1996-05-21 第136回国会 参議院 農林水産委員会 第12号
特に、平成五年十月からは、養蚕、製糸、流通、絹業界の四者協議によって養蚕農家にキロ当たり千五百十八円、これを保証しております。 これには事業団からも奨励金が充てられております。 しかし、今現実に養蚕農家の経営にとってこのキロ当たり千五百十八円で経営が成り立つと考えておられるのかどうか、ここを率直に答弁をお願いしたいと思います。
特に、平成五年十月からは、養蚕、製糸、流通、絹業界の四者協議によって養蚕農家にキロ当たり千五百十八円、これを保証しております。 これには事業団からも奨励金が充てられております。 しかし、今現実に養蚕農家の経営にとってこのキロ当たり千五百十八円で経営が成り立つと考えておられるのかどうか、ここを率直に答弁をお願いしたいと思います。
○金子(徳)委員 時間がなくなりましたので、終わりに、現在の蚕糸絹業界の問題について伺っておきたいと思います。 現在は、繭生産農家は壊滅状態でございます。平成四年度はこれは生糸換算で二二%の実需に対する自給率、そしてまた昨年度はこれは一四%、一遍に八%も国内繭生産が落ち込みました。また、生糸換算で、外国からの輸入では中国からの輸入が約九割を占めるという状態であります。
○金子(徳)委員 時間が参りましたので終わりますが、大臣の最後の絹業界あるいは養蚕地帯に対する御配意というものを心から期待をいたしまして、終わります。ありがとうございました。
この枠につきましては、もちろん絹業界の方々の意向を踏まえながら、かつまた養蚕、製糸、こちらの業界の意向も無視できませんので、双方の意向を踏まえながら、二万四千俵を安定的に供給するということで、毎月定時定量という基本原則のもとでほぼ二千俵程度を供給させていただいているということでございます。
絹需要を増進させていく、いわゆる川下の方で需要喚起をしていくということで全体的にそういう絹業界の活性化を図っていこうというふうな観点でございまして、これは非常に結構だと思っておりますが、その根元のいわゆる川上、川中の状態というものを現状としてどう認識されているかというのをまずお伺いしたいのですが、農水省としていわゆる生糸の生産という業界自体が現状どういう実態だというふうに御認識をされているか、お伺いをいたします
○金子(徳)分科員 私は、我が国の繊維業界、服飾も含めてのアパレル業界、とりわけニット業界、絹業界等もあるわけですが、ニット業界を中心に若干のお伺いをいたしたいと思います。
しかし、この生糸一元化ということによって日本の絹業界、織物業界、絹の製品の業界は、スタートラインで既に五十メートルくらい後ろからスタートしている。四百メートルリレーで五十メートルも後ろからスタートしたのでは、これは勝負にならぬわけです。初めから負けているわけです。
かつて日本がアメリカに対して絹製品を売らぬと言ったときに、アメリカの御婦人が靴下も履けぬことになって、とにかくアメリカの婦人の方から戦は御免という声になるというふうに期待したのでありましたが、アメリカ政府はアメリカの学界に対して、絹にかわるべきものをつくりなさいと強力に指導した結果ナイロンが発明されまして、それが結局は我が国の絹業界の命をとる結果になるわけでありますけれども、およそ全体主義の国は当然
その生地はキロ当たり一万二千円、今度の期中改定があった値段よりもさらに安い値段に比較をされる、こういうことでありますから、いわゆる絹を織る絹業界、川下産業というのは大変不況に陥っていることはもう皆さん方御存じのとおりであります。だから実はもっと大幅な値下げを果たしていただきたい。そして、お蚕さんの農家に対する助成についてはもっと別な手厚いことを考えたらいいじゃないか。
それに伴いまして私ども関係の絹業界対策ということで、今生活産業局長からお答えのございましたような融資措置が講じられた、こういうことについては承知いたしております。
御高承のことではありまするが、五十九歴年における絹織物の輸入は、二次製品を含めて生糸に換算して七万七千俵余りになり、我が国の絹業界を苦況に追い込んでおります。私は、この数量を皆無にされたいとは申しません。どうか事業団在庫生糸の正常範囲になるまでの当分の間、この輸入絹織物等の数量削減を強くお願いしたいのであります。
そういう絹業界の関係から見ますと、やはり絹織物、製品としての輸入がふえるということは確かに非常に苦しいことだということで、これはかねがねから通産省、所管省においても、先ほど申し上げました二国間協定等の一環として常々輸入のいわば調整について努力をしているわけでございます。
