1966-05-13 第51回国会 参議院 農林水産委員会 第25号
そこで、この種の会合がどういうことになっておるかというのを調べてみますと、国際絹業大会は現に地中海において開会されておるのであります。また近く、国際養蚕会議が開かれるやに聞いております。この二つの機関は次回の開催地を、理事国会議はいつ、総会はいつというようなことが取りきめられるであろうと思うのですが、何かインドの国内事情等によって、日本におはちが回ってきているということも聞いているわけです。
そこで、この種の会合がどういうことになっておるかというのを調べてみますと、国際絹業大会は現に地中海において開会されておるのであります。また近く、国際養蚕会議が開かれるやに聞いております。この二つの機関は次回の開催地を、理事国会議はいつ、総会はいつというようなことが取りきめられるであろうと思うのですが、何かインドの国内事情等によって、日本におはちが回ってきているということも聞いているわけです。
そこで、今回地中海で開催される国際絹業大会において、輸出振興のために、局長はどのような見解を表明するのか。一定価格で一定数量の生糸を供給することを表明すべきではないかと思うのであります。
○栗原委員 昨年の国会では、先ほど同僚東海林委員からもお話がありましたとおり、日本の輸出が伸び悩んでおるのは、価格が不安定だからだ、価格が安定すれば五%ぐらいは伸びるだろうと、世界の絹業大会でも大体方向が見出された、こういうような話であったわけでありますが、それではなぜ伸び悩んだのか。日本の生糸が悪いのか。もう日本の生糸は要らなくなったのか。
ただ、昨年御承知のとおり世界絹業大会の理事会がございまして、各国から需要者側が相当生糸の暴騰などがございましたので心配してこちらへ見えまして、その際、こういう種類の会合には珍しく価格の問題も出ましたし、また需要の見通しについての相当突っ込んだ議論があったわけでございます。
先般田邊委員からお話がございましたが、ことしの五月のミュンヘンの絹業大会のおりにも、世界各国の需要者は十四万・十八万という安定帯が今生糸年度一年間は続けられるのだということに深い信頼と期待とを持っていろいろな取引を進めていくということであったわけです。そうした価格安定制度の信頼を裏切らないということが一番大切である。
従いまして、私は出席をいたしませんでしたが、昨年ミュンヘンにおきまして世界絹業大会がございましたが、いろいろの日本の代表の方が行きましても、やはり政府は最高価格を事実上十八万としておる、こういう説明をいたしまして、先方と申しますか会議の出席者も納得をいたしておるわけでございます。かような意味におきまして、私は、なるべくこの十八万という約束を守るべきである、かように考えております。
これは肥田さんの部門になりますけれども、外国におきましても日本の生糸が安定さえすれば幾らでも買うということは、世界絹業大会に出席されました日本代表が帰ってくればいつもそれを言っておるのでありまして私どもが第一回の絹業大会に出席しましたときも、やはりそういう意見が各国の商社に強かったのであります。それを思い、これを思い、どうか一つ安定させてもらいたいということが念願であります。
○中澤委員 滝澤清見さんに一言聞きますが、去年あなたは日本代表として世界絹業大会に行って、いろいろ絹の情報を各国を回って調べてきたわけですが、あなたが去年欧州市場を回ってきた感じとしては、これが二十万という価格に上がれば、織物でも輸出が全部とまってしまうという感じを受けているでしょうか。それとも、政府の施策いかんによればもっと輸出はふえると見てきたでしょうか。
それは、なぜかと申しますと、先ほど私もちょっと申しましたように、現地に行ってみまして特にその感を深くしたわけでございますが、要点だけを一つ申し上げると、私どもが絹業大会へ行って、議論の対象になったのは、さきの繭糸価格安定法、その次に問題になったは生糸の規格の問題でございます。今の日本の生糸の規格制度というものは、これはどうしても根本的に変えていただかなくちゃならぬと思います。
○田邉委員 今の局長のお話だと、徐々に改正をなさるというのですが、これはもう世界の絹業大会で約三回にわたって日本に要望しておる事項でございますので、よく一つ欧米の実情をつかんでいただいて、そうして、できるだけ早く改正していくように。結論は、やはり、規格の生糸を輸出する、たとえば鐘紡の何々銘柄のものを出す、そういう形に将来なるべきだと私は思う。
私は、去る六月に西独ミュンヘンで行なわれました第七回国際絹業大会へ参りまして、各国代表とシルクの問題につきましていろいろと協議をして参ったのでございます。
また、君は、昨年来、蚕糸業振興審議会委員として活躍し、さきには、二十八年九月、イタリアのミラノにおいて開催された国際絹業大会に日本代表として出席し、帰途、欧米各国を歴訪して、生糸の輸出市場の開拓に大いに努められたのであります。 思うに、君は、まことに君子人と呼ぶにふさわしく、その人格は至って清廉高潔、その性格はきわめて温厚篤実で、いやしくも自己を誇るがごときことは決してなかったのであります。
○中澤委員 絹業大会に行ってきた方方の意見も私いろいろ聞いてみましたがイタリアなどでは生糸の産出国でありながら、逆に原糸を買っておる。この事実はどこにあるかといえば、これは織物によって世界市場に出しておる。
しからば海外需要は伸びないかといえば、絹業大会での話、あるいは議員諸公が海外を回ってきた話、どの話を聞いても、伸びるのです。それについてはいずれ時間をかけて農林委員会で一つ十分論議をしたいと思うのであります。本日はそういう事情があるそうでございますから、簡単に大綱だけお尋ねいたしておきますが、大体生糸の輸出振興対策としては、一体どの程度通産省としてお考えになっておるかということでございます。
