1983-03-26 第98回国会 参議院 予算委員会 第11号
——私はこれを現場でずっと見てきましたが、実際このくず繭というのは、あなた方が説明するように、絹紡をつくる材料なんです。それはその写真の中にもありますし、私はいまここで現物も持っておりますけれども、真っ黒で使い物にならぬのがくず繭なんですよ。 それから輸入の乾繭というのは、やはり生糸が引ける、そういう繰り糸ができるものなんで、そこの白い繭がそうです。
——私はこれを現場でずっと見てきましたが、実際このくず繭というのは、あなた方が説明するように、絹紡をつくる材料なんです。それはその写真の中にもありますし、私はいまここで現物も持っておりますけれども、真っ黒で使い物にならぬのがくず繭なんですよ。 それから輸入の乾繭というのは、やはり生糸が引ける、そういう繰り糸ができるものなんで、そこの白い繭がそうです。
いま一つは絹紡関係、つまり、くず繭を主に使っております絹紡関係が、最近洋服地その他におきまして需要面からややふえてきておるという傾向もございまして、そういう需給のアンバランスということからくず繭の輸入がふえてきたというのが一般的な見方でございます。
それから四月二十日に停止をされましたのが、はき物でございまして、それが台湾、韓国からの輸入で、それから、第四番目が絹紡つむぎ糸で、これは主として韓国からの輸入で、これは四月の末に停止をされておりますが、確かに仰せのとおりに、これらの品目に関しましては、日本でこれらの国と競合をいたします産業は、どちらかというと中小企業の製品があるわけでございまして、私どもも本年度弾力化をし、拡大をしようと申しますものは
幸い、おそらく初年度の綿の二十数産地、絹紡繊の四産地につきましては、相当スムーズに進んでいってくれるのではないかというふうに期待をしておる次第であります。
合繊はそういうことにはなりませんから、その他絹紡につきましてもあるいは紡毛にいたしましても、私はそう規制になるとは思っておりません。そうなってきますと、すでに三十七万錘というものは施行される日までには緩和されていくと、こういうことになろうと思うんですがね。これは間違いないわけですね。
○高山恒雄君 それじゃ最後にお聞きしたいのですが、御承知のように、これはもう私が言うまでもなく、通産大臣か、農林大臣は生糸までということになれば、問題になると思いますけれども、いろいろこの生糸の貿易に対して、あるいはまた二次製品の貿易に対して非常に努力をしておると、こうおっしゃいますけれども、やはりこの絹紡の関係と私は大きな関連があると思うのです。
絹紡の九万二千錘やら麻紡の六万錘あるいはまた、その他のわずかの錘数のものがその対象になろうとは考えておりません。少なくとも、綿紡の九百二万錘と、このスフ紡が私は対象になる、それで、ゆくゆくは合繊に切りかえるということだと思うのですが、これに間違いないか、私の考え方に。
これはこういうふうなことで、この一番の話を申し上げますと、私は前に申し上げましたように、清算を通じてやれば相当の保証金を積んでみなそのバイカイをやっているのだから、なかなかこれでまた清算の買い方というものはほとんどが輸絹業者、つまり、ほんとうの機屋とか、そういう人がほとんど買いに回って、そうして長期に米国へ絹紡物を売っている関係上、長期にわたって生糸を保険的に付けてとる次第でございますから、これを通
そこで、最近輸出業者、製糸業者からの要望もございまして、通産省と話し合いをしておりますが、その結果では、絹紡製品の輸出はきわめて今旺盛でございますので、従って、副蚕糸の需給が緩和するまでは猶予してほしいという意向を示しております。現実には国内の副蚕糸価格が現在非常に高騰しておりますので、海外からの引き合いは今のところはないような模様でございます。
そうでなければ、海外市場に科学繊維がどんどん出てくると、国内市場においてたたきつけられるのは綿紡であり、絹紡であるということになってしまう。ただやっている企業者が違うだけで、品目が違うだけで、やっぱり国内の相剋摩擦の原動力になるしかない。
それから繊維産業の業界人といいますか、これは綿紡績もございますれば、毛紡績もあれば、毛紡績にも紡毛もあれば梳毛もあると、あるいは絹紡、麻紡、それから染色加工また織布部門の組合の理事長さん、これも綿、スフ、絹、人絹に分けておる、こういうふうな関係で、一番大きな業界で三名ぐらい、普通は一名ぐらいの代表者で構成されておるわけであります。そのほか中立委員が合計して五名入っております。
そのふえた内訳を見ますと、これが麻紡やら絹紡からわいわい持入れまして、そうしてだんだん外貨の割当の対象にしよう、いわば幽霊人口が出たことをよく御記憶のことと存じます。このためにそれを集め得る能力を持つている大工場は、五〇%動いておつてもなおこれは一〇〇%動いておることになる。あとのやつは最初から動かすということは当てにしていないのだから。
