当該地域における輸送需要の見通し及び陸上交通事業の維持整備の目標、輸送施設の整備改善のほか目標達成のため必要にして適切な方法を定めるものといたします。この維持整備計画は当該地域における陸上交通事業の維持整備のみを目的とするものではなく、当然のことながら関係地域住民の日常生活の利便を確保するために特段の考慮を払うべきことを義務づけております。