最も先般これは聞いた話しでございますが、アメリカの国際絹業大会に御出席になって、アメリカの生糸輸入業者が、生糸はアメリカでどんどん買うのだから、織物の輸入はやめたらどうだというような問題が出たように聞いております。これに、悲しいことに、生糸取扱い業者が賛成をせられて非常な問題になっております。
○委員長(森八三一君) 今私の申上げましたのは、繭糸価格安定法という法律が成立をみたというその精神は、振出貿易を振興する、その輸出貿易を振興するために、国際的な絹業大会等においても価格の安定がなければならんという要請があつたから、それに応えるために国内法としてこういう法律を作つたのだ、といたしますれば、その生産の九〇%、時によつてはそれ以上、殆んど全量が輸出に振向けられておるというこの糸については、
昨年の秋のミラノにおけるところの国際絹業大会では、生糸、絹の価格をもう少し安くすれば、現在の需要が四倍、五倍、あるいは六、七倍まで伸びることは容易であるというのが各国の出席関係業者の異口同音の声であつたのであります。この価格を下げるためには、その根本であるところの桑の反収を上げて増産をはからねばならない。ミラノ会議より帰つた私ども日本代表はあらゆる機会に増産の必要性を説いて来たのであります。
それから第四点は、世界の八二%の絹の生産を持つているのは日本ではないか、それにもかかわらず欧州各国云云とお答えしたり、あるいはミラノの世界絹業大会において一回も発言をしなかつたじやないかという点、これも先ほどの問題と同じでございまして、あるいは認識の深さあるいは努力の程度に足らざるところがあつたと思いまするので、今後十分気をつけて参りたいと存じます。
また昨年十月、世界の国際絹業大会がイタリアで開かれたのでありますが、私もこれに出席したのでありますが、そのミラノ会議に、わが国の政府といたしましては、通産省からは繊維局長、農林省からは蚕糸局長が出席しておりますが、この問題については何ら一言も発言がなかつたのであります。
をしておりまして大統領がこの引上げ要請を却下いたしたのでありますが、これらの交渉を通じまして米国側の輸入業者を初め、米国当局も可燃性織物法のことには全く触れておらず、又本法の議会通過後にも、これは実際に絹織物には適用されないのではないかという考えもありまして又その発端が特に化繊織物でありましたために、日米両国間の業者も本法の影響を余り憂慮しなかつたのでありまして、又昨年九月ミラノで開かれました世界絹業大会
而も非常に重大なる直接関係を持つている日本の業者も静かにしておつたというような事情もありまするし、昨年九月絹業大会をヨーロッパでやりましたときにもこれは殆んど問題にされなかつたというような事情もありまするので、あれだけ人手が足りなくて働いております商務関係の職員に対しましては一応御同情を賜わりたいと存じます。
而もこういうように見逃したのはただ単に日本のみではなくして、イギリスとか或いはフランス、イタリーも本件には重大な関係があるにもかかわらず、漸く最近になつてこの問題に注意して事たという状態であり、昨年の九月ミラノで開かれました絹業大会におきましても何らこの問題は取上げられなかつた。
それから御承知のように昨年の九月にミラノで国際絹業大会がございましたが、この際にもアメリカを含む各国の業者が多数参集しておつたのでありますが、その際にも全然話は出なかつた。
今繊維局長が言われましたように昨年の九月ミラノで絹業大会もあつたのでありまして、この問題が事前にわかつておればこういうところででも相当論議もあり、日本側の希望もそこで表明できたと思うのであります。又この前の国会のときでありましたか、軽目物の輸出価格の問題について我々も請願も出しておりまして、この委員会で相当あの問題について論議があつたのであります。
そこで、今復興の段階に参りましたわが日本の蚕糸業が、世界の情勢の消費部面から対照いたしまして、ことにあなたは先ごろミラノの国際絹業大会に出席せられたから、それらを勘案して、わが日本の蚕糸業をどういうふうにするかというような対策、方針について、この際、実はこれは、保利君に伺いたいのですが、蚕糸局長としての責任者のあなたから、当該責任者として一応伺いたいと思います。
蚕糸に対する本質的な問題はこの程度にとどめますが、あなたがミラノに行かれたときの国際絹業大会の決議の中に、生糸課税について、課税反対ということを再確認したという決議があつたのでございますが、その通りでございますか。
また国際絹業大会におきましても、この会議に関連した諸般の会合が一九四八年にはスイスに、またフランスに一九四九にはイタリアに、また一九五〇年にはアメリカに、本一九五一年にはイギリスでと、国際的な世論は年ごともに高まりまして、昨年ニューヨークで開かれた第二回国際絹業会議では、公式に日本は糸価安定制度を実施すべきだという決議が行われ、一方国内では全国農民大衆の請願決議運動が活発になりまして、オール蚕糸界の
○説明員(記内角一君) 糸価の安定、殊に生糸の安定の問題は過般ロンドンで開かれました世界の絹業大会の際にも強く要望せられたところでありまして、やはり糸価の安定ということが直ちに又絹織物、絹製品の安定ということになるわけでございます。従いまして我々といたしましても、生糸の安定ということにつきましては非常に切望しているところなんであります。
この間ロンドンで開かれた世界の絹業大会で、消費者の外国の人たちが、日本の中心値段まで向うできめておる。三ドル八十セントという値段をきめております。その値幅等も言つておる。こういうふうな現実の問題、これは売手と買手のことで、買手は安くするのはあたりまえ、売手は高くする。こんなものにわれわれは拘束される必要はないと思いますが、現実の問題として起つておる。
近く第三回の全世界の絹業大会がイギリスに開かれて、代表が参ります。この代表に参加する発言権はどうかと見ますると、ピラミツドの尖端である輸出関係の方々が大多数である。その基盤である農民代表はかろうじて一人か二人行かれるという程度の発言権である。