1947-11-26 第1回国会 衆議院 農林委員会 第52号
しかし土地改革を行つて、土地というものが從來の地代によつて他人の小作を搾取していくという建前ではなしに、あくまで土地の收穫を自己の生活の基礎にしていくという、農業經営の本質に立つて農家經營の本質がなり立つような建前にかえていく現在におきましては、地代というものは問題にすべきではないのであります。
しかし土地改革を行つて、土地というものが從來の地代によつて他人の小作を搾取していくという建前ではなしに、あくまで土地の收穫を自己の生活の基礎にしていくという、農業經営の本質に立つて農家經營の本質がなり立つような建前にかえていく現在におきましては、地代というものは問題にすべきではないのであります。
ただこれらの技術の指導にありまして、お話のように從來は農林省の中にもそれぞれ畜産あり、あるいは蠶絲業あり、農業ありといつたようで、いろいろばらばらな方面もあつたのでありますが、これらの點については、今後、先ほど申しましたように、總合して結局農業、農家經営というものを十分考慮に入れた一つの技術の指導、こういうことにしてまいりたいと思つておるのであります。
農業が自然力の支配を受けることの最も強い産業だということは申ずまでもないことでありますし、それから日本は、地理的にも、氣象的にも世界に類例を見ない災害が頻發する國だということも亦すでに御存じの通りでありまするが、從來我が国の農家は自然的にも社會的條件におきましても、いろいろ制約されておりまして、生産性も低いし、いわゆる零細農家の經営を非常に餘儀なくされておつたのでありまするから、農業經營から起りまするところの
先ず國有鐵道事業特別會計におきましては、當初豫算において、その損益勘定の赤字は、八十四億五千九百余萬圓でございまして、これを借入金を以て補填いたしておりましたのでありまするが、その後職員の待遇改善費及び新物價體系によりまする、事業用品の値上り等によりまして、相當に多額の經費を追加する必要を生じました次第でありまして、人件費、物件費等について、大幅の節減をいたすこととして、極力經営の合理化に努めましたのでありまするが
今日の企業の亂脈、放漫なる經営というものを改めることによつて、實質上千八百圓ベースをある程度上げても、物價水準に影響を及ぼさないでやり得る餘地等が相當存在すると思います。それがどの限度まで可能であるかということを、もつとつつこんで檢討してみる必要がある。
それから私立學校等がたくさんありますのが、これが全部大學になるか、もしくは三年制の大學になるかという問題でございますが、その私立學校の性質によりましては、高等學校になりまして、そうして今申されましたようにその上に二年の専攻科を置くとかいうようなことを考えることが、かえつて學校の經営上、また、たとえば地方的に分布しております場合におきましても、地方民の要望にも副うことができるのではないかと考えられまするので
これは單に給料値上げという問題ではなくて、その機構を本當に民主化しなければいけない、經営者、中小工業者、或いは勞働組合、その他知識經驗者、そういう人を含めてこの持株整理委員會の重大性に鑑みてこれを民主化しなければいけないという問題が起つておつて、相當に問題になつておると思います。
ただいま野老君の御質問のように、さらにこのことが大きくなりますと、都市の隣接の町村における學校へは教員の行き手が少いことになつて、經営上非常に困るということを、特にお含みをいただきまして、善處していただきたいと思います。
幸い國家管理が通過いたしますると、生産協議会というものが確立いたしまして、これまで經営の面に殆どタツチできなかつたところの勞働者が、經營の面までタツチできるところまで上つて參りまして、勞働者が自分で自分の問題、自分で自分の運命をば處理できるという立場に立たされて參りますので、そういう點から申しまして、生産協議會の適切なる運用というものが、職場規律の確立ということに非常に役立つのじやないか、このように
すわはち現場における行政、經営者、勞働者、三意一體の協力態勢を整えることが一番増産の上から望ましいというので、こういうように兩方から抑えるようになつたのでありますので、その點は御了承を願いたいと思います。
すなわち現状においては十分でない政府の現場把握を強化して、増産第一主義の障害となる事情を除き、増産の推進力でありまするところの經営者及び從業者の生産意欲を増大するということが、絶對に必要であると考えるのであります。
○松井道夫君 大體今の御答弁は前囘の委員會の時の御答弁の趣旨と一致するようでありますが、どうもそれだけの理由では弱いように感ずるのでありまして、それでまあいろいろお尋ねしておるわけなのでありまして、先程申しましたように、兄弟三人なら三人で事實上労力を提供して事實上の經営をやつておる。
