1947-08-14 第1回国会 衆議院 治安及び地方制度委員会 第9号
片山内閣が經濟危局を突破するために、道義を高揚してこの難局を突破しようというこの精神運動に一大障害を與えておりまして、精神運動を起しましても國民は、嘲笑をもつて迎えておるというような實情かと私は信じております。
片山内閣が經濟危局を突破するために、道義を高揚してこの難局を突破しようというこの精神運動に一大障害を與えておりまして、精神運動を起しましても國民は、嘲笑をもつて迎えておるというような實情かと私は信じております。
從前の行政法の形で、はまつていくものははめていきたいというのが、大體法制局の考え方でございますけれども、とにかく安定本部ができ、公團法が生れんとしてきたゆえんのものは、この非常に行き詰つてきた經濟危局を打破していかなければならない。
片山總理大臣は先頃の施政方針演説の中にも、日本の經濟危局を打開する今が最後の機會だとまでおつしやつておるのでありますが、現在の政府が最後の機會を活かして行こうという御決心であれば、本當に平常の状態においては考えることのできないような非常手段を講じて、この危局を打開する大きな決意を持たなければならんと私は思うのであります。