1948-05-21 第2回国会 衆議院 決算委員会 第4号
今一つは國家行政組織を民主化していく、これはポツダム宣言によつてわれわれが絶對命令として受取らなければならない問題でありますが、この國家行政組織がどの程度まで民主化されておるかということが非常に大事な問題だと思います。そこで今までよりも民主化されたと思われる點はどういう點であるか、どこに重點を置いて立法なされたか、この二點についてお尋ね申し上げたいと思います。
今一つは國家行政組織を民主化していく、これはポツダム宣言によつてわれわれが絶對命令として受取らなければならない問題でありますが、この國家行政組織がどの程度まで民主化されておるかということが非常に大事な問題だと思います。そこで今までよりも民主化されたと思われる點はどういう點であるか、どこに重點を置いて立法なされたか、この二點についてお尋ね申し上げたいと思います。
この根本原因を解決することなくして、これを權力をもつて威しつけ、あるいは戰前と變らないような絶對命令をもつて威しつけるということでは、決してこれは復興することはできないことは明白であります。こういう點をよくよく考えなければ、いかなる豫算を組んでごらんになつたところで、決してこれは實行できるものではないのであります。
○生悦住委員 絶對至上命令と申されますが、資金はなるほどつくることができるでしようが、資材というのは、そんなに絶對命令であるから必ず整うというふうに考えられません。なおまたこの炭鑛に必要なる資材といたしましては、まず鐵鋼が本年度の生産も思うようにない。殊に來年度における見透しがはつきりしていない。
優劣というものを論ずる用意は十分あるのでございますが、しかしこれも繰返して申し上げます通りに、あるいは恆久的な立場、長い目で見た石炭企業の増産、さらにまた短い目で見たところのいわゆる石炭の増産、言葉をかえて申しますければ、日本の石炭企業というものは、將來長い目で見まして、生産の増強をしなければならぬと同じように、現在の一瞬時といえども、生産の低下を來してはならないうのが、日本の石炭企業に課せられた絶對命令
ところが日本の經濟危機打開のための石炭の生産増強という絶對命令の上から申し上げますならば、たとえ二年さき三年さきに生産の増強ができましても、現在における生産低下ということは、絶對に許されないほど、日本の經濟危機というものは押しつまつておると私は考えておるのでございます。