1950-01-21 第7回国会 参議院 議院運営委員会 第12号
そこで直ちに給與本部長である増田官房長官の出席を求めまして、約二時間に亘つて、これまでの参議院の專門員制度に対する考え方を縷々説明いたしました。その結果、官房長官も衆議院に対する取扱も考慮しつつ再考することを約束されました。
そこで直ちに給與本部長である増田官房長官の出席を求めまして、約二時間に亘つて、これまでの参議院の專門員制度に対する考え方を縷々説明いたしました。その結果、官房長官も衆議院に対する取扱も考慮しつつ再考することを約束されました。
参議院の方は十五級職の三号一本で、給與本部長の方に希望をいたしております。衆議院の方は一本よりも幅を持たせることが、経歴、年令、その他の上で必要があろうから、幅を持たせて十五級職に指定せよと要求いたしておつたので、給與本部長としては給與関係方面とも了解を得まして、十五級職の一号ないし三号までと指定してあります。十五級職の二号は各省次官と同じであります。その上まで行き得る指定でございます。
ところで十四級職まではベースを横にスライドさせまして、私どもの方でそのまま認定できるのでありますが、十五級職はどういうものを十五級職に指定するかということは、給與本部長が指定することに相なつておりまして、事務的にはいたしかねておるわけであります。
○事務総長(小林次郎君) 前には國会職員というものは特別職でありましたので、給與実施本部から指図を受けなかつたけれども、一月一日から一般職に変更されましたので、その俸給を決めるに当つては、給與本部長の同意を得よということになつております。そこでいろいろ経歴等調べたり何かして、絶えず留意して、低い人もあれば高い人もある。こういうことになつておるのであります。
給與本部長の方でも御趣旨のあるところは了承したから、速かにその決定の線に副つて行くと言つておるのだから、やはりこちらが自主的に進むということが一番必要なことじやないか。十五級の三号と決めておるのですから、これ一本で行つた方がいいのではないかと私はそういうふうに思います。
從つて当時の給與本部長が、十二月二十九日に通牒を出したということも、これは法律執行の責任ある行政府としては当然のことであると思います。ただこの法律はあくまで立法府がつくられた法律でございますから、その点まで行政府に御質問になつても、ちよつと私どもは答弁能力もない。責任があるという点は法律執行の責任は十分ございます。