通産省といたしましても今後いろいろな面において、和装需要の喚起であるとか、そういうような業界に対するファッションショーとか、そういうものの指導によりまして今後いかに需要を喚起するかと、こういうようなこともいろいろと考えまして絹業界の振興あるいは絹の産業の活性化に大いに意欲を燃やしてまいりたいと思う次第でございます。
現在、蚕糸と絹業界は、需給の失調と国内需要を無視した生糸並びに絹織物の輸入によって、大変困難な事態に立ち至っております。すなわち、製糸業界では昨年十一月から二五%の不況生産カルテルに加え、本年二月には二五%の設備廃棄あるいは全国の機業地における操短の繰り返し、さらに農水省は五十九生糸年度の産繭量について三〇%の減産を計画するなどの状況にあります。
それを一つにして蚕糸砂糖類事業団にしたのだけれども、生産者サイドのいろいろの物事のお決めのことしかしていないで、いわゆる絹業界とか砂糖業界のそういう代表の意見がもう少し反映するようなことも考えてほしいのだけれども、いまのようではちょっと偏り過ぎてはいませんかということ。 それから畜産振興事業団、これもそうなんです。
○国務大臣(亀岡高夫君) 蚕糸と糖価関係の新事業団に絹業界の、織物界の意見が入りにくい体制になっているのじゃないかという御指摘でございます。事業団の組織はあるいはそういう点があるかもしれませんが、これを運営いたします事業団の運営審議会というのがございます。ここにはそういう絹業界の意見も十二分に入るように代表を二人加入をせしめておるわけでございます。
県と国が一対一で、そうして市中銀行に預託することによって金利を薄めていく、こういうことが県単で行われておりますし、特に今回の絹業界の問題については、その県そのものも全国的に見れば幾つかに限定される、こういうぐあいに思うわけであります。
まず、わが国の絹業界が世界の市場で競争していく力をつけていくためには、原糸の価格問題があり、この問題を避けて通れないという問題があるわけであります。つまり、生糸の一元化輸入問題、繭糸価格安定法に基づく蚕糸事業団の問題等であります。
○野田政府委員 横手委員御指摘のとおり、現在絹業界、そしてまた蚕糸業界、みんなが大変な辛酸をなめておるわけでございます。基本的には、国民の需要構造が変わってきたということが大きな原因だと思います。その中で、少なくとも綿製品の最大の市場であります日本の需要動向というものが非常に大きく影響を与えていることも確かであります。
○中野鉄造君 御承知のように、五十四年度は事業が非常に減退しておる、また絹織物等の在庫量も増大しておるし、それに反して糸価等の低落等から蚕糸、絹業界が非常に急激な不況に見舞われておるわけでして、それに対してはいろいろと努力も払われていることと思います。
○国務大臣(亀岡高夫君) 実は私は、蚕糸、絹業界の現況と、それから施策の責任を持った私といたしまして、将来養蚕業、絹織物業を発展せしめていくためにはいま何をなさなければならないかというようなことを真剣に考えるべきぎりぎりのときに来たということで、今日までの、農林大臣就任の間経験しました、韓国とのいわゆる昨年五〇%の生糸輸入の削減も了承してもらう、また中国に対してもそれを了承してもらう、そして三〇%の
○国務大臣(亀岡高夫君) 実は私はもう三年ほど前から、養蚕、製糸、絹業界に向かって、死なばもろともという形でいきませんとこれはなかなか大変なところへ参りますよということはもう口を酸っぱくして言ってきたわけであります。
一方、日本蚕糸事業団を取り巻く諸情勢に目を転じてみますと、わが国の社会経済構造の変化並びに国際環境の変動に伴いまして、当然、行政における機能の積極的な対応が切実に要請されているにもかかわらず、日本蚕糸事業団の在庫は十四万八千俵の多きに上り、この滞貨の処理は、日本蚕糸事業団にとってはもとより、広く蚕糸絹業界にとりましてもまことに重大かつ緊急を要する課題であろうかと考えます。
そうして私の基本的な考えとするところは、日本が養蚕業をなくしてしまった際の日本の製糸、絹業界に及ぼす影響というものはまことに大きなものがございまするし、しかも、日本の養蚕業がだめになったということになりますると今度輸入生糸が非常に高騰をしてくるおそれがある、こう考えるわけであります。
一方、日本蚕糸事業団を取り巻く諸情勢に目を転じてみますれば、わが国の社会経済構造の変化並びに国際環境の変動に伴いまして、当然、行政における機能の積極的な対応が切実に要請されているにもかかわらず、日本蚕糸事業団の在庫は十四万八千俵の多きに上り、この滞貨の処理は、日本蚕糸事業団にとってはもとより、広く蚕糸絹業界にとりましてもまことに重大かつ緊急を要する課題であろうかと考えます。