更に繰返すわけでありますが、農業經営というものを立ち行かせるようにするには、それは勿論均分相続という觀點に立つて、慣例によりましてのことでございまするが、それには要するに農業資産の相続において、その分割を禁ずればそれでよろしいのではないか、それが第一でございます。
それは何故かと申しますると、極く分り易く申しますれば、そういう状況を續けて行けば、一つの小さい農業經営體を操つて、實に多くの人が持分を持つておる。
そこで飽くまでもお尋ねのこの點は、經営者と勞働者が對抗して片方は經營を續けて行こう、勞働者は經營に反對して、即ち工場を休止状態にしようといつて爭つておるときに、經營者は休職を求めて來ることは明らかに勞働者と對抗する意思を持つて休職を求めて來るのでございまして、この場合に經營者の休職に應ずるということは勞働者の利益に反するという行爲が明らかである。
○國務大臣(米窪滿亮君) 第二項を設けた理由は、職業紹介は經営者の利益にも偏重しない、又勞働者側の要求にも偏らない、こういう、いわゆる職業紹介事業の中立性を保持するために第二項を掲げたのでございまするが、日本の勞働爭議の實情から見て、私も山田さんの疑念とされる點も必ずしも現實的でないとは思はないのでありまして、これは一つの委員會において皆さんの御意見に從つて行きたい、こういう工合に考えております。
七月の初めの給與審議會において、新物價體系を算出する基礎的なフアクターの一つして、企業の企業費というか經営費の大部分を占めるところの、私の計算によると六割ないし七割の大きな部分を占めるところの賃金を、どこにその標準を求めるかということが非常な重大な問題であつたのであります。
イ、漁獲物の増産 現在の漁業は前記のごとく殆ど闇資材の入手により經営しているので、從つて漁獲物は闇價格で販賣する傾向が多く、漁獲の多量より魚價、闇値の高價を期待するので、漁獲能率以下の操業で作業を打切る場合がある。 然るに統制、竝びに公價の撤發により自由に公然と漁業ができるので、漁獲高は倍加する。
要するに電氣事業というものは、今まで堅實第一主義というもので、堅いことは堅いけれども、經営者の方でも堅い一方である。外からの見方も、電氣は大事だと、けれども石炭は尚大事だと、段々調べ詰めて來ると、外の資源は枯渇して、電氣は随分大事な役割をしておる。それなら大事だということになつておるようでありますが、まだ實質的に具體的に認めておられないようなところもあるように思います。
現在高物價時代の生活費の昂騰、納税關係等より到底店舗經営は成り立たない。配給の増大を望めない今日、最底利潤を三割程度に引上げて頂きたい。水産加工物の價格の是正、原料鮮魚の價格改訂に伴つて加工品の價格の是正を早急に實施する必要がある。これをなさない限り製造も或いは生産地に停滞しておる現物も、値上げを豫期しまして、出荷が停頓するようなことになる。
と申しますのは、そういうふうな傷は徹底的にここで療治してしまうことが、そうして又そのことによつて、銀行經営の基礎をはつきりと確立するということが、これが信用を増す根本であつて、決して臭いものに蓋をして置くというふうな整理の仕方では本當の意味の信用は出て來ないだろうと思います。
從いまして、これらの者を全部洗つて、現状において合理的な人員がどの程度になつておるかということは、今後の經営合理化の問題に關聯いたしまして至急決定をいたしたい、かように考えております。
そして一應は共有共有で皆で經営していけば結構ですが、なかなかそうはいかない。結局皆がわける。ところがわけ分はきまつているが、どれをだれがとるかということは、民法できまつておらない。そこで私は義理人情になつてくると思います。わけ方についてもいろいろ問題が起る。あるいは大勢の中には、つい見逃がされてわけてもらわなかつたという者も出てくるというようなことで、財産争いが非常に多くなりはしないか。
第一に家督相續がなくなつて、均分相續になつてしまうと、農民にとつて農地が零細化される結果、經営の上に非常な無理が起るということが一般に唱えられております。これは確かに均分相續がこの新民法改正案で採用されておることの上では、一番の案の弱點であります。これは法律家が心配しておるのみでなく、經濟家が非常に心配しておられるようであります。これについては對策が立てられなければならない。
そうしましていつまで經つても家の農業經営の實權を、働き盛りの者に任せないということになりますと、非常に家にごたごたが起きるように思います。ある時期に家事審判所なり、あるいはその他農村協同組合なり、あるいは農地委員會なりというものが關連をして、相當な時には推定相續人の中から家庭を相續すべき者をきめていく。指定をきせてしまうという必要があるのではなかろうかと思います。