1952-05-08 第13回国会 衆議院 本会議 第39号
(拍手) 政府は、昨年十月、来麦の統制撤廃を閣議で決定し、その実施方法まで公表したのでありますが、との政府の米麦統制撤廃方針に対して内外から起つた猛然たる反対の輿論に抗し得ず、政府は遂に閣議決定をたな上げせざるを得なかつた醜態を天下に暴露しましたことは、国民のひとしく知るところであ以ます。
(拍手) 政府は、昨年十月、来麦の統制撤廃を閣議で決定し、その実施方法まで公表したのでありますが、との政府の米麦統制撤廃方針に対して内外から起つた猛然たる反対の輿論に抗し得ず、政府は遂に閣議決定をたな上げせざるを得なかつた醜態を天下に暴露しましたことは、国民のひとしく知るところであ以ます。
第四に、政府は主食の統制撤廃方針は依然として堅持するということでありますが、このたびの失態を率直に反省し、先の国会審議権尊重に関する決議の趣旨を体して善処願いたい。
○小林政夫君 先ほど大蔵大臣に質疑をいたしたのでありますが、食管特別会計の件につきまして、実は一緒に同席して聞いてもらつておればよかつたのですが、問題は統制撤廃方針の変更によつて、この食管特別会計の予算を変更する、組替える必要があるかないか。組替える必要があるのではないか。特に百億のインベントリーは果して必要なんであるかどうかという問題なのであります。
そうでないと、仮に安本のほうで統制を撤廃しました場合であつても、需要官庁としては明年度の需要はこれくらいで、或いは供給量がこれくらいであれば統制撤廃は可能であるとかないとかという、こういうことは担当部局としては当然そういうことを考えないと、安本の統制撤廃方針について賛成とか反対とか言い得ないはずだと思います。