たとえば絹紡で精練と申す工程がございますが、ここでは非常に高熱な湯を使うわけでございます。こういうところに年少者を使用して負傷させたり、あるいは高いところに上つて負傷した、こういつた事実があるわけでございますが、こういう君たちについて、労災保険を適用さすのに、普通のままで申し上げることはできませんので、これをかわつた理由で、いわゆる虚偽の報告をいたしておる事実がございます。
「近江絹紡のストは世間をゴマ化す大きなカラクリ。全繊勢力拡大のための不法暴力であります。」あるいは「近江絹絲をわざと封建的な会社と見せかける宣伝です。結婚、信書、外出、宗教等の悪宣伝は皆でたらめです。一万二千名の内九千名の旧組合員の代表は上京して反対陳情しています。一その他いろいろこういうことが書いてあるのです。
引続いて同じ問題で、紡績は二百三十万錘にふえたと申しましたけれども、これは政府がこれに外貨を割当てるという利点があればこそ、二百三十万錘というておるのでございますが、この錘は内訳を調べてみますと、悲しいことに、毛紡の錘ではなくて、麻紡から切りかえたり、絹紡から切りかえて、ろくな糸はできないけれども、外貨をもらいたいがゆえに、幽霊人口ということに相なつておりますが、そういう錘が私の調査によりますれば、
○加藤(清)委員 それは絹紡からかわつても、麻紡からかわつても、ひいてひけぬことはありません。ただ輸出に向くようないい糸がひけるかひけないかというだけの相違で、ひけないという紡績はありません。ガラ紡でさえもひけるんですから。これはまた別な機会に事務的な相談はあとで行うといたします。一例をあげますと、そのように過剰投資が行われている。
そこで続いてお尋ねしたい点は、この二百万錘に余る紡錘設備でございまするが、これは私のながめましたところによりますると、絹紡でありながらにわかにかわつたという例がございます。麻紡でありながら急に切りかえたというものもございます。これらは一体設備の近代化とか合理化という言葉とはおよそ縁遠くて、目的は、右から左に売つても四割の利権がつくところの外貨がほしいからではないかと推察される。
従いまして戦前には一カ月乃至一カ月半のいわゆる買いストツクと申しますか、仕掛品をこめての在庫量を以て賄つて来ておるのでございますが、最近などは大体一カ月の消費量の約四割でございまして、我々の部門で、例えば六月に生糸、絹紡、人絹糸、スフ糸、この六月中における消費が一千九十八万ポンドでありますが、我々機業家のストック量は五百二十八方四千、こういうことになつておりまして、約一カ月の消費高の半分に達するか達
今の副蚕糸のごときものも、もう輸出の方はとめてやるのはあたりまえだということは、一部の絹紡業者に使嗾せられておつた関係方面の一属僚が――今いませんが、通産省の一属僚の話で、輸出禁止の品目を羅列するときに、しまいの方にちよこつと入れておいた。閣議ではおそらくこんなものが入つたつて大した問題には考えなかつたと思う。
それすらもなくなり、かんじんな輸出の大宗である絹が通産省に行つているという事態に置かれた結果、内政にもいろいろ関係して来るのでありまして、今私がここに問題として出します事項は、政府が一部の絹糸業者、絹紡業者の利益に追随した結果として、内政に、非常に蚕糸関係の業者に大きな迷惑を来しておる、その事実をここに指摘したいのであります。
殊に実は私共はつきりデーターを掴んでおりませんですが、大口でない、即ち小口の部門織布染色或いは紡績につきましても絹紡等のようなものにつきましては小口が非常に多いのであります。これらにおきましては少くとも三倍、私共の聞きました実例は最高十一倍半ということでございましたですが、これは料金の額でありまして、少なくとも三倍以上の料金という状態であります。
これを重要産業の所要カロリーに充当するといたしますならば、過燐酸石灰、みそ、しようゆ、ソーダ、カリ塩、タール製品、火薬、合成樹脂、油脂加工、写真感光剤、アルコール、ゼラチン、医薬品、綿紡、絹紡、毛紡、麻紡、燃糸、人絹、人絹スフ、皮革、その他数十産業の需要に応ずることができる優秀なる石炭を持つておるのであります。常磐炭田の現状といたしましては、昭和二十三年度の割当は、三百六十八万トンであります。
それから絹につきましては、絹製品、絹紡製品、絹紡紬糸製品というものは、一應統制をはずすことにいたしたいと思います。現在考えておりますのはそのような程度でございます。
ただ商工省が拂下げたとおつしやいましたが、この拂下げ関係は、終戰の直後、製造販賣をいたしておりました機関が閉鎖機関になつて、持物を処分しなければならないというので、これは農林省と商工省とに相談があつたそうですが、その短纖維が將來どういうふうに利用できるやら、あるいは今おつしやつたように、はたして十分利用できてもうかるものかわからないというので、その当時はむしろ引受け方を慫慂した絹紡工場などは、資金の
○鈴木證人 私は全然存じませんが、先ほど申した説明を蚕糸局から聞きましたときに、そういう打合せをして絹紡工場とか、梅村とか、その他のものに拂下げの割当をしたということは聞いております。しかしそれが割当てた通り全部引受けてもらえなかつたので、たれでも希望があればどんどん引受けてもらいたいということを慫慂した。