1960-05-13 第34回国会 衆議院 建設委員会 第18号
こういった部分統制が、統制技術としても非常に不合理を生じておる。そういうようなことから、今回失効の時期を定める改正案を提案したわけでございます。
こういった部分統制が、統制技術としても非常に不合理を生じておる。そういうようなことから、今回失効の時期を定める改正案を提案したわけでございます。
こういう問題になつて参りますると、片柳さんと私ども若干意見が違うかと思うのでありますが、だんだん需給が安定をして参りますると、政府の供出価格と配給価格に、御承知のように全国プールの関係上相当な幅がありまして、その幅を持つた取引が経済的に、農家のほうからも消費者のほうからも当然行われることが、日本のような生産地帯が非常に細長くなつて地区々々による事情が異なりますので、どうしても避け得られないことが統制技術上起
それと同じ現象が今の統制技術としては遺憾ながら起つて参つておるのでありまして、それが闇を……、経済的な闇が政府よりもらうより安いという形で行われているというのが一つの大きな現象でないかと思うのであります。そこでどうしても政府からもらわないで、もつといいものを安く買えるという地帯が生産地帯等で起つて参りました。それがこういう形として崩れて行つたのであります。これは見解のいろいろ相違もあると思います。
ただ、今までの供出制度或いは配給制度というその統制技術の面から見ますると、今度の分はそういつた末端の点を縛らない、飽くまでも自由にやつてもらうという点におきましては、これは統制は廃止される、こういう形になるので、技術的にこれを解釈しますというと、問題を局限いたしまして、いわゆる技術という面から見れば、これは統制廃止であるということが断言できると思います。
今日の統制技術の限界としましては、やはりこういう形で、統制がくずれつつあるということを示すものではないか、こういうように実は考えております。
従いまして、今の政府の統制技術のわく内において、私がいかにがんばりましても、取締りをやりましても、こういう統制方式にはやはり限界があるということを、麦については遺憾ながら認めざるを得ない。そこにこの法案の、新しい統制の方式をかえざるを得ないという見通しがつくのじやないかというふうに考えております。
ただ現実に日本の経済の基盤、あるいは統制技術の問題について、これがなかなか行いがたい面があるので、現在のような方向をとりつつあるというお話でございます。ちようど経済調査庁の次長さんも来ておられます。
この点について小峯次官の在来からの御発言の中で、特にお伺いいたしたいことは、政府としては現在統制する必要がないというお考えであるのか、かりに統制する必要はあるけれども、統制をするために必要な、日本における現実の経済的基盤とか、統制技術等のために、思うように行かない面があるから、かえつて統制を解除したらいいという御見解を持つておるのか、どちらの御見解であるのか、承りたいと思います。
○安孫子政府委員 その点はまだ配給統制が相当強度に継続して参るのでありまするから、統制技術の上から申しますると、一県五つという場合にも、地域的にこれを分割するということが、最も適当だろうと思うのであります。
もちろんそれによつて統制技術上の欠陥を免れようと抗弁をしようという考えじやございませんが、そういう事情のあることを御了承願いたいと存ずる次第であります。今後検査の方面において十分厳重にやつて参りまして、規格のものだけを買うということについては、私どももちろん努力して参らなければならないと考えております。
さように統制技術上魚かすというものは非常にむずかしい問題なのであります。それで水産廳としましては、これが統制に対しましていろいろ意見があつたのでありますが、水産廳の今度の統制に関しての考え方は、この重要な魚かすを、飼料公團といえども十分に統制ができない。生産の面から見ましても、先ほど來各委員から実情を訴えられましたように、非常に重大な問題である。
ただしかし、この際一言申し上げさしていただきたいと思いまするのは、統制が必要であるという事柄と、統制の技術がうまく行つているかいないかという事柄と、嚴密に区別して考える必要があると私は思うのでありまして、とかく現在、いろいろの状況からいたしますと、統制技術の拙劣さが、むしろ逆に統制そのものに対する正しい考え方をゆがめる結果になる場合が多いのでありまして、この点は、われわれが注意すべきのみならず、私は
更にそこに統制技術の問題が起つて來るのであります。我我はそういう点について、尚今後一つ十分に研究をいたしまして、いわゆる統制のための統制の弊に陷らないように注意をいたして参りたい。かように考えております。
同種のものはできる限り包含いたしまして、單一化されることが統制技術の上からも強く要請されるのであります。今囘の複數制はこの理念とは凡そ矛盾するのであります。